コマクサ 

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長野・北八ヶ岳③真冬の北八ヶ岳連峰

2018-01-15 00:00:00 | ハイキング

真冬の標高2400m・マイナス14℃の世界!
何がすごいかって、突き刺すような冷気。
そしてパウダースノー!!! 手ですくうとサラットサラッです!!!


坪庭のゲートで撮影。


夏はこんなに深緑だったのに!!!



振り返ったら、北八ヶ岳ピラタスロープウェイ山頂駅もこんな感じ。
逃げ込みたくなるほど冷たい~!!!(寒いを通り越して冷たさがビシビシくる感じ)

夏はこんなだったのに~。これは7月の写真ですが、この時は東京で35℃の猛暑の日、ここは24℃くらいでした^^


縞枯山荘まで、夏なら歩いたら15分で行けてしまうところなのに、
今日は真っ白・極寒過ぎて、前に進むのが怖い・・・
道は小学生時代から何度も来ていて、木の位置までわかるくらい懐かしい場所なのに、
雪だと別世界!!!
それに、夏と違うのは、雪だとものすごく静か過ぎること。
後で知ったのですが、雪は音を吸収するらしく、それで夏山と雰囲気が違うように感じたようです。
おとぎの国の世界みたいです!!!


ちょっと歩いただけなのに、ロープウェイ山頂駅がものすごく遠く感じる・・・
夏山で歩いたら、多分50歩くらいの距離なのに。

かなり奥の人たちは、スノーシューの練習に来たみたい。歩いては止まり....の繰り返し。
ものすごく寒いのに、よくあそこに立っていられるなあー・・・
手前の人たちは、ロープウェイ山頂駅を下りたら山林コースからスキーやスノボで長距離の滑降コース!
後で聞いたら、北八ヶ岳のこのコースは結構斜度があるので、中級~上級コース向きで、
初心者は危ないので止めた方がいいらしいです。


ロープウェイは夏と同じく、20分に1回到着します。
半分が、滑降コースに滑りにきたスキー・スノボ利用者、
あとの半分は、私たちみたいに坪庭を見に来た人、
スノーシュー初心者(ツアー参加者)、軽アイゼンで縞枯山荘まで散歩してくる日帰りの人、
そして12本爪のアイゼンを履いた雪山登山者。
坪庭に居るくらいだったら軽アイゼンくらいなら大丈夫かなー・・・と思ったけれど、いざ建物から離れると、
ものすごい静けさと極寒防風と、何だか孤独感みたいなものに襲われて、友だちともども、
「なんか怖いねー・・・・」
やっぱり夏山と違って、何かが棲んでいる世界みたい。
曇り~雪の、山のご機嫌ナナメな天気だったせいか、何か違いました。

軒先から、北八ヶ岳が見えるかな?という方向でしたが、ふぶいていてまったく見えず・・・


坪庭から縞枯山荘にモノを運ぶんでしょうか?、
ミニ雪上車みたいな動力で、人が歩いているのにブンブン言いながら歩道を直進していきます。


60分位坪庭に居て、散策したら帰ろうという時間配分でしたが、ものすごく寒すぎて結局友だちもトイレに逃げ帰り、
山頂駅の建物の付近から覗いて終わるという状況でした。
青空が出ればまた違ったんだろうな・・・
雪山といえど、ここが標高2400mであることを忘れていました。。。

いくつか天気が悪いとはいえ、しくじりもあり。
先ずは手袋。やはり2枚仕立ての外側はビニール・ナイロン製で、中はフリース等の生地でないと手が冷えるのも速く、
冷えた手が温まらない。とにかく水分をはじくのと、空気を遮断するのはとても大切と分かりました。

あとレインウェアのズボン下を置いてきてしまったこと。
中厚手のアンダーウェア+秋冬用のズボンは履いていましたが、大腿部は刺すような寒さでした。
それでも60分くらいまでなら我慢できそうでしたが、体力をロスしていることは直ぐに分かりました。
それに比べて、上半身はゴアテックス製のウェア・フリース帽子などを用意していたので、全然寒くなく。
やはりゴアテックスやレインウェアは超重要!!! と分かりました。
また、帽子も耳あて部分の有無で、全然首周辺の冷え方も違いました。

良かったのは、モンベルの厚手の靴下とトレッキングシューズ。
これ1枚に、トレッキング用シューズを履いていたのですが、全然足が冷えることもなく。
山の靴って強いんだな、寒さも通さないんだな!と思いました。
サラッサラッの雪も、歩くと、キュッキュっと言っていて、雪面も土と同じようにぐっと踏みしめていることが分かりました。

それから、リュックサック。
ふだん学校登山程度のリュックサックなら、タダの荷物入れくらいにしか思わないでしょうが、
山小屋泊の縦走とか、このような雪山に来ると、リュックサックがいつもと変わらず生地がしっかりしていて、
しかも、水もはじいてくれるし、とにかく色が目立つので、真っ白な雪のなかでも人が居るとカラフル♪
気持ちも華やぐし、たくさん色んな色を着た人が居ると楽しそうにさえ見えて、
ウェアのゴアテックス同様、リュックサックもやはり、黒とかグレーじゃなくてはっきりした色がとても山には映えます。
(そういえば、秋の女子ツアーに参加したら「秋山は紅葉するからブルー系が目立つのよ!、
春夏は周りが深緑だから、ブルーグリーン系はダメで、赤やオレンジがいいのよ!」と言われたような。
色的に考えれば、それほど間違っていないような気はする...)
私の今日の実感では、雪山は特に、赤とかオレンジとか、暖色系のハッキリした色がいいと思いました。

スキーも2回程度くらいしか経験がなく、ブランクがかなり空いているせいか、
本格的な雪山でしかも天気が芳しくないところに来たのは初めてで、
ビビりまくりの1日でした。
この日の気象状況(驚!):


~つづく~


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2 コメント

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はじめまして! (やまみほ)
2018-01-17 07:33:03
こんにちは。初めてコメントさせて頂きます。やまみほと申します。
一昨年秋に訪れた坪庭、、冬の景色はこんななんですね~(涙)真っ白い世界で凍てつく寒さ、そして孤独感や不安感がすごく伝わってきました。
私も少しづつ雪の山にも行ってみたいと思っているのですが、装備は万全にしないとダメそうですね。参考になりました。ありがとうございます(^-^)
ありがとうございます! (コマクサ)
2018-01-17 18:29:55
コメントありがとうございます♪初コメントだったのでとっても嬉しいです!
ものすごく楽しそうな雪山体験談やツアーコメント等を見て、スキーやスノボでない雪山・冬山の楽しみ方を覗いてみたくなり、観光気分で出かけました。ですが、やっぱり3シーズン山に行くのが好きになっているとどうしても山を歩いてみたくなり・・・!! そんなワクワク感が伝わったら嬉しいです(^^;)

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