雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

夏の風あららかに吹く海鳴りをかたはらに聞き頂点に立つ

2019-06-30 21:31:37 | Weblog

風の音に。






すべてに感謝。




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紫陽花の母まろやかに亡きひととなるべき御子を慈しみたまふ

2019-06-28 21:13:49 | Weblog

紫陽花の聖母子。

油彩、F8号。

コレッジョの作品から。









油彩を始めてこれで9枚。遠い目標として、ノアの箱船を100枚目に描きたい。それは100号の大画面がいい。

私は動物が大好きだから。

だから、とにかくいろいろな対象をたくさん描いて、箱船を目指そうと思っている。


神に感謝。







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夏の日にゆらゆらうだるまた髪を洗ひて花の匂ひを被る

2019-06-25 20:53:38 | Weblog

コレッジョの聖母子を描き始めた。

模写だが、コピーではなく日本の母子像にする。


正統派美男美女の顔立ちというものは、世界普遍なものだから、髪の色と眼窩の影を変えると、東洋調に見える。だが、もう一味、日本ならではの風情を添えたいと考えている。










戦国時代、天下一の美女と謳われたお市の方は、こんな感じかな、など想像しながら描いている。

感謝。


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振り返る未来はここに薔薇の名は純紅をその語源とす

2019-06-24 20:19:08 | Weblog

油彩 アイデンティティ。








薔薇、ROSEは、もともと紅を意味すると聞いた。

ぎこちない作品だが、目標達成のために、これも積み重ねの一枚。

感謝。

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満潮の押し寄することああこのまま永遠てふちからに抱きこまれたし

2019-06-22 20:08:22 | Weblog

油彩 マリア








毎夜、私の部屋には満ち潮の響きが聞こえる。海を愛する私には、この響きを聴くと、形容しがたい幸福感が湧く。嬉しい、とか、懐かしい、とか、一つの言葉では包みきれない感動。哀しみも切なさも、寂しさも含まれる幸福感。


私の描いたピエタのマリアは、やはり、どことなく人間ぼい。ミケランジェロのピエタは、まさに「神々しい」印象だが。

稚拙な作品とはいえ、憧れのミケランジェロに接近している時間は、これまた幸福だった。


神に感謝。





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梅雨の月遠くの匂ひ運び来ぬ髪を洗ひてこれも流るる

2019-06-20 20:34:15 | Weblog


数日、梅雨の晴れ間が続く。


ミケランジェロのマリアを描き始めた。





モデルはピエタの聖母だが、これを数年前にペンドローイングしたものを油彩にしている。モノトーンでなく、ナチュラルな感じにしたい。


つくづく、美しい顔、と思う。ラファエルロのマリアも優美だが、ミケランジェロのピエタは美少年の冷たさをたたえている。


絵に没頭すると時間を忘れる。


感謝。

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紫陽花は月夜に似たりゆらゆらと光集めて虹暈(かさ)ひらく

2019-06-19 21:40:20 | Weblog

午後、夫とともに書家で、また水墨画家の田村洋子さんのお宅に伺った。彼女の何百枚もの紫陽花を描いた絵をじっくりと見せていただいた。

多分、その画材となった紫陽花がたくさん群がるお庭を歩いた。やや盛りを過ぎたが、さまざまな彩りが素敵だった。








甲府市と同じく、房総は紫陽花が少ないと感じていたが、今日は久しぶりに大好きな色々をゆっくり眺めることができた。私は鎌倉に長く住んだので、この季節は紫陽花が恋しい。

英語では、水の器、という美しい名前の極彩色の鞠花。









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身を包む潮聴くたび此処にある四肢確かめて海へ向かひぬ

2019-06-18 21:49:23 | Weblog


油彩 「Eos」


全体に荒削りだが、画面をまとめた。







伝統的なイコン、ことにリナシメント以降の聖母は、どの画家の作品でも、マント、トーガ、ひらたく言うと大きなうつくしい布を纏っている。それはおさなごを保護する母性の象徴であり、また華奢な肢体の聖母マリアに、ゆったりした地母神的豊かさを添える。

プリミティブな地母神は堂々とした裸体の持ち主だが、処女である無原罪のマリア像は殆どがほっそりしている。マリアの纏うひろやかで豪奢な絹が地母神の脂肪の代わりということか。

ともかく、長い裳裾や襞は、薔薇の花弁と等しく、聖母マリア像を飾る大切な必須アイテムなので、緻密に描きたいと思っている。

これはそのための習作でもあるが、具象を離れた私自身の心象風景になっている。

神に感謝。





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月明かり音消して寄るジャスミンの香り辿りて故郷へ行かな

2019-06-16 20:05:31 | Weblog

月光に。

今夜、館山は素敵な梅雨月夜。金星もきらきらと。





新しい絵を始めた。


良い日だった。感謝。

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雨のまへ打たれてひかる水の面(も)に我が投げしものをいつ思ひ出す

2019-06-14 20:32:13 | Weblog

雨の気配に






今日の全てに感謝。



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