はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

なぜ取材に応じるか

2020-08-14 22:03:28 | モーリシャス:日常生活
日本のメディアからの取材依頼が多く
とても落ち着かない1週間。

事故内容を把握してきっちりとした仕事をしている
という印象を与える番組担当者もいれば、
まったく事前勉強をしているようにも見受けられず
リサーチ作業を無償で投げられたような印象を受ける
番組担当者までいろいろ。

この人たちにとって、私が取材を受けている理由なんて
どうでもいいんだろうなと思いつつ、それでも話した。
誰かが伝える義務があると思うから。

モーリシャスは日本の多くの人にとっては
どこにあるかもよくわからない遠い国。
関心もなければ自分に影響もない国。

でも、その国の人は日本の会社の起こしたことで
大きな被害を受けている。
環境に対する被害が甚大なだけではない。
新型コロナ対策で国境封鎖が続く中、観光業を始めとして
失業者が増えている。追い打ちをかけてのこの事故。
経済的にも大きなダメージになるだろう。

ことの重大さが伝わっていればと思う。





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2 コメント

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船の世界に国境はありません (舶匝(@online_checker))
2020-08-15 12:58:46
ただ、リスク配分と費用負担があるだけです。

船の所有関係を辿れば、日本国内に本店所在地のある企業に辿り着くだけの話。
船主や荷主の本店所在地は、船の世界では、決定的な意味を持ちにくい(言うまでもなく、船員の国籍も)。

今回のモーリシャス沖の海難事故では、モーリシャス政府の「積極的」不作為ふりが、目に付きました。
サルベージ作業中に油が漏れる恐れくらいモーリシャスの政府ならば、予測できた事態です(モーリシャスは、船の寄港地として日本でも知られている)。
今回の油濁汚染は、モーリシャス政府が不作為によって招き寄せた事態、と見ています。
https://blog.goo.ne.jp/hakusou_onlinechecker/e/bbf3fdf597be0120d9637d65043652be
舶匝さま (ブログ主)
2020-08-15 16:39:15
コメントありがとうございます。おっしゃる通り、モーリシャス政府の対応に問題があったと言う指摘は現地野党や一部メディアからも出ています。
外に出ている報道、および目に見える形の行動からは、座礁してから重油流出までのモーリシャス政府の対応がどうであったのか掴みづらい印象です。

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