雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

夢なれば果ても知られぬ桜守うす紅のまま黄泉路まで行け

2024-03-31 20:53:00 | Weblog

 桜に。


 






 静かな日だった。


 愛と感謝。

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ほろほろと秘めたる恋を明かすがに声も優しく桜ひらきぬ

2024-03-30 19:35:00 | Weblog

 館山でも桜開花!

 で、今日から安房美術会春季展初日。

 
















 





















 震災被害者支援のチャリティ募金もお願いしています。

 お立ち寄り下さい。


 愛と感謝。


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春は満ちて弥生のひかり雨上がりにふくらかな金のあぶらのごとし

2024-03-29 19:45:00 | Weblog

 雨上がりに。

 昨日からの暴風雨は夕方には止み、春のたっぷりとした陽射しを浴びた。日の光は柔らかく、晴れやかで、心もほのぼのと潤う。

 


 良い日だった。

 愛と感謝。


 
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雨の間に雲のつぶやき聞ゆるよ萌黄の雫まなかひに満ちて

2024-03-28 16:53:00 | Weblog

 春雨に。


 



 もうイースターの季節。

 しずかな時間が過ぎてゆく。


 愛と感謝。

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夏までの距離を測りつ汝(な)の頬に濃き虹映す驟雨を浴びて

2024-03-27 20:08:00 | Weblog

 雨に。

 


 穏やかな良い日だった。

 愛と感謝。

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ほのぼのと土筆揃ひぬ若草のみどりを照らす弥生の雲間に

2024-03-22 21:32:00 | Weblog

 土筆に。

 



 彼岸というのに風が冷たい。

 それでも道端には土筆が伸び、蓬。
 
 

 桜の便りも近くなってきた。

 静かな日だった。


 愛と感謝。

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風ひかる水面にアネモネ散りたれば紅を長く彼は見つめぬ

2024-03-17 20:44:00 | Weblog

 ふと。

 一昨日、南房総市のSFKギャラリーに戸部義盛さんの作陶展を観に行った。

 たまたま、作家の友人のバイオリニスト、永井由里さんがいらして、幸運にも目と鼻の先で彼女の演奏を楽しむことができた。

 












 永井さんは名門ジュリアードを首席で卒業され、長く海外で活躍された。
 その天才の音色は素晴らしく、深く、豊かで、繊細かつダイナミックだった。
 独り言のようにソフトな弓使いのタイースの瞑想曲から始まり、バッハさまざま、メンデルスゾーン、ビバルディなど、古典クラシックをたっぷりと聴かせていただいた。

 彼女の音楽を聴いている私の耳、鼓膜や、彼女の姿を見ている私の網膜は、光輝く時間を見聞きしていた。
 
 天才は翼を持っている。
 そしてそのパフォーマンスは、その時間をダイヤモンドか黄金のように、輝かせる。

 何という贅沢で幸せな時間。
 
 永井さんに感謝。

 それから、戸部さんの陶芸も素晴らしかった。ゆったりと品格のある器たちの姿。気取らず、地道な精進を重ねる作家さんの心のかたちが美しい。

 良い日だった。


 愛と感謝。

 

 

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母の手は厚く優しき器なり幼な子撫づる花のかたちに

2024-03-15 20:48:00 | Weblog

 安房美術会春季展が開催される。

 


 今回、私はボッティチェルリの作品から翻案した「薔薇と麦の聖母子」を出品する予定。

 


 ボッティチェルリの聖母の手は、どれも大きくしっかりとしている。意図的に強調されたのだろうか。安心感がある手だ。

 レオナルドのモナリザの手の華奢で、軽やかな透明感とは対象的。

 こうして日常に平和で穏やかな時間が流れる日本は、本当に恵まれている。

 愛と感謝。

 

 


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春の嵐海もとどろに街鳴りぬ爆撃のない日本の轟音

2024-03-12 19:47:00 | Weblog

 春の嵐に。


 



 こんな夜、太平洋に直面する海辺の風音は凄まじい。いつもながら、内陸育ちの私の耳には台風襲来と錯覚してしまう。

 南房総には海の神を祀る立派な社がたくさんある。この海と風の威力を常に浴びていると、ごく自然にあらぶる神の魂が身近なものになる。

 日本の平和に感謝。

 愛と感謝。




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身をしぼる嘆き抑へつ銀鼠の海を隔てぬ君は夏なり

2024-03-08 20:15:00 | Weblog

 ふと、海へ。


 


 朝の冷たい雨のあと、爽やかな晴れ間。

 静かな日だった。


 愛と感謝。

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