月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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ルナ・76

2023-06-10 04:40:48 | 詩集・瑠璃の籠

神が創ってくださった
本当の自分を
まじめに生きなさい
それだけであなたは
とても立派な
美しいものになることができる

神はあなたが
最もよいものになる道を
教えて下さる
その道を素直に進むだけで
あなたはすばらしいものに
なることができる

時に
魂を割られるような
苦しみに出会っても
神を呪うてはいけません
それはあなたが
次の光を見るための
苦しい試練の門なのです

神が創ってくださった
魂の本当の力を試すための
愛の試験なのです

つらいことも
苦しいことも
魂の経験として飲み込み
大きく育っていきなさい

楽をしようとして
盗みをしてはいけません
馬鹿になって
人に迷惑ばかりかけるようになれば
神が創ってくださった自分が
どんどん崩れてくる

取り返しのつかない
闇に落ちる前に
悪いことはやめて
正しい神の道に
戻りなさい



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ゾスマ・69

2023-06-09 04:48:32 | 詩集・瑠璃の籠

永遠に
やるつもりか
それを

本当の自分を
陰に押し隠し
嘘と盗みで作った
偽物の自分を衒い
神も自分もごまかそうとする
その無様な生き方を

愛の影をなぞり
それを型にして
珍妙な仮面を作り
それをかぶって
世間をだましていく
薄汚い下衆の生き方を

永遠に
やるつもりか

もう二度と愛しはしないと
去っていった神の
後を追いもせず
永遠に
永遠に
自分をだましていくつもりか

嘘こそが
真実なのだと



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サビク・83

2023-06-08 04:45:50 | 詩集・瑠璃の籠

美しい人になりたいのなら
その醜い嘘をやめなさい

他人の美貌を盗んで
世にもまれな美女に化け
世間をだまそうとするような
醜いことをやめなさい

にげることはできない
自分の本当の姿を受け入れ
そこからまじめに美しく
自分を生きていくのです
そうすればあなたは
あなたとして
少しずつ美しくなってくる

自分の努力や勉強を嫌がって
嘘と盗みで
いっぺんにきれいになろうとすれば
自分さえよければいいという
醜い心に落ちて
本当の自分が
どんどん崩れてくるのです

もうそろそろ
馬鹿なことはやめなさい
嘘と盗みの美人の道から
きっぱりと足を洗い
本当の美人の道を
生きなおすのです

屈辱を耐え
魂の試練を耐え
つらいことも味わわなければ
人は美しくはなれない
美しさとは
魂の強さなのです

神が下さる
宿題をまじめにやり
自分を強く美しく
育てていくことが
本当の美人の道なのです



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ダリム・14

2023-06-04 04:52:44 | 詩集・瑠璃の籠

愛が去ってゆく
愛が薄れてゆく
それなのにおまえは
まだ何もしないのか

藁のような
幻想の幸福にとりすがり
永遠の孤独の部屋に
自分を閉じ込めてゆくのか

今すぐに
すべての馬鹿を捨て
全力で走って
愛を追いかけなければ
いけないというのに

臭い糞のぬるま湯に
浸かったまま
自分はこれでいいのだと
自分をだましてゆく
それで最後まで生きるつもりか

愛が去ってゆく
愛が薄れてゆく
嘘と裏切りの向こうに
沈んでゆくおまえを
愛はもう振り返らない



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ゲンマ・100

2023-06-03 04:50:09 | 詩集・瑠璃の籠

逃げることはできない自分から
逃げ続け 逃げ続け
嘘で作った
幻の幸福の夢の中に
永遠に閉じこもろうとする
哀れな馬鹿者よ

もう期限は過ぎた
神の忍耐の緒は
粉々に砕け散った

馬鹿はやめて
帰って来いと
何万度と何億度と
叫び続けてきた
愛の声も枯れ果てた

この人間世界での
あなたの物語は終わった
あまりにも愚かで
陳腐な結末で

あなたは
愛を裏切り続け
最後まで
醜いエゴの卵から
出てこなかったのだ

ゆえに神はもう
あなたを見捨てる
すべての愛が
あなたを彼方の夢の向こうに
涙で切り捨てる

もう二度と
愛しはしないと



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ヴィンデミアトリックス・76

2023-06-02 04:49:58 | 詩集・瑠璃の籠

地獄から吹いてくる風が
あなたの背中を濡らしているというのに
あなたはまだ
その愚かな嘘をやめないのですか

嘘と盗みで作った
美貌と財産を惜しんで
糞に汚れた
ぬるま湯のようなその人生を
最後まで生きるつもりですか

愛を裏切っておきながら
愛の顔を盗んで
愛のふりをしてみなをだまそうとしている
その汚い自分を
いつになったらやめるのですか

神がもう
あなたに愛想をつかして
あなたの魂から
手を放しているというのに
あなたはまだ何もしないのですか

虚無の地獄の門が
あなたを吸い込む
薄暗い砂と風の大地の中で
あなたは永遠に
立ち尽くしていなければならない

愛を裏切りすぎた
馬鹿者の名を
魂に刻み付け
苦い孤独をなめながら
永遠に何もせず
ぼんやりと生きねばならない



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アンゲテナル・31

2023-06-01 04:33:48 | 詩集・瑠璃の籠

人を
くず呼ばわりすることを
やめなさい
人間が
人間を馬鹿にすることは
できないのです

たとえその人が
どんな難しい欠点を持った人でも
あからさまに馬鹿にすることは
やめなさい

人間が
人間を馬鹿にすれば
それが際限なく跳ね返って
すべての人間が
馬鹿になるのです

人を
くず呼ばわりすれば
自分もまた
くずになるのです

人には
美しいことばを用いて
尽くしてあげなさい
難しい欠点を持っている人には
できるだけ耐えてあげなさい
そして
神の導きを祈ってあげましょう

人間が
人間を馬鹿にすることは
できません
やれば
自分も馬鹿になるのだということを
心に刻み
決して
人を馬鹿にしてはなりません



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