コマクサ 

四季を通じて山や自然を愉しみ、トレッキングやハイキング、自然を愉しむ人と交流するサイトです。

双六小屋でのんびり♪

2018-12-19 00:00:00 | 山小屋
15時を過ぎたら、そうでなくても山の風の通り道な双六小屋の窪地は、風の通り道となって、ものすごく寒くなってきました。
せっかくだけど、双六岳までのピストンは断念。。。
1200mから2700mまで、標高差1400mも1日で登ったことはなかったんですもん。。疲れました。。。
そして、この吹き飛ぶような風は、ちょっと脅威でした。
次々、双六岳から帰ってくるのですが、みなさん寒さでくたくたでした。
標高差といえば、いっしょに影響を受けるレトルト君たちも、相変わらずパンパンでした。


双六小屋の1階はこんな間取りです。

見ての通り、とってもキレイ。そして新しい?! 
掃除が行き届いていて、山小屋じゃないみたい、旅館みたいです。
みんなが一番行き来する廊下に、お湯とお茶のサービスがあります。無料でした。

温かいので、寝しずと起き抜けで温かい飲み物を飲まないと、おなかを壊してしまう私にはありがたすぎるサービスです。
翌朝もみんな、ここから水筒にお茶をもらっていました。

夜ごはんになりました。みんなが一斉に食堂に集まるので、廊下に長蛇の列ができていました。
食堂に入ると、畳敷きに座布団がちゃんとあって、お膳がもう並んでいました。今日はてんぷら!!!
温かいごはんと程よい塩気のお味噌汁と抹茶塩のてんぷらが、とても美味しかった!!!

それにしても、山の上でてんぷらが出てくるとは驚きました・・・。

翌朝になりました!!!
とりあえず朝ごはん。夜ふとんの寝心地がよくて、熟睡した私たちは、朝ごはんは一番乗りでした!!!

もしかしたら100名くらい入れるくらいの食堂に朝ご飯がびっしり。
いただきます!!! 本当に、普通の温泉旅館とか昔ながらの旅館みたいです。他の山小屋より全然イイです。

何がいいって、食事を作り慣れている者としていえば、大量消費の雑然と作った大味な食事と、
それぞれちゃんと配慮が行き届いてつくられた食事って、おかず1つでも味が違うんですよね。。
そういう意味で、ワサビ平小屋、鏡平山荘のランチ、ここ双六小屋の食事は、女性が作ったようなほっとする丁寧な味でした。

朝になりました!!!
昨日と同じように寒いっ!!!
東京は35℃の日だったのに、ここは強風もあって、気温は晴れているのに5度くらいでした。
吐く息が白くて、ダウン・ゴアテックスの上着・手袋なしでは外に立っていられないくらい!!!
でも、双六小屋の外観をやっと少し余裕をもって眺められたみたいで、写真が撮れていました(そのくらい前日午後は寒かった)。
この右上のほうが、双六岳の頂上方向ですね。行けたら行きたかったな~。


今日帰る方向です。弓折岳や笠ヶ岳方面です。双六小屋とそのキャンプ地が窪地であるのがわかります。


朝は5時に食事をして、6時に出ることにしました。
もうご来光は過ぎて、明るくなっています。でも窪地なので、なんとなく薄暗い。
雪が溶けたあとの?池が残っていますが、ひっそりしています。そこを左側の斜面から登って、新穂高へ戻ります。

どんどん登っていきます。意外にも結構ここが急なんです。

ようやく稜線へ戻りました。と思ったら、昨日の雄大な槍ヶ岳の稜線が!!! 朝日を浴びて神々しい!!!

ものすごい朝です。寒いのにパワーみなぎる朝日です。こんな感覚初めてでした!!!


~つづく~

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燕山荘のご来光☀

2018-09-13 00:00:00 | 山小屋
朝になりました。
ご来光は見えないかも・・・と周りがそわそわするなかで、もっそり起き上がって、ご来光の時間を確認して、先に朝ご飯を食べることにしました。
日本の朝ごはん!という感じで、炊き立てのごはんと塩辛くないおかずがとっても美味しかったです。
昨日のおかずも、味はお母さんの味という感じのしっかり薄味で、丁寧なごはんで美味しかったです。



ごはんを食べていたら、ご来光が食堂の窓から見えてきました!!!
みんなが外に出て、歓声を上げてます!!!

ごはんを食べ終わって、外に出てみました。
さっきより、なんとなく太陽がオレンジ色に見えるような気がします。
まん丸くて、眩しくて、凝視できないくらいものすごいパワーです!!!

ちょっと時間を置いてみたら、雲が垂れ込めて、その間から光が出ています。幻想的です。


今日は雲海がすごいです。どこの山だかわからないけれど、時々山の端が見えます。


さて、今日は連休最終日ということで、下山が渋滞してしまうと、下山してから温泉に入れないということで、
早めに出ます。7時くらいで下山を開始することになりました。
今日もちょっと天気は不安定、、、だけど、まあまあ景色が昨日よりは見えています。

昨日は全然見えなかった登山道、稜線歩きが見えます。

明るくなってきました。
ここは登りで30分かかったところですが、下山は15分程度で降りてきてしまいました。

振り返ると、燕山荘が!!! 要塞みたいです。

どんどん遠くなっていくのが惜しいです・・・

途中で、ホシガラスくんがぴいぴい泣いて、別れを惜しんでくれました。

ここはハイマツの実もたくさんあって、ちょっと朝ごはんのお邪魔をしちゃったかな?

稜線歩きが終わるくらいから、
ばたばたと音がして、よく見たら、雲の間にヘリコプターが。

どこへ行くんだろう?何かあったのかな?と心配で見ていたら、ヘリコプターは燕山荘の頂上で荷卸しを始めました。
連休中にたくさんの登山客がお邪魔したので、ごみ下ろしや食料の配達を朝7時過ぎから始めていたのでした。
日本一の山小屋と聞いていったけれど、広くて、キレイで、美味しくて、なるほどなと思うところや、
合戦尾根や表銀座の厳しいロングコースというハードトレイルの世界の中で、スケールの大きい、またレベルの高い広い世界を見ることができた燕岳登山になりました。

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燕山荘の夕暮れ

2018-09-10 00:00:00 | 山小屋
遅い昼ご飯でおなかがいっぱいになって体も休まったところで、少し晴れてきたので、穂高槍が見える西方向へ行ってみることにしました。
燕山荘の正面入り口より反対側になるので、山荘のまわりをぐるっと歩けるため、散歩してみることにしました。
歩く道がまっ白!ほんとうに不思議な山です。


穂高連峰・槍ヶ岳が見えるほうへ行ってみると、まだ雲がもくもく。

足元は白い砂でさらさら。そんななか、囲われているのはコマクサの群落です。

今年は、前回の乗鞍岳に続き、コマクサにまた会えました!!!
ここの房はものすごく花が多いです。でも、雲の平方向からの風でふきさらしのなか絶えています。


もくもく雲のなかから見えてきました!槍ヶ岳です!


ドアップにしました! 神々しいというか、怖いくらいです。

大天井岳から常念のほうへいく表銀座ルートのほうは、雲海で山の端がすごいです。

ずっとここで1時間くらい風にさらされながら、穂高連峰と槍ヶ岳が出てくるのを見ていました。
みんな座って時間が止まったような時間を過ごしていました。

「ブロッケン現象が見えるよ!」ということばが聞こえて、トタン板のうえに人がたくさん集まっているところに行ってみると、
雲のなかに、しんきろうのようななかに写っている自分が見えました!
ふしぎ!でも写真にはどうしても見えませんでした

ぐるっと周回して戻ってくると、燕山荘の本館と別館が見えました。ここがよく写真に載っている風景なんですね。

雲がどんどん飛んでいくのでときどき晴れ間に燕岳が見えます!


山荘に戻ってきて、自分たちの休むところへ行ってみます。

山荘のなかはとても明るくて、ウッディな空間でした。
はしごをつたって上に登ると、3畳間があるのですが、今日は大賑わいということで、ここに今日は6人寝てくださいという・・・
本当か?!と思いましたが、どうやら本当に1畳に2名寝るみたい。
去年の10月も涸沢ヒュッテがおなじような状態でしたが、大きくて有名な山小屋ってどうしてこんなに混ませるのかな・・・
何か月も前から予約して来ている人をこんなに詰め込んで、もし何かあったらどうするんだろう?
と心配になってしまいました。。。
でも、トイレや廊下、談話室的なフロアは床も机もとてもキレイで、安心しました。
山小屋ランキング№1というのはうなづける感じはしました。

夜ごはんになりました!!!
夜ごはんの時間も、何組かに分かれていると聞いたので、少し時間より早めに行って、並んでいることにしました。
夜ごはんは、噂どおり美味しかったです。

まさかあんな急登を上ってきて、新鮮なナマ野菜や炊き立てそのもののごはんを食べられると思わなかったので、
疲れた体に感激もひとしおでした。

食べ始めたら、有名なご主人が出てきて、燕山荘のことや燕岳のことを話してくれました。
みんな食べ始めたばかりなので、あんまり振り返っていないけど、このあとご主人のアルペンホルンを聴くころには大注目でした。


夜は消灯が21時ごろで、その前にみんな疲れて19時半には横になっていました。
が、狭いところに疲れた人がたくさん寝ているので、熱気でムンムン・・・
あまりにも暑くて、へんな夢を見そうで、2時間くらい、山荘のなかをウロウロ歩いていました。
談話室のようなフロアは、あまりにも暑くて寝るところから逃れてきた人たちが自分の布団やキャンプ用の下敷きを持ってきて、
自分の寝場所を確保して、川の字になって寝ていました。。。
やっぱり予約詰めすぎなんじゃないかな・・・
ちょうど山の日だったのですが、結局窓を少し開けて、寝られるくらい涼しい夜でした。
気温はちょうど13℃くらいだったかと思います。
やっぱり山の日は、たくさんの人が詰め寄せてものすごい特異な日なんだな、、と思いました。















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燕山荘で美味しいランチと絶景を堪能🎂

2018-09-03 00:00:00 | 山小屋
合戦小屋でスイカを食べて、60分くらいゆっくり。

実はここまで一気に登ってくるので、疲労していて休憩という意味もあるけど、高度順応のために休憩する必要もあるんだそうです。
また、合戦小屋のスイカは、波田のスイカといって、松本から上高地までバスで登ってくる途中にある波田地区で取れた、美味しくて有名なスイカなんです。
ここで美味しいスイカはご当地モノということもあるけど、実は体にもとってもいいんです!!!

スイカには豊富な水分があって、糖分やカリウム・カルシウムなどのミネラル分、ビタミンB1・B2・Cなどのビタミン類が含まれていて、スイカの糖分は果糖とブドウ糖で、すぐに吸収されてエネルギーに変わるため、くたくたで登ってきて食欲がない時の栄養補給に最適なんです♪
また、シトルリンという血流を改善させて、体内に発生した活性酸素を分解して、排泄するための働きもあり、カリウムは、余計なナトリウムを出して利尿作用を高めることから、ムクミ改善にもなるそうです。(いろいろな方のブログによる情報です)。

ということで、合戦小屋で十分休んで元気になってから、再びトレッキング開始!!!
といっても、ここからは、登りはあるものの、稜線に出ます。
この日はあいにくの曇りで視界はゼロだったけど、登りはきつくありませんでした。
ここから出発です。


途中、ブルーベリーの実みたいのがたくさんついていました。

ナナカマドの実も、ここまでくると真っ赤に。
もう秋が近くなってきているんでしょうか。

ここからの展望は良いそうですが、あいにく真っ白。。。

ここからは普段なら燕山荘が上に見えるらしいですが、ガスのなかを進んでいきます。
ここから燕山荘までは、緩やかだけど、ちょっとした崖をつたって、20分くらいです。


途中、お花畑みたいにいっぱい花がありました。



これは怖い花です。

ちょっとがりがりしたところも出てきました。


見えました!真っ白ななかに燕山荘が見えます。

最後の崖はキャンプ場の下です。といってもキャンプ場が小さくて密集してる。
高校生などは宿代が無いので、キャンプしにくるそうですが、キャンプ場がいっぱいで帰らされてました。
かわいそう・・・

着きました!燕山荘。

振り返れば、燕岳山頂の方面です。まだ見えない・・・

有名な花崗岩のまっしろな砂浜みたいな登山道です。
山のうえにこんなところがあるなんて・・・という感じです。
見えました!!!有名なショット。
左側は岐阜県側。右側は長野県側で、長野県側は常にガスってました。

燕山荘は崖の上に楼閣のようにそびえたっている感じなのですが、下のほうはハイマツと、石ころ。
ホシガラスが忙しそうにハイマツのごちそう探しをしていました。

受付を済ませて、お昼にぎりぎりありつけた!!!
これが燕山荘の有名なカレーです。

どちらもスパイスが効いていて美味しい♪
どちらかというと、今風のカレーで、さわやかな辛さが先に来て、あとからじわっと美味しさが来る感じ。
グリーンカレー風の骨付きチキンカレーと、王道カツカレーです。
もう14時ぎりぎりだったので、おなかがペコペコで、ペロリと食べてしまいました。
そして、有名なケーキセット。
これも、今日は4種類あって、一番人気のあったアップルシナモンのケーキを食べました。
紅茶のティパックも、外国のもの(スーパーでどこにでも売っているものじゃない)だし、ケーキも美味しかったです。
特徴としては4種類とも、生クリーム製のものはなく、ムース系が多かったです。
コーヒー味のスポンジもほろ苦くて、ちゃんと作ってるな!という味でした。


15時くらいになって、外に出てみたら、燕岳が晴れてきました!!!
絵に描いたような山岳地帯!360度山々が雲に隠れつつも見渡せて、ものすごい大自然のなかに立っているんだ!という圧倒感に浸りました!


燕山荘や燕岳がなんでこんなに魅力的に感じるんだろうと思って考えましたが、
合戦尾根の急登のきつさ、燕山荘を中心にした北アルプスのど真ん中にいるかのような眺望、
槍ヶ岳や穂高連峰まで見渡せるロケーション、などがあって、これだけきつい登りを上ってくるんだなーと思いました。
何も、ケーキセットのためにだけ頑張るっていうとそうはいかない(笑)
そのくらいきつい登りだったです。
ただ、ここが登れたら、表銀座に行きたい、正面の雲の平のほうへも行きたい、と夢が膨らむような気もしました。

~つづく~
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長野~涸沢の夜~

2017-10-23 00:00:00 | 山小屋
15時を過ぎたら、テントや山小屋に着いて、夕ご飯までゆっくり。
夕焼けが見れるのにもまだ早いけど、風も冷たくなってきて、ほっと一息する時間。
ということで、夕ご飯まで涸沢の夕方を満喫するべく、気温は10℃以下になりかけていましたが、
外で過ごしてみることにしました。
常念のほうは未だ明るい。涸沢は穂高連峰の日影で、暗く寒くなってきました。

外の売店でみんな思い思いに温かいものを片手に過ごしてます。

自分の荷物を見てみたら、クリームパスタはお決まりのパンパン!

売店のポテチもラーメンも、パンパン。


テント泊の皆さんも、夕げのしたくが始まったのかな。

涸沢ヒュッテのテラス席は、木造で、下が山小屋になっているため、バーナーの使用が出来ないので、
お湯を沸かすことができず、したがって、温かいものを飲めないので、
売店でホットカルピスをいただきました。250ccくらいのマグカップ¥300です。
もう日影なので、みんなの空気に酔ったような感じで外に居たけれど、いでたちはダウンを着て、防寒ばっちり。
ホットカルピスやホットワインでも無ければ、凍えそうな寒さでした

夕ご飯の時間になりました!!
新館の食堂に並んで、今日も夜ご飯頂きました!!
おかずが多くて、今日もびっくり。
これだけのおかずを全部上で作るはずはないので、歩荷さんが凍らせて担いでくるのかな。。。
涸沢ヒュッテ横に、ヘリポートはあったけど、ありがたいご飯です。

ご飯を食べて、明日の出立の用意、歯磨きをしたら、あとは寝るだけ。
この頃には外は真っ暗です。疲れてしまった人から、思い思いに寝始めていました。

昨日会った沢登りが趣味のおじさんとおばさんは、穂高岳山荘に着いたかな・・・
おじさんは指を骨折していたけど、大丈夫だったかな・・・
談話室みたいなところが無く、狭かったけれど、皆さん廊下でお喋りしていたりして、私も眠くなるまで、
そこに居た人たちとお喋りしていました。
名前も仕事柄も知らないけれど、今日ここで会って、今日行ってきた場所や見たこと経験したことを話し合って、
明日の道すじを教え合って、夜ごはん後のお喋りはとても楽しい時間。
山に来た人が見ず知らずなのになぜ仲良く話せるようになるんだろうといつも思いますが、
きっと、「ここまで同じ苦労をして登ってきた仲間」だからかな~と思いました。

外が寒く暗くなると、水場の水もさらにキンキンに冷えた感じがして、歯磨きの水を手ですくうにも手が凍りそう。
でも、こんな山奥で、歯磨き粉を付けて歯を磨けるなんて。(場所によっては石鹸禁止、歯磨き粉禁止はよくある)。
お手洗いも、比較的きれいです。ただ珍しいなと思ったのは、下界ではトイレは女子が長蛇の列になるのが普通ですが、
涸沢ヒュッテでは、圧倒的に男子トイレが3倍くらい混んでます。
やっぱり山は圧倒的に男性のほうが多い証拠ですね。

食堂の大きなポットからお番茶(ほうじ茶)をもらい、夜飲めるように自分の寝床まで持ち込んで、寝支度の準備。
今日の夕方は晴れていたので、明日もモルゲンロート見えるかな~。



~つづく~

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長野~白馬・対岳館さん②~

2017-09-06 00:00:00 | 山小屋
美味しかった夕ご飯を食べ、部屋に戻るまで、広い館内を散歩しました。
夕方になるとだんだん涼しくなってきて、本当に高原みたいです。

そこかしこに、雪国、そして冬季オリンピックの雰囲気ならではのものが並べてありました。
ファンにとっては垂涎の聖地になりそうな旅館?ホテル?だと思います。
宿の方は忙しそうで、あまり話しかけられなかったけど、是非お話を聞いてみたかったです。



2階から降りてくる手すりも、山国の雰囲気たっぷり。
でも、ものすごく頑丈で、傾斜も意外に怖くないんです。作った人の知恵ですね。


温泉に行く途中に深田久弥さんの自筆が!
やっぱり白馬に、この旅館に来られてたんですね!


対岳館さんの温泉は、源泉かけ流しでした。
温度は42度くらいだと思います。ちょっと熱めでしたが、外が寒いので、ちょうど体の芯が温まってよかったです。
他にも旅館は白馬にたくさんあるけれど、最近の温泉はいろんなタイプがあるらしいので、
是非効果がいいのは源泉かけ流しがいいんじゃないかな~と。
1泊の間に3回入りにきちゃいました♪
白馬の温泉は、山梨の益富温泉~八ヶ岳の温泉あたりと同じ、火山帯では世界的にも珍しいフォッサマグナの地帯にあると書いてありました。
廊下の壁面に貼ってあったのでうまく写真が撮れたかな・・・・


翌朝になりました。
朝食の白いご飯もまた、ものすごく炊き加減が美味しい!!!
朝ご飯は大人になってから茶碗1杯食べられるほどではない私でしたが、1杯と半分おかわりしました!
おかずも贅沢なものではないけれど、一つ一つがしっかりしてて、美味しい!
大人はこういうご飯が、ごちそうになりますね。
朝から体が元気になります。


建物はやはり新館ということではないけれど、隅々まできれいにしている感じが伝わってきて、
贅沢ではない楚々とした感じがとても安心してゆっくりできる旅館でした。
対岳館さんは料理はとても美味しいので、ここに来る日は間食はせずに、食事を楽しみにきてください!
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長野~白馬・対岳館さん①~

2017-09-04 00:00:00 | 山小屋
今日は、ホームページで見たところ、NHKの『山女日記~白馬編~』に出てきそうな感じで、
山にもゆかりがありそうだったので、
こちらにお世話になることにしました。対岳館さんです。


ロビーはとてもウッディで、入口に白馬の天然水の桶などもありました。
あんまり美味しくて写真撮るのを忘れっちゃった・・・

対岳館さんのお食事どころの壁にかかっていました。立派な文字。
ここはホテル風だけど、精神は山小屋っぽいような気がします。でもとても清潔感があって大人な感じです。


窓辺に大きな松ぼっくりがありました。相当木がでかいんだろうな~

糸巻き車っていいましたっけ?昔おばあちゃんちにありました。
止めてあるけど、ちゃんと動きそうでした。



これは先代のおやじさんが山登りするときに履いてた靴みたい。昔のリュックは重そう。



夕ご飯の時間になりました。
お酒が2種類選べました。
すっきり辛口風のシャンパン。くどくないフリーティさでよく冷えてて、次のお魚料理にあってとても美味しかったです♪

それから、さっきの散歩で寄ったお酒屋さんにあった地元のお酒。『大雪渓』。
実はあまりにも美味しくて、県外に出回らないほどと書いてあったので、
お土産に買うことにして、今日は味見してみました。
すっきりして、ほんの辛口で美味しい♪♪♪



そのあとは次々、フランス料理のようなお皿がとてもきれいに盛られた料理が出てきました。
野菜がたっぷりで、でもくどくなくて、とても美味しかったです。
明日山登りに行く予定が、フランス料理のコースを食べに来た旅になったような雰囲気でした!!!
(「写真撮ってから食べなきゃ」と思いつつも、出てくるお皿があまりにも美味しそうで、ヒメマスは途中まで食べちゃって、
残り半分くらいの写真しかありませんでした、スミマセン)



実は写真には撮るのを忘れちゃったのですが、おかずに負けないくらい、白いお米のご飯が美味しかったです!
フランス料理だけど、ごはんはお櫃に入ってお茶碗と一緒に出てくるのですが、
一緒に出てきた漬物と一緒に一品になるくらい!!! 白米が美味しかった!!! 

そしてデザートも、とれたてのフルーツで、ジューシーでした!!!


~つづく~



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長野~北八ヶ岳ロープウェイのおみやげ~茅野駅周辺の温泉

2017-08-10 00:00:00 | 山小屋
いよいよ北八ヶ岳ロープウェイで下山する時刻になりました。

今回は天気も快晴でなく、ちょっと残念だったけど、これからの夏山シーズンに向けて、ロングトレイルの良い練習になったかも。
というポジティブな感想を自分に言い聞かせつつ、10分ごとに発車するロープウェイの列に並ぶことに。
小さい頃何度も来た坪庭、また来るね~♪




ちなみに、ロープウェイの割引券というのがあって、6月~9月くらい、人が集まる起点となる場所(山小屋や駅)には必ず、割引券が置いてあります。
片道一人100円引きだけど、1枚で5人まで割引してもらえます。
知っていたら、往復利用なら一人200円引き。団体ならオトク感あります♪

ちなみに、ロープウェイ待ち中の喫茶コーナーでは、蓼科では特産品のコケモモ商品がたくさん売っていました。
ジャム、ジャムソース、お菓子・・・
その中でも一番美味しかったのがコレ!

1個200円で売ってます。ヒンヤリ冷やして食べると、水おまんじゅうのようなもっちりの皮の中に甘酸っぱいコケモモ生クリームが!!!
もしかしたら、いちご大福より贅沢で美味しいかもしれません♪

こちらは、コケモモジュース♪

甘酸っぱくてすっきりしていて、酸っぱさはキツくない。
体を動かした後の疲労感にちょうどいい甘さ・酸っぱさです。
北八ヶ岳周辺に来たら、是非コケモモはオススメです。

ロープウェイがきました。しばしの空中散歩です。

寂しいけど、また来るね~♪

7分くらいで山麓駅に到着しました。下の駅はスイスアルプス風に建物が一新されてる!駅員のおじさんもコスプレしてる!


そして高山お決まりのコチラ。山麓駅は標高は言うても1400mくらいのはずだけど、これだけ膨らんでる・・・

信州だから、やっぱりわさびグッズも多いですね。


山麓駅のほうには、頂上駅には無かったコケモモアイスクリームがありました!みずみずしくて甘酸っぱくて美味しかった!¥400です。
ちょっと先っぽを食べてしまってハタと気づき、パチリ。


次のゴンドラが来ました。


目の前にちょうど来ていた茅野駅行きのバスに乗って、茅野駅まで帰ってきました。
駅前は、バスの離発着以外は静か。でも離発着時には、新宿駅か渋谷駅か?!くらいの人が大混雑します。
この時間帯は超暑かったので、皆さん建物のなかに避難していました。
植え込みには、ラベンダーが満開に咲いていてキレイでした。


茅野駅では、隠れた名湯?!があります。
駅から徒歩3分程度のところにある、茅野ステーションホテルの温泉です。
男女ともに4人ずつくらいしか入れないこじんまりとした温泉なのですが、ここは知る人ぞ知る立ち寄り湯で、
¥600で入らせてもらえます。
ホテルのロビーはとってもキレイで、下山してきた格好で入るにはちょっと気が引けるのですが、いわゆるビジネスホテル風ですが、
八ヶ岳登山利用者が多いのをご存じなのか、ホテルの方はとても親切です。
ロビーが広くて、温泉の脱衣所は狭いので、大きなザックはロビーの端っこに置かせてもらったりして、
温泉に入ると便利です。
温泉成分はラジウム温泉だそうです。温度はたぶん42度くらいでお湯は熱めです。
(ホテルHPの写真はお手製な感じ...ですが、実物はもっと新しく見えて、きちんとキレイです。)
茅野ステーションホテルの温泉の写真はコチラ http://www.cs-h.co.jp/sisetu.htm
大体、午後2~5時くらいは下山してきた人たちと少しずつ会うという感じなので、広くない温泉ということもあり、
時間には余裕をもって利用されたほうがよさそうです。

茅野駅に戻ってきたら、ツバメの子育ての真っ盛りでした。
 
アジサイが咲いていたり、ラベンダーが咲いていたり。緑化も盛んだけでなく、やっぱりリゾートでもあるのかな。
関東地方でいうと、4~6月くらいの花が一斉に見られるような季節感でした。

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長野~麦草ヒュッテ泊~

2017-07-24 00:00:00 | 山小屋
白駒池からの戻り、シカに会ってドキドキしながらも、麦草ヒュッテへ戻ってきました。

今日は初の麦草ヒュッテ泊です!
国道299号線(メルヘン街道)の中継地点でもあるので、撮影スポットだったり、
ちょっと車を降りてみることはあっても、麦草ヒュッテで宿泊する人はあんまり居ないのでは?
私も小さいころから八ヶ岳に何度か来ているけど、宿泊は初です


奥のほうに入っていくと、山小屋と同じで、前払い制のお会計ですが、
「mont-bell会員証お持ちですか?」!!!最低限のカードしか持ってこなかったので大後悔,,,
いつも持っているのにな~


冷蔵庫・アイスボックスに、飲料・アイスクリームが売っていますが、ここは山小屋価格。
清涼飲料は¥200、ビール・アルコール類(350ml缶)は¥500です。

山小屋の奥は、1階は暖炉があり食堂ホールと、お風呂・トイレ場、
2階・3階が宿泊部屋ですが、それほど混んでおらず、早くチェックインしたので、個室になりました。ラッキー
2階が個室、3階は雑魚寝できる大部屋ですが、なんと一番奥にアップライトピアノがありました!
そういえば、ウン十年前に黒百合ヒュッテに行ったときもアップライトピアノがあり、
「どうやってここまで運んだんだろ?!」と、子どもながら驚いた記憶が。

ついこの前まで暖房に使っていたような暖炉。夏山シーズンになったので、板を渡した上に雑記帳が載っていました。
みんな自由に書き込んでいました。行った人だけがわかる面白さ、”あるある”があっておもしろいですよね。

食堂ホールは広くて、交流の場っぽい。小屋のご主人が副会長でやっている北八ヶ岳苔の会の写真もいっぱい飾ってありました。
色紙は、「山のぼりはじめました」の著者、漫画家の鈴木ともこさんのサイン、
雑誌ランドネのモデル、NHKのにっぽん百名山でもたびたび登場する中川希良さんのサインなどありました!
やっぱり来てるのね~^^
あと、ものすごい歯をした古~い、錆びたノコギリ?が、モニュメントみたいに飾ってありました。
多分、これで昔は木を切ったり、薪にするのに使ったりしていたんだろうな~。


夕食までの1時間くらい、お風呂に入って、部屋でのんびりしていました。
お風呂は男女とも4人くらいずつ入れる大きさ。ここは温泉施設ではなく、水源からなのか北八ヶ岳から汲んできた水を沸騰させて、
大きな浴槽に貯めているそうです。
というのは蛇口をひねるとものすごく重く、お湯が出てくるんですが、わりと熱めで水圧はほどほど。
石鹸は持ち込み不可で、一つだけ石鹸が置いてあるので、使って良いそうですが、
「水は貴重です」張り紙が至るところにあります。
南八ヶ岳山麓は、温泉山小屋とかありますが、北八ヶ岳は温泉が湧いているところが近くに無いから、
下山せずに沸かしたお湯に入れるのは貴重ですね。
お風呂の写真は、麦草ヒュッテのHPに載っているのでどうぞ~。▶麦草ヒュッテのホームページ http://www.mugikusa.com/index.html

2階の個室はそれぞれ、北八ヶ岳にまつわる名前がついていて、1部屋6人ずつ泊まれる(布団の数が6人分だった)部屋でした。
板の間にじゅうたんがひいてあって、山小屋仕様でした。
荷物の整理をしてみたら、やはり!!! 持ってきたコレはお約束の状態になってました
ここも2100m以上は有るからね~。



夕ご飯になりました!!!
国道が近くまで来てるのに粗食?と思うかもしれませんが、実はこれが夏の、信州の家庭の典型的な食事メニュー。

小さい頃によく信州に遊びに行っていたのでわかるんですが、夏の信州の人の食卓は、肉より川魚、野菜はてんこ盛り、
くだものもよく出てきます。そして、ご飯に必ずお漬物(野沢菜とか壺漬け)、信州みそで作ったお味噌汁、そしてお茶。
信州に行くとこれなんだよな~と懐かしくなりました
「縦走するからもっとスタミナっぽい、アクセントのあるものが食べたい」という方は別途用意しておいたほうがよいかも。
ビールはその場で買えますが、前述の通り、350ML缶が500円です。

(かくいう私は、小さい頃信州に慣れ親しんでいるので、長野県のことは信州という呼び名がしっくり来る、
長野といった場合は、長野県(信州)のことを指すのではなく、「長野市(善光寺さんのあたり)」を指すような感覚になります。
長野と信州という言葉が混在しちゃってスミマセン )

夕食が終わっても19:00.夕暮れでも明るくて散歩したりしてました。


そして、あっという間に、あたりが真っ暗になりました。

寝る準備をしていたら、「キョン!!!キョン!!!」
あ、シカだ!!! と思い、窓辺を見てみたら、また、「キョン!!!キョン!!!」
声というより、ものすごい音というくらい、大きなシカの声でした。
まさか、けっこう近くに居るんじゃないか?! と思い、窓を開けてみたら、もうすでに誰かが外へ出て、ライトを照らしていました。

ものすごいライトで照射するように山のほうを照らしていたので、少しして、静かになりました。
そういえば、鹿よけネットがそこらじゅうにあったっけ、、、
シカが山小屋まで下りてくるから、山小屋のご主人が、来させないように強いライトで照射していたのかなー・・・と勝手に想像しました。

その後は、布団を敷いて、ヒュッテのなかにある苔の会の苔観察中の写真を見たり、山雑誌を見たりして、21:00に消灯しました。

~つづく~






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