はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

気づいたら

2020-12-31 21:06:14 | モーリシャス:ビジネス
大晦日。
12月に一度もブログを書いていなかったことさえ気づいていなかった。
この1ヶ月は結構忙しく仕事をしていた。

まず大きな変化は100%リモートの環境でモーリシャスから
日本の会社で働くことになったこと。アメリカ本社の日本支社。
この会社で働く99%は契約社員、かつ100%リモート。
人材募集、採用、実際の業務まで全部リモート。
給料はドルで時給、他に一切手当なし、支払いは毎週末締め。
これからの社会の流れに乗っている。

日本の優良企業で高給+手厚い福利厚生という待遇で働いている人には
魅力はないかもしれないが、世界の僻地に住んでいる私にはぴったり。
働かしてくれると言う間はしばらく働くつもり。

もうひとつ、座礁事故がらみでクラウドファンディングをしたい、
という日本企業のお手伝いもしている。
こちらは来年早々クラウドファンディングサイトが立ち上がる予定。

今年もありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。



フリーランス

2019-02-11 14:16:57 | モーリシャス:ビジネス
昨年、労働許可をもらったものの、
実質収入になることはほとんどできないうちに年が明けた。
ひとつにはモーリシャスというマーケットが小さすぎることが理由。
それではまずいので、年始からネット経由で在宅でできる仕事を始める。

初めは誰でも思いつきそうな英日翻訳、と思ったけれど正直割に合わない。
翻訳の料金体系は大抵、原文1ワードあたりいくら、なので
どれだけ早くこなせるかが鍵。
にも関わらず、私の場合あれこれ考えてしまうので時間がかかる。
しかも機械翻訳が出てきてからは、値段は下降傾向。

どうしたものかと思っていたところ、
もう少しビジネス寄りなことをすれば時給の高い仕事ができそうだ
ということがわかってきた。日本+ビジネスの組み合わせ。
日本市場の市場調査、マーケティング関連業務、製品ローカライズ関連業務など。
しかもその方が翻訳よりも楽しい。

初めて1ヶ月半足らず。まだまだ開拓中だけど、手応えあり。
今更ながら、ネット経由で仕事をするとお客さんそして自分の在住地問わず、
世界中で自分を必要としている人相手に仕事ができるので
分野はニッチでも案外お客様はいる。
今までのお客さんは、アメリカ、イギリス、シンガポール、
などタイムゾーンもバラバラ。

加えて毎日2時間かけて会社と自宅を往復する必要もないので
子育てとの両立の意味でも在宅はやっぱりベスト。

今後の課題は、身もふたもないけど、
時給を上げることと稼働率を上げること。






帰宅ラッシュ

2018-10-29 16:27:04 | モーリシャス:ビジネス
モーリシャスはここ数年車両の数が増える一方で
渋滞も悪化するばかり、とは聞いていたが
今までは田舎暮らしで渋滞とはほぼ無縁の生活。

が、先日オフィスビル街から帰宅する際、
ばっちり金曜夜の帰宅ラッシュにはまった。
オフィスビル街から出るにも渋滞、
途中のジャンクションでも渋滞、
うちの近くの大きめの交差点でも渋滞。
渋滞の可能性のある箇所がことごとく渋滞。
噂には聞いていたがここまでとは。

帰宅するまでに1時間半かかった。
東京の通勤事情の厳しさに負けずとも劣らない。
しかも車だとその間、寝るわけにも本を読むわけにもいかない。

世界中そういう通勤事情の人はたくさんいるんだろうけど、
ライチの木を眺めつつ、サトウキビ畑を抜けて、という環境で
そういう事態にハマると大都会で渋滞にはまるよりも理不尽さを感じる。
全くロジックではないのはわかっているけれど。

今回は道を知らないので、幹線道路中心に通ったのも敗因。
もし頻繁に行くことになったら、抜け道を探さないと。

金曜夜、というおそらく最悪ケースを経験したので
これより酷いことはそうそうないだろう。

いっそ昔のサトウキビ運搬のために使っていた線路を整備して
どーんと鉄道を通す、とかしてくれたらいいのですが。






久々の戦闘服モード

2018-10-25 18:33:54 | モーリシャス:ビジネス
縁あって某モーリシャス企業にお話を伺いに行く。
モーリシャスのオフィスビルが立ち並ぶエリアに
その会社のオフィスもあった。

もしもの時のためにこの夏日本で買っておいた
スーツを引っ張り出してきて久々戦闘服モードに。

はじめに着た服をHに見せたら
「大企業で銀行相手に仕事するならそれでいいけど
あまりにもかっちり真面目に収まってる。
そもそも君はそういうキャラじゃないんだし(悪かったな)、
相手の会社もそういう社風じゃないだろうから
もっとアグレッシブな感じにした方がいい。」
とダメ出しを受けた。
ごもっとも。

目指すイメージはアクティブでイニシアチブを取れる
ビジネスパーソン。結果すっかり着替え直し。
日本の都市銀行のお客様のところに初めて伺うとしたら
この格好ではいかないよな、という格好に。

結果的にはそれで良かったと思う。
Hに感謝。






労働許可取得!

2018-07-04 14:25:32 | モーリシャス:ビジネス
ついに労働許可を取得できた。
4月20日に提出してから予想以上に時間がかかったけれど
取得できて良かった。

取りに行ってもまたなんだかんだと言って
もらえなかったりするんじゃないか、と
いらないことを考えたりしながら行って見たら
すんなりもらえた。

これで向こう3年間、働ける。
やったー。

で、狙ったように今晩日本へ出発。
出発までに取得できて運が良かった。

書類提出済

2018-06-17 21:04:00 | モーリシャス:ビジネス
事業の登録と海外送金が終わり、
銀行から送金証明書を入手し、
Hに今の居住許可書のキャンセル依頼のレターを
書いてもらい(下書きはもちろん私)、
いよいよモーリシャスのBoard of Investmentという
公的機関に書類一式を提出。達成感よりはほっとした。

事前に電話で提出日時を予約するように、と言われていたけれど
20回ぐらい電話しても担当者に繋がらないので
直接出向いたらほとんど待たずに会えた。助かった。
が、なぜ予約が必要とか言ったのか。
これまでにもこの申請がらみでは思った通りにいかないことは
このブログに書いていないことも含めて
あらゆる側面で散々あったのでもう驚かないけど、疲れる。

上記のようなことはあるとはいえ、
Board of Investmentに務める人たちには総じて好印象。
基本的にはルールを適用しなければいけない人たちだけど
ただ杓子定規なわけではなくて、
モーリシャスに利益をもたらすであろう外国人に対しては許可を出す、
というベースの部分の目的意識がちゃんとある感じがした。
そういう公務員のいる国には未来があると思う。

あとは許可証発行を待つのみ。
Approval in Principleが既に出ている場合は早いらしい。
ここは、さらなるどんでん返しは無しでお願いします。



海外送金

2018-06-12 12:40:26 | モーリシャス:ビジネス
モーリシャスで外国人が個人事業主としてビジネスをするための
条件の一つとして海外送金で規定の金額を
モーリシャスの銀行口座に入金すること、というのがある。
入金さえすればその使用用途は自由。

初めは日本の口座から送金することも考えたけれど、
以下の2つの理由からやめた。
1.前回帰国時に送金しようとしたら、当行からモーリシャスへの
送金の実績がないので、ちゃんと届くか保証できません、と
なんとも不安を煽る返事をされたこと。
2.円から送金のためにドルに換えると銀行が設定した
高い為替レートが適用され目減りすること。

代わりにフランスの口座からユーロで送り、
受け取り側もユーロの口座を開いておけば
とりあえず送るだけで目減りする事態は防げる。
というわけで、今回はフランスの口座から送金。
これまた不正を防ぐプロシージャーのせいで
色々と手間がかかったけれど、結果オーライ。

労働許可証をもらえることはゴールじゃなくて、
やっとスタートラインに立てるだけのことなんだけど
もらえたら合格祝いとか就職祝いと同程度には祝いたい気分。

事業の登録

2018-06-07 14:21:21 | モーリシャス:ビジネス
モーリシャスで労働許可をもらうためのアドミのひとつである
事業の登録をしてきた。
首都ポートルイスにあるお役所の窓口に書類を提出すれば
待ち行列もなく正味10分でおしまい。登録証も即日発行。
10分の手続きのために往復3時間。
手続きにも3時間かかるよりはいいけど。

実は今回で出向くのは2回目。
1回目はシステムダウンのため、とのことで受け付けてもらえず。
システムの復旧のめども立たないとのことだったけれど
自宅から片道1時間半かかるところを何度も来たくはなかったので
ポートルイスで時間を潰すこと2時間。
それでも復旧せず受け付けてもらえなかったため。

本来はネット経由でもできるらしいのだけど
ネットで申請するためにはモーリシャスの銀行口座から予め送金し、
入金確認後申請となる上、登録証の引き取りに結局出向くことになるので
あまり意味がない。登録証は郵送依頼もできるらしいが、
そんなことしたら余計な心配ごとが増えるのでこの方法はパス。

色々あるけど、結果オーライ。

あとは海外送金でモーリシャスの口座に指定の金額を入金できれば
いよいよ労働許可証に王手。

頑張れ、私。



Approval in Principle

2018-06-01 14:00:50 | モーリシャス:ビジネス
先日、「さなぎ」と書いたことが
羽化にちょっと近づいた。
労働許可を得るべく、4月から動いていたのだが、
Approval in Principle(原則許可)との連絡が来た。

つまりは提出していたビジネスプラン(事業計画)、
仕事内容、その他提出書類の内容から判断して
労働許可を与えても良い、という判断をもらえた。

後は規定の事務処理(事業の登録、規定の金額の海外送金など)
を済ませれば正式に労働許可がもらえる。

外国人として労働許可を得るのはフランスに続いて2回目。
今回は個人事業主としての申請だったので、前回のように
雇ってくれた会社が許可証取得のサポートをしてくれる
というわけにはいかなかった。許可が下りてひと安心。

学生時代ビジネスケースとしてやっていたことを
卒業から10年以上経って(さば読んでます)、
自分のビジネスプランに使うことになろうとは。

で、何をするかというと
・日系企業のモーリシャス進出支援
・モーリシャス企業の日本進出支援

昨年1月には在モーリシャス日本大使館が開館したり
状況としては追い風。業務の具体的中身は私次第。
初めは何でも屋的に始めないと仕方がないかと思うけれど
中長期的には日本とモーリシャスをつなぐビジネスの
レファレンス的ポジションを目指したい。
目標は大きい方が叶うとどこかで読んだので。