雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

受難節やがては春の花あかり萌え出づる命あふるる日々へ

2021-02-28 20:46:00 | Weblog

 レントの会初日、好天に恵まれて、大勢の方にご来場いただきました。

 




















 
ありがとうございました😊


感謝。

 
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病む母の石になりぬる時しばしば顔の奥には声も届かぬ

2021-02-27 21:35:00 | Weblog

 今夜はきれいな月夜。

 風もない。風音の響かない夜が3日続いた。

 明日午後から、南総文化ホールギャラリーで、レントの会絵画展。

 感謝。






5人のパフォーマーの、50数点を展示いたします。

お近くにお越しの際はよろしくお願いします。




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雨去りぬおぼろ月まで病むひとの手を取り歩む塞翁が馬

2021-02-26 20:43:00 | Weblog

おぼろ月に。

今夜も風の音は聞こえない。静かな夜。



 
 水彩   出発。


 全てに感謝。





 
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潮まで膝まで行かば晴れやかな人攫ひ波初夏とならまし

2021-02-25 20:34:00 | Weblog

 今夜は風がない。珍しいことだ。

 ただ静かで、夜空に星も見えない。明日は雨模様。

 


 鉛筆習作デッサン。

 良い日だった。感謝。


 
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夜風聴き若い女猫(めねこ)を撫づるがに物語書く君は優しき

2021-02-24 20:46:00 | Weblog

 夜風と、物語と、ミイに。

 ミイは避妊手術をして今日退院してきた。開腹したので心配したが、意外にも元気で、食欲もある。性格が穏やかで、いい子だから、夜も一緒に眠れる。

 猫や音楽、面白い小説は、人生の煩わしさを忘れさせてくれる。

 


ペンドローイング、薔薇のアヌンツィアータ。


 全てに感謝。

 神さまに感謝。


 
 
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春空を抜きとりしごと少年は育ちゆくからどこまでも行く

2021-02-23 20:55:00 | Weblog

 春空に。

 


 鉛筆習作デッサン。

 静かな日だった。

 感謝。





 
 
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風丘に海鳴り聞こゆ捥がれても想ふ言葉は残骸ならず

2021-02-22 20:31:00 | Weblog
 風の音に。海鳴りが混じる風の歌。

 


水彩  野花


平穏な良い日だった。感謝。



 
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夢見しは花の囀り死者の佇つ水透きとほり浮かぶ天体

2021-02-21 21:08:00 | Weblog

 ある夢に。

 和泉式部の歌と。

 はかなしとまさしく見つる夢の世を
   おどろかで寝る我は人かは

 この歌は表と裏の解釈ができる。表裏どちらも筋道通るが、裏読みは多情を生きた彼女ゆえの、凄艶をつぶやく。それは書かない。

 




 午後、館山市内の喫茶店、エスブリュートで、珍しいコーヒーを味わった。イエメンモカハラーズという浅煎り。
 ここのコーヒーは美味しい。先日は深煎りのマンデリンをいただき、目が覚めるようなコクだった。
 浅煎りはふわりとして香りが気持ち良い。
 エスブリュートはコーヒー専門店で、値段は普通の喫茶店より高いが、それだけの価値ある美味しさと思う。

 夢や夢うつつや夢と分かぬかな
   いかなる世にや覚めむとすらむ

 紫式部、和泉式部、清少納言と同時代の才媛、赤染衛門の歌。4才女の中で、赤染は最も温厚で安定した人生を歩んだ。


 良い日だった。

 感謝。



 

 


 
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風音は潮掴みてひた迫る波の下にも都のさぶらふぞ

2021-02-20 21:48:00 | Weblog

 朝から風が強い。轟音凄まじく、湿度と波のどよめきを含む。まひるま、ふと平家物語の終盤、壇ノ浦で二位の尼時子が安徳天皇とともに入水するくだりを思い出した。時子の最期の言葉は、波の下にも都のさぶらふぞ、だろうか。
 
 人がこの世を去る時に残す言葉のいくつかは、心にしみる。平家物語の武将では、新中納言知盛の、見るべきほどのことは見つ、を覚えている。

 修羅の流血おびただしい源平騒乱と、藤原定家、式子内親王、後鳥羽院などの卓越した唯美和歌を集めた新古今和歌集とは同時代だ。戦闘と和歌と、現象はまるで違うが、どちらも新しい時代のスケールを作った。エネルギーに満ちた時代だ。

 現代は未曾有のパンデミックに襲われている。こうした災厄もまた、時代のエネルギーのあり方の一つだ。それでは、この巨大な歴史的事象に見合う力のある文華は、どこに、どんな姿でレガシーとなりつつあるのだろう?

 そんなことを考えながら、庭の手入れをした日だった。

 


 ぺンドローイング、神話。

 全てに感謝。





 

 
 

 
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重力は樹々の時間と伝へ来る悲しむなゆめ風歌響く

2021-02-19 21:15:00 | Weblog

 ひねもす風の音。海の音。

 私はこの響きが好きだ。

 今週は何やかやと慌ただしかったが、どうにか練習時間を作り、バッハPlusメンデルスゾーンとエルガーを鳴らした。

 ただそれだけだが、閉塞した生活は潤い、甲斐のある時間と思える。

 


 鉛筆習作デッサン。

 全てに感謝。

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アルファポリス