瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

未来への道

2019-01-24 21:30:20 | 随想
私たちは未来を知らずに生きています。それは人生の全体像を知らないまま部分を生きているってぇことです。部分しか生きられない私たちは人生の意味がわからないまま生きているわけです。パズルのワンピースだけを見ててもなんのことやら分からないのと同じ。

生きるのがしんどいのは訳がわからない状況の連続だからです。とりあえず目先に出現する事態に対応しているけれど、それにどんな意味があるのか分からない。全体像を知らないのだから分かろうはずもない。分からないことをやり続けるってぇのはしんどい。

だったら全体像を知り、意味を理解した上で生きたらいい。それならしんどいなんてあり得ない。そりゃ、つらいことや苦しいことはありますが、その意味を承知しているのとしていないのとでは心の在りようが違います。
とはいうものの、全体像つまり未来を知りようもない私たちに全体像を知り意味を理解せよ、というのは無茶苦茶ですわな。  

でも実は未来を知っているんですよ、私たちは。

訳が分からないからしんどい。じゃ、しんどいって感じなければ、その意味が分かってるってぇことです。その意味を理解してる、未来を知っているってぇことです。

未来の記憶を道しるべに生きたらいい。未来を、意味を理解してることには手応えがあります。
未来への道は記憶をたどれば一本道。知っている道です。安心して自信をもって歩いて行けるのです。



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