雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

やはらかに水に浸しぬ過ぎゆきをただひそやかに温(ぬく)めて送る

2018-12-31 17:28:19 | Weblog


読者のみなさん、今年もご訪問ありがとうございました。





みなさんの、すこやかに幸多き新年を念じ上げます。



出来事のすべてに感謝。



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昨日居てけふはあらざり明日にはこの細胞も新しくなる

2018-12-30 21:11:47 | Weblog

満53歳の誕生日。

自身、老いの実感はまだないが、晩年の行く末までみとおすまなざしは持った。老衰してゆく母親の世話をしているためもあるだろう。

おひとりさまの老後に決まっているから、健康には気をつけている。心身ともに、頑強にしなやかに。

夫から薔薇🌹の花束をプレゼント🎁




彼に感謝。


また、今日描きなおした私の顔。





ささやかながら、家族で祝い、平和に終わった今日だった。


神さま、ご先祖様に感謝。







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八ケ岳(やつ)おろし耳すさまじき冬晴れに絵を描くことはただひとりなり

2018-12-29 19:33:23 | Weblog

今日はここまで。




美化せず、卑下せず、私自身を写したいと思う。


あるがままの自分自身を知る今日だった。


感謝。








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ひとつずつ言葉減らして君にするやがてはどこか少しはわかる

2018-12-28 21:10:31 | Weblog

友情について。






忙しかったが、良い日だった。感謝。




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むらさきのゆかり尋ねて虹の立つ沃野歩みしむかし今かな

2018-12-27 20:00:56 | Weblog


かつて論述した源氏物語の色彩分析を改めてまとめ始めた。目的は、主に自身の色彩学の復習のためであり、もう一つは、おそらく非常に特異な古典文学についての色彩分析、色彩調和学の立脚点からの考察結果を、好学の読者に提供するためだ。

学術論文だから、硬い文体だが、曖昧な言い回しや無駄な修飾を極力排除しているので、むしろわかりやすいのではないか、と思う。




母は順調に回復してくれた。ほっとする。
できるかぎり、元気に長生きしてほしいものだ。



様々感謝。



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無花果を干したる闇の中空に家をはみ出す鞄がひらく

2018-12-26 20:09:42 | Weblog

水彩、「my family M」





今日も静かな日だった。



感謝。
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馬小屋の貧しさの中星々は輝き増して御子を守りし

2018-12-25 20:33:23 | Weblog
降誕祭に。



昨夜、また今朝と、夫とともに久しぶりに教会でミサにあずかり、今夜はささやかなノエルのご馳走を家族でいただいた。

幸せな降誕節を過ごしている。

神に感謝。





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夢路より迷ひ出でたる蝶ありてうつつ騒がず海を渡るよ

2018-12-23 20:55:46 | Weblog

夢に。





最近の母を描き始めた。


病みやつれた老婦人。顔の皺や肉付きは、母の生きた人生の地図のよう。

その時間を労わりながら、仕上げてゆこう。


母に感謝。






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髪を洗ふ水の重さが増してくる野には水仙群がり咲きぬ

2018-12-22 19:01:43 | Weblog

野水仙に。


館山から甲府に戻る時、隣家の方から水仙を束でいただいた。それをいくつかの花瓶に分けて、一日中香ってくる。すがすがしい香り。





今日は絵を休み、歌の整理を少しした。

来年、夏あたりに、第2歌集を出したいと考えている。


さて、レンブラントは毎日12時間絵を描け、と弟子たちを指導したそうだ。彼自身それを貫いたらしい。

何度か結婚し、彼よりずっと若い妻に豪華な毛皮を纏わせた姿を描いたりしているが、そんな最盛期にも画業には厳しかったのだろうか。

このレンブラントの言葉を受け継いだ日本人画家がいる。牧野邦雄だ。彼は終生毎日12時間描いたそうだ。浮世離れした一途さと、飛び抜けた画才が裏目に出たのか、在世中は人気作家ではなかったらしいが、素晴らしい作品を残している。もっとも、優れた作品を後世に残す芸術家が世渡り上手だった例は少ない。


それにしても、毎日12時間の勉強ということは、司法試験の準備に匹敵する長さだ。

私の敬愛する閨秀画家上村松園も、日がな画室に籠り、絵三昧の日常だったとか。

レンブラント、牧野邦雄、上村松園。このひとたちは、最晩年まで画力が衰えなかった。自意識過剰や傲慢に陥らず、画業を全うできれば素晴らしい。

歌を編みながらそんなことを考え、様々至らなさを実感している。

感謝。









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冬ひかる梢の風間海欲しと飛び立ちてゆく昨日を見てゐる

2018-12-21 19:38:55 | Weblog


水彩、「ラクトリス」







背景を塗りおさめる前の状態も良かったので、アップしておこう。白背景だから、他のすべての彩色が華やかに冴える。けれどもこれでは絵画としてはニュアンスを欠く。あたかも派手なフィギュアデザイン画像のようだ。

人物画の背景は私にとっては難しい。色彩調和はもちろん、筆のタッチ、色面のバランスなど、工夫を尽くさないと気に入らない。

形象を描かない色彩だけの小品背景は、言わば絵の中の人物の喋る言葉とも考える。だから手を加えない白背景のままでは、主人公の物語が書かれていない、と比喩することができる。

納得できる絵を仕上げられて、良い日だった。感謝。












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アルファポリス