馬鹿は
人類世界より
全摘出される
日の光を浴びることさえ
痛い
そこにいることにすら
言いようのない不安を感じる
そういうものはすでに
摘出されるものというしるしを
愛によって記されている
おまえたちは
ひどいことをしすぎたのだと
善良な人間の振りをして
影に回れば
妬みで人を馬鹿にしてばかりいた
真面目に努力している
美しい人間の
邪魔ばかりしていた
そして一切が苦いことになっても
何食わぬ顔をして
生きていこうとするのだ
ありとあらゆるものが
おまえの正体を見抜いているというのに
何もできない
善良な人間の顔をかぶっている馬鹿が
影であらゆる愚かな謀略を働き
嫉妬と性欲を動機に
神の救いを破壊し
人類史を馬鹿にした
ゆえにそういうものは
永遠に
この世界から吐き出される
二度と帰ってくることはできない
あられもない馬鹿をやりながら
だまっていれば助かると思い
平気でごまかしたからだ
愚か者め
