ちょぺっと一言

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山辰雄 生誕100年記念特別展

2012年06月26日 | 感想


生誕100周年記念…特別展
だからなのでしょうか…
作品が16点と文藝春秋の表紙の展示でした。

存在を意識した数々の絵。
柔らかな色彩に何か霧のベールがかけられた様な神秘さも感じました。

三人…と題した作品は柔らかな微笑みからダ・ヴィンチのモナリザ!?キリスト!?と頭に浮かびました。
高山辰雄氏はゴーギャンの伝記を読み影響を受けたが日本画にこだわり描いていたようです。
特に裸婦はゴーギャンを思わせる作品でした。
少女と題した一枚は少女の表情は正に日本画でした。

Hitomi.Taniguchi

梅雨とは露知らずの紫の朝顔麗し!

2012年06月22日 | Weblog

朝顔の、あのビロードのような柔らかい色がなんともいえない。
梅雨時の花はあじさいだというが、でかすぎるし、葉っぱもなんだか
そこら辺の雑草にみえて、ますます鬱陶しくなってしまう。

 朝顔が夕方にしぼんでいるのをみると、さあ、また明日、会いましょう、
お先に失礼しますって感じで、その時間にピタリと合った花の開閉が規則正しくて、
ちょっと固すぎないでもないが、時間を思わせる花というのも悪くない。

 それと、散ることもなく、毎年いつも同じ場所に花開くというのも面白い。
はじめの頃は、今年はどうかなと思って心配したが、そのうち、おなじところに
花が咲くことをおぼえると、忠犬ハチ公みたいだと思える。

いや、朝顔からみれば、このおっさんは毎年見に来る、まるで忠犬働きハチって感じだ
と哀れんでいるかもしれない。

 どっちにしろ、美しい、定位置、共感というのは印象に残ることの3要素かもしれない。

明日も、あのむらさきのビロードのような朝様に会いに、、、行くべ。




放射能汚染に一過はない!

2012年06月19日 | Weblog
今日は台風。
風水害が起きたところでは大変でも、普通は1日我慢すれば
翌日は台風一過で晴天。

ところが放射能汚染に一過はない、これから何十年と続く。
現地では自然災害の自然らしさを考えると、いかに原発が不自然極まりないか、
怒りは収まらないだろう。

いつ終わるか分からない苦しみ、これほど忍耐の試される試練はないだろう。
たまたま被害を受けなかった人は、常に思いを寄せ、思い出し、
時には議論をすべきだろう。
もっと自然エネルギーを活用するにはどうしたらよいか、
たまには蝋燭で暮らすのもいいだろうとか、考えなくてはならない。

台風の強烈な音を聴いていると、質素だけど、笑い・静寂がある自然の生活を考えたい、
そんな気がします。

明日は29度、暑さに挑戦です。

xa



絵画の歴史を壊したのはピカソ、マチスだ!

2012年06月15日 | 感想

 

六本木の美術館でエルミタージュ美術展を見ましたが、
確か、ロシアの現地は金ぴかで、まばゆいばかりの美術館だったと
テレビで見たと思っていたので、
こちらで普通に展示されているのを見て、
それほど驚くこともなかったですね。

 よかったのは、ルネサンス、バロック、ロココ、バルビゾン、印象派、マチス、ピカソと
歴史の流れにそって絵画が並んでいること。勉強にはなりますね。

今回の驚きは、フォビズム(野獣)、キュビズム(多面的)とかが入ってくると、
抽象的になって、何書いてんだか、わけわかんないになるんだ、
犯人はピカソ、色の好きなマチスあたりから始まったのかと納得した次第。

 普通の絵を描いてよっていいたくなるのですが、これが何億とかになるのだから、
こちらの目が節穴なのかと思いながらも、500円追加して音声ガイドの解説を聞きながらそぞろ歩きでながめる。
いや、なかには写真撮影はダメなので、その場でスケッチしている人がいて、
これがまたうまいんだ。
みとれていたら、微笑まれて困りました。

相手は外人の男なんで、勘違いされてはまずいとクールに反応しましたけどね。

 お土産は、ロシア民族風の刺繍が入ったエプロンをどっかの彼女のために買ったというわけです。

やっぱ金ぴかの現地で見るべきですね。一応、チケットをご覧くだされ。



メトロ乃木坂駅が便利ですよ。




高槁由一 展

2012年06月12日 | 感想



教科書で岸田劉生の麗子像と並んで一度は目にした事がある
つるされた鮭を描いた高槁由一。

どれもが触れた くなるほどリアルな質感描写に吸い込まれた。
鎖国の江戸時代、その時代に洋画家を目指し、
しかも油絵具など手作りした油絵具を使い
ほとんど独学…
“質感”の表現にこだわった筆遣いまで残っていた。
また東北新道写生旅程図は、その時代に旅をしている…
どこか懐かしい感じさえした。

Hitomi Taniguchi


中国本国の現代ドラマが観たい!

2012年06月12日 | Weblog

 韓国の現代ドラマで多いのが、三角関係のなかで二人の関係を残りの
一人がどっかで見ている、
自動車事故、実は親子だった、別れて海外へ、
でも最後はハッピーエンド。

 冬ソナ以来、ほとんど似たようなパターン、
たまに朝鮮戦争の生々しいのがあってショッキングだけど、
男女関係は似たような感じで、そろそろ飽きてもいいようなもんだけど
韓国では気晴らしのドラマとして流行っているらしい。

 飽きやすい日本人のため、NHKが役者を呼ぶパターンも増えてきたと思う。
どれほど効果があるのか、現物とドラマでの演技が違いすぎる感じもする。
時代劇もチャングムで大体は想像がついた。

そこで、中国の現代ドラマを見たいと思うのだが、
北京バイオリン以来、台湾のコメディーくらいしかない。
 北京バイオリンは、筋はたいしたことなかったが、
中国人の生活風土に少しふれた感じがしてよかったと思っている。
中国の若者の孤独な感じが、どんなものなのか知りたいところである。


中国のスパイ映画もいいかも。


ルーブルの臭う怪!

2012年06月08日 | Weblog

 昔、フランスのツアーに行ったとき、ルーブル美術館から出たとこで、
人数チェックしたら、よくある1人足りない。
さ、どうしたもんだ、モナリザの謎はあるけど、ルーブルの謎はちょっとねー、
と はじめはクスクス笑ってたけど、時間が迫るにつれ、
なんてやつだ、日本人かそれでも、と過激になりだしたら、
すんません、お腹壊したうえに、紙もなくなって大変だったんですよ、
え、まさか、近寄らないでと言おうかと待ち構えたら、
なんと不敵にもにやっと笑ったのである。

 トイレの隣が中国人らしいので、紙に、おぼえたての中国語で
手紙と書いて隙間から、さしだしたら 笑ったかどうかしらないけど、
空中からペーパーが降ってきたとのこと。

よかったわねー、とみんな一安心して、
それでもバスの中は、彼の隣だけ空席でしたが、出発となったのでした。

持つべきものは紙と友ですね。

xa





ボストン美術館展

2012年06月06日 | 感想
 

東京国立博物館で開催中の ボストン美術館展
入館まで待ち時間40分

混雑のため展示品の周りは人の頭が動かず。
なぜにガラスヘバリつく…遠目に観たい展示品にも人!!人!!動かない人々


水墨画の絵は子どもの頃自宅の掛け軸で「なんて不気味」と苦手だった。
遣唐使吉備真備の冒険絵巻はとても面白かった。
特に巻二、待ちくたびれた従者達の様子や吉備大臣が碁を打つ…
それを興味深く覗き込む従者達の姿が愉快だった。

自由奔放な蕭白の雲龍図はやはり迫力があった。
しかしこの絵こそ離れて観たい作品。
ウィンドーから離れない人が多い下半分は頭!!で見え無くて残念。

騎龍弁天の絵も福よかで温かい顔していた。


たくさんの作品は大切に保護さ れ呼吸し続けていると感じた。

絵画から発せられるエネルギー …
フェノロサ、天心、ヒゲローの 収集への情熱と眼識の鋭さ、
そのスケールの大きさにあらためてため息がでた。

Hitomi.Taniguchi

アンリ・ル・シダネル

2012年06月01日 | 感想


損保ジャパン美術館
入り口からは東京スカイツリーと東京タワーが一度に見られる最高の場所。

薔薇と光の画家アンリ・ル・シダネル
会場に入った途端に「油絵絵の具」の匂いが漂い
全体を見渡すと優しい風が吹いているような…

シダネルの風景画の建物には窓があり、そのいくつかの窓には灯りが。
灯りは温かく家族の会話や笑い声が聞こえて来そうな感じさえする。

オワーズ県の運河の風景も穏やかで、運河の水面の光は「キラキラ」「ゆらゆら」
穏やかな町に流れる運河の波はゆらゆら光に輝いている。

月の明かりをテーマにした数々の絵も、
充実した日の明かりが終わり一段と柔らかな明かりが

《食卓》
夕暮れの光を赤い絵の具を濃淡で表現し、
テーブルに置かれた食材すら柔らかな感じがした。

《ベルサイユ》
薔薇の庭と建物…光がを演出し風に薔薇の香りが漂う安らぎのある風景。

モネやゴッホが好きだったけど今回アンリ・ル・シダネルの作品を初めて観賞し
シダネルは本当に穏やかな生涯をすごしたのだろうと。

何にしても人柄が表れる…強く感じ自分も穏やかな温かな作品を作れる様に心がけたい。



Hitomi.Taniguchi