しろくま

軟い雑感、とりとめなく。

冷徹

2012-08-06 | TV, 映画, DVD
NHKスペシャル黒い雨~活(い)かされなかった被爆者調査~
8/06 20:00 ~:50(NHK総合)ドキュメンタリー/教養
番組内容
黒い雨・67年目の真実▽1万3000人の被爆者データが出現!放射線と病気の関係は▽調査めぐる米の思惑
詳細
昨年の暮れ、原子爆弾投下直後に降った放射性物質を含む「黒い雨」の分布地図が突然、公表された。被爆者追跡調査の歴史を丹念に追いながら、その実像に迫る。長崎の医師の問い合わせをきっかけに、データは公表された。どこでどれくらいの人が「黒い雨」に遭ったのか、これまで公式データはないとされてきただけに、広島・長崎は衝撃を受けた。データは米国の原爆傷害調査委員会(ABCC)が集め、研究を引き継いだ日米共同運営の放射線影響研究所が保管していたものだった。多くの被爆者の協力の下、集められた記録は、今に至るまで「黒い雨の影響」の研究に使われることはなかったという。なぜデータは存在を明らかにされなかったのか。調査に協力した被爆者たちは、どんな思いを抱いてきたのか。

追跡調査は
冷徹かもしれない

しかしながら
見ないようにする動き*は
ガス抜き・見殺し
はるかに 冷酷・冷血だ。

番組は最後に
赤ん坊の時広島で黒い雨に遭った被爆者が
広島に避難してきた福島のお母さんたちに語るところで
結んでいる。

毎度ながら
民放だと数字/スポンサー取れない番組。
“ゴールデン”に流すなんて、滅相もない。

旧くからのメディア、とりわけテレビって
ウェブと比べ遅く・レスポンス・つながり実感が薄いというけれど、
振れ幅の無い分、“歴史の語り部”を担っている気がするが、どうだろう。
なにも共感共有・上書き更新で転石苔生さずの新メディアと同じでなくていい。
数字取れなくとも取材/時間かける事ができるかどうか? その“時々”の番組。
それこそ、旧メディアならではの値打ちの気がするが。

*研究・調査機関もそれぞれ。

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