コマクサ 

四季を通じて山や自然を愉しみ、トレッキングやハイキング、自然を愉しむ人と交流するサイトです。

東天狗・西天狗のパノラマコースは南八ヶ岳一望!~唐沢鉱泉へ下山

2022-08-14 19:00:00 | 縦走トレッキング
雪渓を過ぎたあたりから、東天狗のゴツゴツした溶岩帯に突入。
ここは直射日光が照りつけ、登りも一層きつくなります。


ピークが見えてきました。ここからもうちょっと・・・!がキツイ。


がしばらく我慢したらこの絶景!!!
南八ヶ岳が一望に見えるのはここ東・西天狗岳が最高




南と西方向にも今日はよい天気!


南アルプスの甲斐駒・仙丈・白根三山がよく見えます!


西天狗岳は眺望もよいだけでなく、頂上が広いので皆さんお弁当・撮影タイム!
ゆっくり眺望を眺めてから、パノラマコースへ下ります。


ゴツゴツした岩稜帯が続くため、写真が撮る余裕がなくなってきた・・・


その後は、パノラマコースに入りますが、北八ヶ岳特有のシラビソの樹林帯をどんどん下りて行きます。
ここは躊躇せずどんどん下って行かないと、長距離です。


3時間くらい下るとやっと分岐が出てきます。ここまで来たら、あと唐沢鉱泉までは約30分です。
このへんまでくると、清水が大きな川となってきました。
川の音を聞きながら下山します。


このへんまで下りてくると足もガタガタ・・・それもそのはず、本来なら初心者であれば1泊2日コースですが、
1日で下りてきてしまったので、足も棒です。

何とか踏ん張って根性で下りてきました。朝から7時間半です。
唐沢鉱泉旅館を見て、ほっとしました・・・!!
うっすら、硫黄の臭い・・・やはり温泉ですね。
ここまでくると、川も銅のような赤茶色の川底です。


やっと帰ってきました。唐沢鉱泉の駐車場も、もう皆さん帰ったあとで、ガラガラです。


ただいま~!!! 日本秘湯の会の提灯が!!!


お風呂に入ったら夕ご飯です。
信州の豪華な家庭料理という感じで、ほっこりします。でも疲れすぎて食べるのにやっとこな量。有り難い。。。
一度冬きたときは、鍋料理などもあったようです。


ということで、パンパンにほてった足を温泉に浸かって、1泊2日の温泉旅館を堪能しました。
ちなみに、食堂は、クマや鹿、オコジョやイタチ、などあらゆる動物のはく製が飾ってあります。
温泉は最高ですよ!
素朴でオススメな秘湯です

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒百合ヒュッテ~東天狗岳へ!

2022-07-04 07:00:00 | 縦走トレッキング
黒百合ヒュッテから東天狗へ向けていざ出発!

ながらかなお庭のような道を歩いていくと直ぐに中山峠へ出ました。
この分岐を右に行きます。


右に行くと硫黄岳方面がチラッと見えてきて、八ヶ岳の東側・八千穂のほうが見渡せます。
ただ、昨冬は雪がそうしたのか、左斜面の崖はそこらじゅうで雪崩が起きた模様で、
その雪崩によって東天狗へ向かう登山道が何か所も決壊していました。
そのため、決壊した登山道を避けて、たびたび右に折れて進みました。
左斜面はずっと崖が続いているので要注意です。(ということであまりの決壊の様子に驚愕していたため、写真無しです)

少し右に折れた見晴らしの良い箇所に出ました。正面右が西天狗・左が東天狗です。
さあ、ここからが天狗岳登山の核心部です。


と思ったら、あの道標の「天狗岳」の文字のあたりに見える白いのは何だろう?


と思いながら進んでみたところ、近くまできて驚愕!!! アイスバーン状態の雪渓でした!!!
六月第1週の週末に天狗岳に来たのはこれで3回目ですが、ここに雪渓があったのは初めてです!!! こんなに太陽で照らされるのにここだけなぜ??


しかたないので、意を決して、ここから登ります。ふだんでもかなりここからの急登なキツイ登りが続くんですが、左は決壊ばかりしている崖だし、コワイなんて言ってられません・・・!!! 硫黄岳がちらっと見えますがもうわき目を振らないでいきます。


とうとう来ました。雪渓の箇所です。10mくらいの直登です。


でも足の置き場があるので登りはきつくありませんでした。下りの人たちはめちゃくちゃ怖がっていました。

やっと足場が確保できて、振り返ってみたら、北八ヶ岳は絶景!!!
右下眼下に黒百合ヒュッテが。北のほうは、今日は蓼科山も北横岳も珍しく雲がかかっていない晴天です。


ここからはあと30分ほどで東天狗頂上です。
最後はぐんぐん高度を上げていきます。


~つづく~


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1年ぶりの八ヶ岳~唐沢鉱泉から黒百合ヒュッテへ~

2022-07-04 07:00:00 | 縦走トレッキング
梅雨に入るまに滑り込み!ということで毎年梅雨前に必ず行く八ヶ岳。
今年は5月の週末が全然歩きこみ出来ていないため、歩いたことのある天狗岳を目指すことにしました。

前泊は茅野駅のステーションホテル。ラジウム温泉に浸かってぐっすり休んでから、
翌朝は6時に出発し、車で唐沢鉱泉を目指します。

ここが唐沢鉱泉方面と桜台の分岐。左へ行くと唐沢鉱泉。右へ行くとオーレン小屋方面へ行きます。




15分ほど車で登りますが、標高300mくらい?を一気に登る道はジャリ道です。
昔は土の道だったので、降雨と車の車輪のせいで、深い溝ができてしまい、普通車ではいけないほどの轍(わだち)になってしまっていましたが、今年は小屋の人たちが整備してくれていたので、とても良い道になっていました。(ただしアスファルトではなく、砂利道ではあるので、砂が巻き上げられて車は多少泥はね・砂まみれのワイルド感いっぱいになります。タクシーは「車が傷むので」と呼んでもお金を支払っても来てくれない道なので要注意)
あまりの久しぶりの八ヶ岳に興奮してしまい、このへんは写真なしです・・・

ということで、涸沢鉱泉についてから、泊り客ということで駐車場に駐車させてもらって声をかけてから出発です。

※唐沢鉱泉に泊まらない車の方は、路肩の駐車スペースに駐車してから登山しますが、
20台ほどしか泊められる場所が無いので、車を唐沢鉱泉付近に止めておきたいなら、宿泊をするか、早朝朝7時までに唐沢鉱泉に来て早く駐車スペースを確保するしかないようです。
(朝8時だともう満車です)

ということで、唐沢鉱泉からまずは、黒百合ヒュッテに向けて、きょうは左側のメジャーなルートを通っていきます。
(右側のルートは、アルペンルートといって天狗岳へ直登できますが、岩を抱きかかえるように
登っていくキツイルートです。景色は最後の2400m付近から大展望になりますが、それまで3時間ほどは景色の無い樹林帯をがしがし上っていくので体力自慢の方にお勧めします)

右側のルートは足場も確保されていて、とても歩きやすいです。がいきなり深山に分け入った感じになり、とても静かなルートなので、動物注意かも?と思うくらいです。
でもこの縞枯れ状態とコケ蒸した独特な感じが、北八ヶ岳なんですよね。


歩き出して10分程度で吊り橋を渡ります。唐沢鉱泉より左へ左へ歩いていくので、渋の湯のほうへ向かっているのかな?と思うくらいです。
でも毎日人が歩いているような登山道という感じで、木陰をずっと歩いていくので、下界が蒸し暑くても、ここは天然クーラーのなかに居るみたいな涼しさです。
(この日は下界は朝から直射日光がキツイ晴天で、茅野駅周辺は朝から夏になったような日でしたが、このへんは長袖1枚では寒いくらいスッキリした涼しさでした。)


しばらく進んでいくと、だんだん急登になってきますが、なだらかな部分も有りの道なので、久しぶりのトレッキングでも厳しく感じませんでした。
1時間弱?だったかで、分岐に出ました。左の道から来た人たちは渋の湯から来たのかな?


このへんから、石ごろごろ、時折岩を渡りながら歩くなかで、岩の下にはま残雪が残っているところが出てきました。




次第に、黒百合ヒュッテまでのメインルートのハイライトである最後の川沿いの道に出ました。。。
この頃には、残雪もアイスバーンになったまま未だ残っている上を歩いたりが何度も有り、今年歩きこみしていない足にはかなり疲労が来始めて、余裕がなくなってきました。。。
ということであまり写真無いです・・・。

ということで、最後の20分はヨレヨレの状態で、黒百合ヒュッテに着きました!
未だ朝10時ですが、良い天気、お客さんもいっぱい!


正面の展望台は、夏なら溶岩を抱えるように登っていくところですが、
今年は未だ雪山状態!!!


昔から変わらない黒百合ヒュッテ。コロナ禍とかいろいろあったけどやっぱり来れてよかった・・・ジーン。


※お手洗いは宿泊しない人は200円の利用料が必要になっていました。

きょうはキャンプをする人も少し居そうです。
未だ山のような薪が積んでありました。夏山の八ヶ岳では、こんなにたくさんの薪が積んであるのは見たことなかったな~。


~つづく~


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南高尾山稜・橋本~草戸山~高尾山口

2022-06-13 07:00:00 | 縦走トレッキング
橋本・カタクリの里から今回は、南高尾山稜まで里山縦走トレッキングをしました。

橋本・カタクリの里から少し歩いた山のきわから、登山口は始まります。



木の階段を登りきると、金毘羅神社に向けて西方向へトレッキング開始です。


このへんの里山はイノシシが出るようで、張り紙してあるところは罠がしかけてあるそうです。登山道からはみ出しての立ち入りは禁止です。


10分もしないで、小松城址がでてきます。木陰のなかです。


その後もずっと緩やかな登りを登っていきます。が、このコースはどんどん登りがきつくなっていくので、最初は無理しないでいきます。


途中ヤマブキの花がキレイです。


評議原という場所へ出ました。たしかに山の中なのに広くなっていて、坂道を利用して議場みたいにつかえそうです。




緩い登りと平らな道が交互に続きます。ここは時間をかせぐところ。
途中イノシシが掘ったあとが途中でよく出てきます。春ならでは。


やっと第1関門の金毘羅神社のふもとまで来ました。ここから金毘羅神社までは登り20分くらいなんですが、数年前行ってみたらものすごい急登でクタクタになってしまったので、今回は迂回します。
このへんはハイキングコース、車では、城山湖までのツーリングコースになっているようで、ところどころに舗装された山道がでてきます。



城山湖方面へ回り込んでいくと、遠く東方面に八王子市街が見えてきました。法政大学めじろ台キャンパスが見えます。


城山湖が見えました!車で遊びに来る人もいるようです。
トレッキングで歩いている人はほとんど居ません。

とおくに「しろやまこ」と植木で書いてありますね。

湖の反対側の山のはしから、また登山開始です。ここからがついに、草戸山に向けての高度を一気にあげる登山道が始まります。


来ました。ここが今日いちばんキツイ急登です。階段の幅がビミョウにあわずキツイ・・・


登りきるまで20分くらい。くたくたになるくらいの標高差です。
のぼりきったら、さらに西方向へ道が続いています。


さらにぐんぐん登っていきます。もうこのへんは写真を撮る余裕もなく写真少な目です・・・
杉木立が多くなってきて、さきほどまでの里山というより、南高尾山稜に入ってきたなという感じがしてきます。


~つづく~
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4月第1週は”城山カタクリの里”!

2022-06-12 14:42:43 | 山イベント
東京の人にとってはカタクリの群生地はとても珍しいのですが、
JR・京王相模原線・橋本駅からバスで10分・徒歩で10分ほど歩いた場所にある、カタクリの里へ行ってきました。
毎年どんどんパワーアップして、今年はキバナカタクリ・白カタクリの花も群生で咲いていました。
その他にも花桃の鮮やかな木がたくさん、春の花木が一斉に咲いて、山桜もかすんでしまうほどの満開!
東京の方はぜひ足を運んでみることをお勧めします。

最盛期はたった7日程度らしいので、事前に「カタクリの里」ホームページは要チェック♪ https://www.katakurinosato.com/

入口付近。春の野菜や、てづくりお餅なども販売しています。


入口で、きょう咲いている花の説明書きが書いてあります。花のガイドブックを持っていなくても全部札が付いているので、花の名前が覚えられます。






ニホンカタクリ。紫いろの品の良い色が美しいですよね。


春の山野草は、やっぱりニリンソウ。




シラネアオイが山でないと4月に開花するとは!










レアなキバナカタクリ。


桃源郷のような山。


御殿場桜も満開!


駐車場も広くて充実。それよりも駐車場を取り囲む花桃がものすごくきれい。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大霧山登頂から雪道の下山!

2022-05-08 18:50:00 | トレッキング
もう少しで大霧山頂上というところで、さすがに延々と稜線歩きが長くなってきて、
さらに雪道も気になってきました。


このへんはもう写真を撮る余裕も無く、もくもくと歩いていたところ、
着きましたよー!という声とともに、頂上へ着きました。
さいごはなだらかな登りでした。
山頂からの眺望は最高!と聞いていたところ、その通りでした。
山頂の東側は杉木立で見晴らしは無いのですが、北・西、南方面は開けていて、大展望です!!


北西方向には八ヶ岳や浅間山などが遠くに見えます。


北方向には群馬から栃木の山々が一望できます。


みなさんここで休憩して眺望を楽しむ方がいっぱいいました。
ただ、雪が解けている途中なので、ぬかるみになっているところも多く、
足元注意です。

下山は北東方向に伸びる道を歩いていきます。
このへんは針葉樹林帯なので日かげで雪がごっそり残っていました。。
ここから軽アイゼンを付けて歩いていきます。
とはいっても、サクサクの雪を歩いていくので、ツルツルでなく、滑ったりはしませんでした。


この先は針葉・紅葉樹林帯を1時間ほどで400mほどいっきに下りてくるので、
かなりの急坂でした。
軽アイゼンを履いていたのと、斜面を雪を踏みしめながら歩けたので、ぐんぐん下りられましたが、
もしツルツルだったらもっと時間がかかったかも・・・!?
私たちが下山してきたほうから登り始める方もいらっしゃいましたが、
定峰峠から大霧山へ向かうルートのほうが楽です。
逆ルートだと登りがかなりキツイと思います。



最後は里山へ下りてきました。
開けたところまで来たら、先ほど下りてきた大霧山の山容が見えました。
ここまで里山に下りてくるとぽかぽか晴天で、とても雪山だったようには見えませんw


正面の山は、今は牧場になっていて、牛などの放牧をしているために草が刈り取られているそうです。
のどかです~


さらに下りてくると、春の里山の雰囲気になっていました。


車道の幅まで広がった道を下りて20分ほど歩いたところで、やっとバス通りまで下りてきました。


1時間に1本程度しかないバス停に10分前に付くことが出来、ゆっくり休憩したり、ストレッチしたりして、
バスに乗り込むことができました。
バスで最寄駅の小川駅までは30分くらいだったでしょうか、のどかでぽかぽかな陽気にほっこりしました。


初めての東武東上線乗車、小川町下車、比企三山と初ずくしでしたが、とても良いハイキング・トレッキングになりました。
縦走というほど長距離でもなく、大霧山だけならちょうど良い日帰りルートかなと思いますが、
歩き慣れている方だとあさイチで登山口から歩きだして、三山を夕方暗くなる前までに歩ききるそうです。
とはいえ、三山縦走だとかなり時間がかかるそうなので、日が長くなってからの縦走をお勧めします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初の雪山~比企三山・大霧山に向けて~

2022-05-08 13:17:26 | トレッキング
2月末のよく晴れた日に、比企三山・大霧山に行ってきました。
今年の大河ドラマで源頼朝の家臣になっていて義経の正室に娘を嫁がせた比企氏が居た、現在の埼玉県小川町周辺です。
そんなことも最初は知らず、低山なので、もう登れそうかな?と思ってみたら、前日「北斜面は残雪がたっぷりあるので、軽アイゼンを持ってきてください」とのこと。。。初雪山です!!

ちょっと緊張しながらも、たくさん一緒に行く人がいるから大丈夫かなと思って、買ってあった軽アイゼンを持って、
出かけました。
最寄駅は、西武線・小川町駅、そこからチャーターしてもらったバスで30分ほど山あいを目指して登っていき、登山口に着きました。
トイレはここが最後です。


登山口でストレッチ体操してからは、直ぐに山へ入っていきます。
車が一方通行で登れる林道はありますが、ここからトレッキング開始で、
ずっと林道のなかをひたすらくねくねと登っていきます。
まわりの風景は、よく手入れされた里山ですが、斜度は結構あります。




30分くらい上ると、さきほどの林道とぶつかり、定峰峠に出ました。
ここで一服してまた山のなかへ行きます。


けっこう急登が続きますが、だんだん体も温まってきて、ブランクは感じるもののきつくはない登りになってきました。
やはりトレッキングのブランクは数か月なら何とかなります・・・w
このへんはずっとゆるやか&急登が続くものの、雪はところどころにしか無いので、
軽アイゼンをつけなくても登れました。


稜線に出ました!比企三山がずっと連なって見えています。
あとの2座は頂上まで車でいけてキャンプ場や牧場になっているそうです。
良い天気!!


稜線の爽快さを味わったところで、直ぐに下りです。まだ大霧山まではここから1時間ほどあり、
稜線をずっと歩いていくのに、かなりの高低差がここから続きます。
かなり斜度が厳しいので、ここからけっこう「長いなー」と思い始めていました。




アップダウンをくりかえしたところ、出てきた看板にだいだらぼっち伝説が・・・!
秩父~信州あたりはだいだらぼっち伝説がよく出てきますよね。

ここからが最後の登りです。


~つづく~















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三本槍岳から見る那須連山は凄かった...!!

2021-11-07 07:00:00 | トレッキング
その後、ゆるやかな急登が始まりました!眺望が良いので気を取られているうちにどんどん息が上がっていきます。
まわりの景色が雄大で、しかも紅葉がきれいで、雲行きも目まぐるしく変わっていくので、急登になっていることを忘れていました!


その後も急登と平らな草原のなかを行く道を繰り返して、小さな小山をいくつも越えていきます。
初級コースとは聞いていたけれど、ここはやはりハイキングじゃなくて、少しレベルアップしたトレッキングコースだなあ。


平らな休憩ポイントから見た茶臼岳・朝日岳方面。

その後は笹原のなかをかき分けて、時には昨夜の台風後の水溜まりを避けて、歩いていきます。

振り返ると天気がもやったりしていますが、紅葉がきれい!

このへんまでくると、けっこう疲労が出てきていて、写真があまり撮れていません・・・
さいごは、緩やかな急登をまた登って・・・三本槍岳の頂上に着きました!!
そして、台風後の影響で曇り&防風です!!

時折、暴風で吹き飛んだ雲間から、下界の紅葉した錦の紅葉が見えました!!
三本槍岳の頂上は、広くて30人くらいが座れる場所ですが、吹きっさらしなので、かなり寒いです!!
そして、眺望は360度望めます。時々北関東の山並みも見えていたようでした。
(私は寒くて防寒着を着込んでいる最中で撮れませんでした笑)



頂上には暴風で寒すぎていられないので、短時間でお昼を済ませ、ピストンでロープウェイ駅まで戻ります。
実は、ロープウェイも緊急事態宣言で運行時間を減らしていたようで、当時15:00が最終ということで、
それまでにロープウェイ頂上駅に戻らねばなりません!! 急いで下山しなきゃ、というなかで急いで日の当たった紅葉を撮影しました。
ここからはピストンで帰路の景色です。




光の具合で、笹原の笹がキラキラして見えます。

やっと茶臼岳方面が並んで見えてくる位置まで戻ってきました。
やはり三本槍岳が茶臼岳よりももっと奥にあることが分かるコースでした。

途中、真っ赤に色づいたもみじや広葉樹を見つけました。秋ですね。




下山は何とか最終のロープウェイに間に合い、無事下山できました。
その後はバスで移動して、新しく開業したばかりの温泉へ!!
那須山・令和の湯:http://www.okashinoshiro.co.jp/facilities/onsen/

温泉はとても気合が入った説明書きでした。
源泉かけ流しのなかでも、浴場が広くて開放的で、しかも湯量が豊富だったので、とっても良い温泉でした。
体力不足で疲労があったからかもしれませんが、久しぶりに「後で気持ち良かったなあと思い出す温泉ベスト5」に入りそうです。

となりの併設されている「お菓子の城ハートランド」もあります。
ハートランドで販売されているお菓子は令和の湯の販売店でも販売されていました。美味しそうなので買えばよかったな~。
実はここ以外、駅でも見つからなかったんです・・・

その後駅に戻った時にはとっぷり日も暮れていました。
が、源泉かけ流し温泉に浸って、久しぶりの大量の汗を洗い流して、すっきりした初・東北トレッキングになりました
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

那須・三本槍岳~トレッキング再開しました!

2021-11-07 00:41:39 | トレッキング
長いコロナ禍のトンネルを抜けて、ようやく緊急事態宣言が開けたので、那須の三本槍岳へ行きました!

初東北!&初那須!&初東北新幹線!初づくしで朝からちょっと緊張して逆に早起きできました


しかも、約1時間で那須塩原駅に到着!! 東北新幹線て速いですね~。
今まで知っていたらもっと使ってみたかも。
駅前は広いロータリーになっていて、私たちトレッキング族以外にもゴルフ場へ向かう人たちも居ました。


そこから那須連山へ向けて車で30分、60分くらい?
だいぶ山に向かってエンジンふかしていたような気がします。遠くに連山が見えてきました。
まだ台風が昨夜去ったばかりなので、雲は怪しいかなと心配しなくても良さそうな感じ。


いろいろバスのなかで準備をしているうちに、マウントジーンズのロープウェイ駅に到着しました。
気象情報を確認。心配無さそう!


乗り込むと、中型のロープウェイでした。
まだ緊急事態宣言明けしたばかりなので本数は少な目になっていたようですが、快適快適

しかも振り返ると、絶景です


ロープウェイは10分程度の遊覧飛行で、その後到着すると、気持ちの良い原っぱが広がっています。
ドックランがあったりキャンプもできるのかな?こどもたちにとっては夢のような遊び場になっていました。


その脇道から、遊歩道・登山道の始まりです!!

最初はこの公園のなかを散策するようにコースが始まるのですが、次第に傾斜のきつい坂が出てきます。
分岐がありました。このへんから林がうっそうとしてきて、登山道らしくなっていきます。

道のすぐ脇の倒木に、ホコリタケが群生していました。誰かがすでにツツいて煙出しちゃった後だ・・・!


登山道を見上げると、紅葉が始まっていました。すでに標高が1200mは超えていて、朝なので空気もヒヤッとしています。
未だ30度近い東京からきた身としては、びっくりするような寒さです。



正面にピストンする三本槍岳方面の経由する山並みが見えてきました。三本槍岳はまだまだです。


左手には、茶臼岳が見えてきました!ロープウェイも見えます。未だあちらのほうは台風の影響が残って天気が悪そうかな・・・
実は同じ日に茶臼岳にいくコースもあったのですが、ハイキングのようなコース設定だったので、三本槍岳にした経緯があり、
ちょっと横目に気にしながら歩いていきます。

見晴らしのよい立ち休憩する場所で、眺望を説明する看板がありました。
さきほどの写真と見比べていただくと、那須連山が真横から眺められるのが三本槍岳行き登山コースであることが分かります。
景色が良くて、やはりこのコースを運動不足ではあるけれど、背伸びして選んでよかった・・・!と思った瞬間でした。

~つづく~
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仙丈ケ岳からの南アルプス絶景!!!

2019-01-14 00:00:00 | トレッキング
仙丈ケ岳のカールの前へ着きました!!! ここから仙丈ケ岳ピークへ登ります。
仙丈小屋がカールの中腹に小さく見えます。


馬ノ背というだけあって、この稜線の今日の眺めは最高です!!! 雲ひとつありません。
北岳が南方面?にどっしり見えます!

振り返って北方面を見ると、中央アルプス?! 雲海の上に見えます。


ここから仙丈ケ岳の頂上へ向けてカール地形を登っていきます。
北斜面だからか、朝の日光を浴びない斜面なので、うす暗いです・・・

どんどん登っていくと、高度感がスゴイ!

途中、湧き水が出ていましたが、よく見たら凍ってます!


斜面の中腹まで登ってきました。カール地形のすり鉢の真ん中くらいです。

そして、ここには仙丈小屋があります。
すれ違った人に聞いたら、昨晩は大混雑で、寝る場所もないくらいだったそうです。

小屋の様子を見てみたくて、お土産を探しに入ってみると、あったかい♪
でも、まだ急登の中腹なので、トイレ休憩だけして、引き続き登っていきます。あともう少し!

カールの稜線ぽいところへ出ました!風は冷たいけど、太陽の日差しが温かい!!!
そして、カールの斜面のハイマツがきれいです!!!

振り返ると、遠く中央アルプスや北アルプスが見えてきました!

さっき立ち寄った仙丈小屋は、もう眼下にまめつぶみたいです。

そして、稜線の先は、仙丈ケ岳のピーク!!! 登りといってもなだらかなので、あと10分程度で頂上到着です!!!

南アルプスの山並みがここで初めて、目の前に!!! 初めて見る南アルプスの山容です!!! 北アルプスと違って山容がデカい!!!

正面は、北岳~間ノ岳の日本一長い稜線!そしてその奥には、日本一高い富士山が重なって見えます!!!
仙丈ケ岳からしか見えない絶景!!!

仙丈ケ岳の頂上に着きました!!!よく写真で見る標識です。標高3,033mは、私が今まで登ったなかで一番高い標高になりました!!!


あれれ?写真を撮りまくっている私たちの足元に、ホシガラスかな? ピョンピョン飛んできました♪



仙丈ケ岳の頂上は10人程度しか立てないスペースなので、15分くらいこの絶景に浸った後、次の小仙丈を目指します。
おむすび山みたいな山が並んでる・・・あの2つの山より向こうに小仙丈があるそうです。

その向こうの雲海は鳳凰三山かな?
5分程度、降りて次のピークにとりつくと、後ろの仙丈ケ岳ピークはあっという間に遠い山みたいです。


さっきまでの仙丈小屋が眼下に!ちょうどカールのまんなかあたりでしょうか?仙丈小屋が小さく眼下に見えます。

だいぶ下りてきちゃいました!
でもこのカール地形を左に、朝8時の快晴のなかの稜線歩きは、参考です!!!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

絶景の仙丈ケ岳へGO!!! 

2019-01-01 22:00:00 | トレッキング
これから仙丈ケ岳へ向かって登山開始です。

さいしょの1合目までは、あれ?と思うくらい、道幅も広くて整備されています。

少し登ったところで、林の中から振り返ると、樹木のあいだから、甲斐駒ケ岳?のお姿が見えました。紅葉がきれい。

二合目までもわりとすぐ。このへんまではきつくないので、あんまり急がず、ゆっくりいきます。

北沢峠に着いてからお昼を食べたりしていたので、スタートが午後になり、ちょっとガスが出てきました。。

だんだん急坂が増えてきます。
このへんは、雪が降ったらちょっと厳しそう。


三合目を過ぎたら、ものすごく岩がゴロゴロ・・・いろは坂のような折りたたんだ坂道がずっと続き始めます。

ガスがかかってくるとちょっと心配になってきます。

ここが分岐です。右へ行くと、馬ノ背ヒュッテ方面、左へ行くと、仙丈ケ岳頂上までは馬ノ背ヒュッテ経由よりは10分早いそうですが、
がんがんの急登を頂上までずっと稜線づたいに上っていくルートになります。

私たちは今晩は馬ノ背ヒュッテに泊まるので、右に進みます。

急に多岐のような渓流が出てきました!ここを渡らなきゃいけないみたいです。
しかも午後で、北斜面で、ガスっているので、神秘的というかちょっと怖いです。。


ときどき上空に青空が見えますが、早く馬ノ背ヒュッテに急がないと・・・

あれ?途中で小屋が出てきました。まだ林のなかです。

小屋の後ろに回ると、稜線が見えました!その下に、屋根が!あれが馬ノ背ヒュッテらしいです。

また渓流のほうまで下ります・・・登ってきたのにだいぶ下りるなー・・・

このへんもよくトレッキング番組で出てくる場所です。藪沢というところです。
後でわかったのですが、このへんが馬ノ背ヒュッテの直下になりますが、ヒュッテが林のなかなので、目が良くないと近くまで登ってきた実感が湧きません・・・

また登りです・・・でもここは2つくらいのつづら折りを登れば、15分くらいで、ヒュッテに着きます!!!

見えてきた!!!

馬ノ背ヒュッテに着きました!!! 上から見るとこんな全景。仙丈ケ岳よりまだかなり遠い気がします。
しかも、だいぶ山懐にあるような場所で、稜線まで100mくらい下りたところです。

小屋の水場は、庭のなかにある感じ。ここで顔を洗ったり、歯磨きしたりします。
日があたる場所ではないので、日が暮れるころから結構寒いです。歯磨きはフリースやダウンを着ていく感じです。

トイレも外です。とても寒いです。。。トイレの向こう側の谷は、晴天なら鋸岳のほうが見えるらしいです。

ヒュッテの玄関には、ちょっと立ち寄りの人も立ち寄りたくなるような温かい感じです。


夕ご飯になりました!!! 馬ノ背ヒュッテ名物のカレーライスです。
中辛でレトルトカレーとかの味なんじゃない本格的なインドカレーみたいな味で、ごはんがすすみます!!!
ほくほくのジャガイモ、旨みが凝縮しているウィンナー、とっても美味しかったです。
カレーは、みんなおかわりしていました!!!

食堂は30人くらい入れる憩いのスペース。2回に分けて夕ご飯のあとは、みんなの談話室になります。
食堂を出ると、そこは乾燥室兼廊下?荷物置き場です。
馬ノ背ヒュッテは、女子旅トレッキングツアーでも泊まるところなので、もっと大規模かと思っていたのですが、
意外にこじんまりした暖かい山小屋でした。


朝ごはんは、鮭のおかず!!! 昨日の夕ご飯も朝ごはんも、白いご飯が炊きたてでおかずも1品1品美味しい。
きっと女性が作っているんだろうな〜と思っていたら、本当にそうだったみたい。厨房には女性が2人ほどいらっしゃいました。
塩分をほどほどにとって、白いご飯を美味しくいただきました。


翌朝は朝5時から朝食を済ませ、6時に出発。もう多くの人が仙丈ケ岳でご来光を見るために出発していました。

もう青空が見えてきました。いきなり急登ですが、もう青空がまぶしくて走り出したくなる景色です!!!

見えてきました、稜線です!!!

稜線に出ました!!! ものすごい景色です。ヒュッテにいるときは、想像もつかなかった眺めです。
正面は、北岳だそうです!!!

南アルプス~中央アルプス~北アルプスが絶景びよりです!!!

そして、道の先には、仙丈ケ岳!!! 仙丈カールが目の前に!!!

頂上が日の光を浴びて神々しいです。そして、先に出発した人たちの姿が見えます。
やっぱりトレッキングウェアは、はっきりした色だときれい!!!山に映えますね~♪


~つづく~
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジオライナーに乗って北沢峠へGO!!!

2018-12-30 19:30:00 | トレッキング
2018年の秋山トレッキングのハイライトは、仙丈ケ岳!!!
今年は、燕岳とあわせて、女王という呼ばれ方をしている山へ登りたかったので、秋山最後のトレッキングを仙丈ケ岳にしました。
女子旅トレッキングツアーの最終回でも選ばれる山だから、山小屋も景色もいいんだろうな〜と期待大!!!
そして、今回は、あずさに乗って茅野まで行き、茅野からJRバスが運行しているジオライナーで北沢峠を目指します。
あずさは、今年運行を始めた新型あずさ!!!
走行音がほとんど無く、社内はとても近代的な感じです。
一番良いのは、足元が広いこと。トレッキングをする人間は荷物も大きいので、上に荷棚がしっかりあることと、
トレッキングシューズを脱いでスリッパになっても、前の足元の余裕ができるだけあることです。

そして、社内販売で売っている『あずさのカードケース』2種類をゲット!!!
富士山も良いけれど、あずさならやっぱり右側の八ヶ岳の風景がいいな~♪

甲府を過ぎるころから、正面そして左側に、南アルプスが見えてきました!!!
今までウン十年、これが南アルプスであることも知らず、中央道に毎回乗って車窓から見ていました。
これから登るんだ~と思うと、何だか真剣に見入っちゃう。


茅野駅へ着きました。やはり登山客がいっぱい!!!
9割9分八ヶ岳方面です。

八ヶ岳方面は、アルピコ交通さん。あずさが茅野駅に到着してから大体10分後くらいにバスが駅に入ってきて、約5分で発車するようなダイヤです。
一番右から白樺湖・蓼科方面、北八ヶ岳・白駒池方面、美濃戸口・赤岳方面のバスです。

ジオライナーのバス停は、八ヶ岳方面の反対側10番です。誰もいない・・・


JRの駅にときどき置いてあるパンフレットです。実は茅野から北沢峠へ行けることはあまり知られていないです・・・

バスが来ました。実は、本数はめちゃ少ないです。
しかも「来年の運行もできるかどうかわからないので、アンケートにご協力お願いしますー」と運転手さんからアンケートをもらいました。
もちろん紙いっぱいにビッシリ書きました!!!

出発です。茅野市内を通り抜けてすぐに杖尽峠へ向かいます。
JRバスって・・・まだお客さん少ない路線なのはわかるけど、オンボロバスよこしたなー、、、というくらい昭和なバス。
これで45分も乗っていたら、かなり座り疲れしそう。。。

杖突峠は、小高い山の上にあるという感じ。バスの山登りでした。

茅野市内の眺めがすごい~♪今日は晴天です♪

杖突峠から今度はなだらかな山あいの台地をどんどん下っていくと20分くらい行ったところで、街に着きました。高遠です。
春は桜で有名なところです。お城は道路より上にあったようで、見えませんでした。停車時間は0分ですぐに出発です。


二宮金次郎さんで遊んじゃいけません。


街から出ると、いつの間にかまた山の中・・・みんなもバスに揺られて爆睡を始めるころ、
大きく左へ左へと曲がっていき、かなり深い山の中に・・・しかもダムが出てきました!!!

そしてなだらかな上り坂をのぼっていきます。
正面に山が見えてきました!!! 明らかにほかの山より高くて断崖絶壁でそそり立っています。

戸台口へ着きました!!! ここからバスは乗り換えです。


バスが来るまで、小屋のなかで休憩しながら情報収集です。

ここから北沢峠へ向かうバスは、小さなマイクロバスです。”近所のおじさん”みたいなうろうろしている人たちが運転手さんみたいです。


小屋のなかではおばあちゃんが、おまんじゅうやおかずなどを売っていました。

バスがくるたびに、登山客が次々買っていくので、すぐに売り切れちゃいます。

ここから乗り換えたマイクロバスに乗って、いよいよ北沢峠へ向かいます。
ここからは交通規制があるので、このマイクロバスしか登っていけません。ここがゲートです。

一番前に座っていたら、運転手さんの目前がものすごい紅葉と、ものすごい断崖絶壁の連続です!!!
断崖絶壁はあとで聞いたら、鋸岳という山で、雪山シーズンは雪山登山で有名だとか、夏はものすごく怖そうです・・・

交通規制しているので、道も片側1車線分しか無く、運転手さんがところどころで無線で話していて、うまくすれ違いをしています。


下界は半そでで暑い暑いと言っていたのに、このへんから風がひんやりしてきて、みんな長袖を着込みます。
寒くてバスに揺られていた人も起き始めた・・・と同時に、紅葉がものすごくキレイになってきました!!!

紅葉のトンネルです!!!

あれ、山のなかにバスがいっぱい止まっています。もしかして北沢峠に来ました!!!

TVのトレッキング番組で見た北沢峠です!!!



ここから、左へ向かえば、甲斐駒ケ岳。右へ向かえば、仙丈ケ岳のトレッキング開始です。
反対側へ向かえば、甲斐駒ケ岳。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

双六小屋でのんびり♪

2018-12-19 00:00:00 | 山小屋
15時を過ぎたら、そうでなくても山の風の通り道な双六小屋の窪地は、風の通り道となって、ものすごく寒くなってきました。
せっかくだけど、双六岳までのピストンは断念。。。
1200mから2700mまで、標高差1400mも1日で登ったことはなかったんですもん。。疲れました。。。
そして、この吹き飛ぶような風は、ちょっと脅威でした。
次々、双六岳から帰ってくるのですが、みなさん寒さでくたくたでした。
標高差といえば、いっしょに影響を受けるレトルト君たちも、相変わらずパンパンでした。


双六小屋の1階はこんな間取りです。

見ての通り、とってもキレイ。そして新しい?! 
掃除が行き届いていて、山小屋じゃないみたい、旅館みたいです。
みんなが一番行き来する廊下に、お湯とお茶のサービスがあります。無料でした。

温かいので、寝しずと起き抜けで温かい飲み物を飲まないと、おなかを壊してしまう私にはありがたすぎるサービスです。
翌朝もみんな、ここから水筒にお茶をもらっていました。

夜ごはんになりました。みんなが一斉に食堂に集まるので、廊下に長蛇の列ができていました。
食堂に入ると、畳敷きに座布団がちゃんとあって、お膳がもう並んでいました。今日はてんぷら!!!
温かいごはんと程よい塩気のお味噌汁と抹茶塩のてんぷらが、とても美味しかった!!!

それにしても、山の上でてんぷらが出てくるとは驚きました・・・。

翌朝になりました!!!
とりあえず朝ごはん。夜ふとんの寝心地がよくて、熟睡した私たちは、朝ごはんは一番乗りでした!!!

もしかしたら100名くらい入れるくらいの食堂に朝ご飯がびっしり。
いただきます!!! 本当に、普通の温泉旅館とか昔ながらの旅館みたいです。他の山小屋より全然イイです。

何がいいって、食事を作り慣れている者としていえば、大量消費の雑然と作った大味な食事と、
それぞれちゃんと配慮が行き届いてつくられた食事って、おかず1つでも味が違うんですよね。。
そういう意味で、ワサビ平小屋、鏡平山荘のランチ、ここ双六小屋の食事は、女性が作ったようなほっとする丁寧な味でした。

朝になりました!!!
昨日と同じように寒いっ!!!
東京は35℃の日だったのに、ここは強風もあって、気温は晴れているのに5度くらいでした。
吐く息が白くて、ダウン・ゴアテックスの上着・手袋なしでは外に立っていられないくらい!!!
でも、双六小屋の外観をやっと少し余裕をもって眺められたみたいで、写真が撮れていました(そのくらい前日午後は寒かった)。
この右上のほうが、双六岳の頂上方向ですね。行けたら行きたかったな~。


今日帰る方向です。弓折岳や笠ヶ岳方面です。双六小屋とそのキャンプ地が窪地であるのがわかります。


朝は5時に食事をして、6時に出ることにしました。
もうご来光は過ぎて、明るくなっています。でも窪地なので、なんとなく薄暗い。
雪が溶けたあとの?池が残っていますが、ひっそりしています。そこを左側の斜面から登って、新穂高へ戻ります。

どんどん登っていきます。意外にも結構ここが急なんです。

ようやく稜線へ戻りました。と思ったら、昨日の雄大な槍ヶ岳の稜線が!!! 朝日を浴びて神々しい!!!

ものすごい朝です。寒いのにパワーみなぎる朝日です。こんな感覚初めてでした!!!


~つづく~

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

弓折乗越から双六小屋への大展望トレッキング!!!

2018-12-05 00:00:00 | 縦走トレッキング
ここからは、稜線歩きです。富山県側のほうから冷たい風が吹き付けるようになるので、ちょっと疲労感を感じ始めます。


20分くらい緩やかな登り下りの稜線を進むと、突然砂丘のような場所へ来ました。

やっと、双六ということばが出てきた!でもあと2キロもあるのか?!

ベンチがあって、ここもビュースポットです。と思ったら近くにいたおじさんが、
「今は季節じゃないけど、夏に来たらここは花見だよ」と教えてくれました。ここが花見平でした!!!

たしかに、あの緑のじゅうたんに高山植物がいっぱい咲いて、槍ヶ岳がこうやって見えたら、極楽ですよね~♪


このへんはなだらかな尾根歩きなので先を急ぎます。
途中、縞模様の地層が。こんな、歩いてしか来れない2,700M近くの北アルプスのなかで地層を見ると、すごいところに来ちゃったなという感慨深いものがあります。

ところどころこんな風よけ樹林帯もありつつ紅葉トレッキングです。

ふりかえるとじわりと高度があがってる・・・弓折岳のほうは針葉樹かな?

正面はたぶん双六岳です・・・でもこのへんから風が強く、冷たくなってきて、もう時計を見たら午後です。
雲も増えてきました。今日は双六岳へ行って戻ってくるのは時間的にキツイかな・・・

アップダウンのある稜線をどんどん突き進むように歩いていくと、
正面にまた新しい山々が見えてきました!!! 

右手は槍ヶ岳を後ろに。このコースは、そんなに有名じゃないけど、実はものすごい大展望トレッキングです!!!

紅葉のなかに、さらに新しい北アルプスの山並みを発見。

むむむ?! あれは小屋?! 双六小屋です!!! でもまだものすごく遠い!!! しかもだいぶ下ったところにあるようです。
そして、あの正面の奥の黒い山は・・・?! 「あれは黒岳だよ」と前後を歩いていたおじさんが教えてくれました。
黒岳・・・つまり水晶岳です!!! あのにっぽん百名山でも、工程が長く、一番最後に行く山と言われる雲の平周辺の裏銀座ルート!!!
初めて見た・・・と思ったら何か熱いものがこみ上げてきました。
こんなにすごいところへやっときた、やっと来れた、という思いと、まだこんなに遠い世界があるんだ・・・という憧れのような感情。

と思ったら、だいぶ下り始めてました。さっき来た道が一番高かったのかも。

このあと、坂道のような下りが何回も続いて、
途中ライチョウが出くわしてハイマツのなかに逃げていくという貴重なシーンを拝見し、興奮気味で写真を撮るのを忘れていたところ、
見えてきました!!! 双六小屋です。
周りがかなり広い砂地で、キャンプ場になっています。このとき14時。朝歩き始めてから8時間が経過していました。
カメラの自動調節機能でかなり明るく映っていますが、実はだいぶ下りてきたので、山の合間のような場所で、かなり暗かったです。
そして、山々の間を吹き抜ける風の通り道のようになっていて、ここは風が強いです。

最後はごろごろした岩を飛び降りながら下って、降りたところが、双六小屋周辺でした!お疲れさまです!!!

でもあまりに風が強くて、しかも冷たい風だったので、一気に疲労が来ました。
キャンプ場の人も寒そうで、中にみんな入り込んでます。

双六小屋に近づいたら、ものすごい要塞になってました。風が強いせいなのか、建物周辺を石で囲ってあります。
さながら小さなお城みたい。

ぐるっと回ると反対側が、双六小屋の入り口でした。ものすごくキレイでしっかりした雰囲気。
こんなに北アルプスの奥地にきたという感覚なのに、あまりの整備のすごさにちょっと圧倒された・・・
涸沢ヒュッテや燕山荘などに泊まってきた私の感覚では、ここがきちんとした度合いでいうと一番です!!!

受付を済ませて、小屋に入らせてもらいました。
2階は宿泊部屋、1階に食堂、乾燥室、トイレなどの水回りがありますが、外のあまりの風の強さと寒さにみんなが玄関に逃げ込んでいました。


談話室はストーブが。つけ方が誰もわからず、寒い寒いとダウンをみんなで来ていました。

受付で宿泊手続きを済ませると、同様に、軽食やお土産なども購入できるので、ちょっとくつろぐことにしました。
15時近くになり、あまりの風の強さと冷たさに、今日は双六岳ピストンをするのを断念、ケーキセットをいただくことにしました。
山小屋で甘味は、涙がでるほどホッとしました♪
きょうは本当に、長かったです。そして大パノラマを楽しんだ一日になりました。
見たこともない世界に圧倒された一日でした。


~つづく~

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鏡平から弓折乗越へ大展望トレッキング!!!

2018-12-02 00:00:00 | 縦走トレッキング
今日は快晴
風が無いので、鏡池に映る槍ヶ岳もくっきり見えます!!!
そして、ちょっと紅葉が始まっていて、穂高~槍ヶ岳の峰々が青空に映えてキレイです!!!
NHKのにっぽん百名山で見たことはある景色だったけど、テレビの撮影と同じくらい快晴で、しかも同じ空気感のなかに居るこの感じ!!!
壮大な景色に圧倒されます。

ずっと鏡池で撮影している人もいるくらい、魅力的な景色でしたが、
私たちは今日は双六小屋まで行かなくてはならないので、撮影だけして、すぐそこの鏡平山荘で一休みし、
そこから、双六目指していきます。天気も良いし、朝早く出発したから~!と思っていたのに、確実に昼に近づいている。。。
先を急ぎます。
鏡平山荘。とてもキレイで、そして眺望がすばらしい山荘でした。

そして山荘の前のバルコニー風になっている通り道。一息するところがとても広いです。

正面は、槍ヶ岳。さっきの鏡池ほどの抜け感は無いけれど、
山荘の2階に泊まったらたぶん絶景なんだろうな・・・

ズームアップすると、槍ヶ岳!!! 最近山ガールたちが「槍さま!」というのがわかるような気がします。
「カッコいい!」と言われる所以がわからなかったのだけど、ここへきて、堂々としていてしかも鋭利で誰にも寄せ付けない感じ?!

そして正面が、またすごい山脈が広がってる!!!これからあの先へ行くのかー!!!
もう未知の世界です。

と思ったら、ヘリコプタの音がバタバタとして、「近づいてくるので、通行止めにしますー」と言われ、少し足止め。
貴重なヘリの山小屋輸送を目の当たりにすることができました。

山小屋の人に聞くところによると、晴天で風の無い日でないと呼べないので、数週間に1日くらいの割合で荷物を運んでもらうのだそう。
少し前は荒天で、山小屋の食糧が心配になるときもあるんです・・・とのこと。
山小屋で食べるカレーライスや夕ご飯、トイレットペーパーなどはこうやって運んでもらっているんですね・・・ありがたや。
鏡平山荘へヘリが荷卸ししている間は、山荘前の池周辺は通行止めになりますー


さあ、ほどなくして、出発です!!!
ここからは、鏡平までの急登と違うのかな?前が開けてます、と思ったら、ここからの登りは絶景&天空の世界が広がっていたのでした!!!

正面は、奥が深い・・・なんという山なのか地図を見ないとわからないけど、ここから数百ⅿ上であることはたしかで、
ここまで今日は1000M上がってきたのに、さらに数百ⅿことになりそう・・・

登りが始まりました!といっても、広葉樹に囲まれた、登りやすい登山道。でも今までと違って直射日光で暑くなってきた。そして風も直接受けてけっこう心地いい!!!


先行く道は大パノラマがどんどん広がっていきます!なんて雄大なんでしょ!


振り返ると、槍ヶ岳がだんだん後ろに。。。そして西鎌尾根がくっきり。尾根って感じです。

そして、その下のほうに、鏡平山荘が! まだバタバタいってヘリコプタの輸送がずっと続いてます。

ずっとずっと見ていたいくらい雄大で、紅葉の始まった美しい景色なんですが、後ろ髪を引かれながら進みます。
写真を撮りすぎて、ちょっと工程が遅れてる!
ここが弓折中段というところで、水たまりのような小さい池があり看板があります。

ここからがまた、確実に高度を上げていく登りです。

振り返るとどんどん高度が上がっていきます。紅葉が始まった時期でよかった~♪

そして、さながら天空の山小屋です。鏡平山荘は地形的に面白いところに建ってますね。

そして最後は胸突き八丁のような急登を上ると、

弓折乗越に着きました!!!

向こうは、笠ヶ岳からくる稜線上にある弓折岳で、その稜線と鏡平から登ってきた登山道がぶつかったところが弓折乗越です。
いわば鏡平からみると、頂上のように見える地点で、槍ヶ岳の眺めも最高!!!

ここは、笠ヶ岳方面から来た人にとっては、ちょっと休まないと、次へ進めない地点らしく皆さん長めの休憩をしていましたが、
私たちは双六小屋まで急ぎたいので、小休憩で先を急ぎます。

~つづく~
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする