私たちは未来を知らずに生きています。それは人生の全体像を知らないまま部分を生きているってぇことです。部分しか生きられない私たちは人生の意味がわからないまま生きているわけです。パズルのワンピースだけを見ててもなんのことやら分からないのと同じ。
生きるのがしんどいのは訳がわからない状況の連続だからです。とりあえず目先に出現する事態に対応しているけれど、それにどんな意味があるのか分からない。全体像を知 . . . 本文を読む
規模ってぇのは大きくなるのが宿命なんでしょうかねえ。大きくなるのは構いませんけど、結果誰が笑うのかが問題ですわな。
国家ってぇのは大きくなりたいものの代表みたいなもんですね。だから他国を侵略する。他国をどんどん呑み込み、そして膨れ上がって、やがて崩壊する。なんちゃら帝国なんてたぐいはいづれ分解するのが常ですからね。
ま、現代では侵略はしにくいんで控えてますけど。
軍事では国の規模を拡大しにく . . . 本文を読む
もう無理、と思った時が終わり。そこが限界。でもそこを限界と設定しているのは自分ですからねえ。
自分の設定した世界は確かにそこが終点です。限界です。しかしそこから自分の設定の向こう側が始まります。限界は終わりであり始まりです。
自分の設定した範囲内でことを収めるのは無難ではありますが、おもしろくない。可能性を潰している気がします。可能性ですから、もちろん有るんだか無いんだか分からない。分からない . . . 本文を読む
誰しも否定されたくはない。否定されずに済ませるには意見を言わないでいればいい。けれど、意見を言わなければ賛同者も現れない。
否定されることを怖れて隠れれば、賛同者を得る喜びを失うことになる。
どんな意見にだって賛否両論はあります。だから意見を表明したとき、その当たり前のことが起きるだけのことです。賛成に有頂天になることも、否定に打ちのめされることもなくていい。当たり前のことが起きてるだけなんだか . . . 本文を読む
ある日、唐突に変化し切り替わったように感じられる。そんな出来事って起こるもんです。でも、その大きな変化は小さな変化があってこそです。小さな変化は実感がないので有るようには思われませんが、日々変化が無いはずがない。私たちは日々、変化しています。
小さな変化があってこその大きな変化とはいえ、小さな変化が積りに積もって大きな変化になるわけでもない。
大きな変化は思わないところからやってくるもんです。大 . . . 本文を読む
記憶にない、忘れてしまったことは無いことになってしまいますねえ。自分にとっては、ですけど。自分にとっては無いけれど、それは確かに在った。在ったけれど無い。
それがどうしたってなもんですが、そんなことを考えたら、なんだか感傷的になりまして。哀しくてねえ。
忘れている感じがしてならんのですよ。覚えてなきゃいけないことを忘れて、無かったことにしてしまっているような気がします、あたくしは。
でも、忘れ . . . 本文を読む
書き始める前に書こうと考えていた内容と書き終わった内容とは違っていることが多いですな、あたくしの場合。行きあたりばったりなもんで(笑)
前項もそうで、ああいう着地をするなんて考えてもいませんでした。
で、だったら小説でも書くように自分という物語を語ったらおもしろいのかしら、とも思って。
小説の書き方なんて知りませんが、ま、素人でも知ってるようなこととしては起承転結で語る、とかね。ザックリとして . . . 本文を読む
最短距離だと思って突き進んでいたら、想定外のトラブルで足止めをくう、なんてことがあるかと思えば、道に迷って目的地に着くかどうかも危ぶまれるような状況で、ひょいと目的地に出てみたり。何がどうなるかは分かりませんな。
真っ只中にいるときは有頂天になるようなことでも、後から振り返れば最悪の始まりだったとか。逆に夜明けは本当に来るのだろうか、と思っていた日々が実は夜明け前どころか新しい朝が始まってずいぶ . . . 本文を読む
ポジティブでいようってぇことをよく聞きますが、意識的にそうしなければいけないほどにネガティブだってぇことですなあ。人は基本的にネガティブなんでしょう。
基本的にネガティブならポジティブ志向を心掛けたところで、じきにネガティブに戻るに決まってます。ポジティブを強く意識すればするほど、同じ強さでネガティブに引き戻されます。揺り戻しが激しければクラッシュしかねない。
ネガティブならネガティブでいいじ . . . 本文を読む
結果だけを求めるとつらくなりますよ。結果が、成果がすべて、と評価をそこだけに絞るとそこに向かう過程に対する評価も結果次第になってしまいますから。結果が出なければ過程も無駄だった、になってしまう。
結果は結果、過程は過程で評価したほうがいい。結果がすべて、で評価すると過程も結果の評価に巻き込んでしまい、全肯定か全否定のどちらかになってしまいます。結果と過程を分けて評価すれば部分的な肯定、部分的な否 . . . 本文を読む