カメラぐらし

暮らしの中で身近にあるものをカメラに収め、美しい!を一日何回感じるか挑戦中です。

陶芸教室

2013-09-12 09:09:19 | 人物

 

お手伝いさせてもらってる施設では陶芸教室もある。
この教室の先生というのがとてもおっとり型の女性、のんびりやさん、生徒さんの材料一式を
たくさん車に積んでやってこられる。
いつも時間ぎりぎりで間に合うのかしら?!とスタッフが心配になるが
全然あわてない、にこにこして講座が始まる。

受講生は80代のおじいちゃまから中学生男子小学生女子と幅広い。
このメンバーで実におしゃべりが弾む。手はせっせと粘土をこねながら。
中学生男子が学校の部活の話を延々とやり、みんながうんうんとうなずきながら
時には爆笑の嵐も起こりながら陶芸教室は進むのである。

中学生男子も小学生女子も当初はおやに連れられて来ていたのだが
そのうち一人で参加するようになった。
物おじせず人なつこいことに感心する。

この先生陶芸の手法なんて全然教えない、自由にみんなが作るのを見守り
ちょこちょこっとアドバイスするくらい。
みんなの話をうんうんと言いながらたのしそうに聞いてあげるだけ。
これでリピーター続出で常に満席。

先生ってこれでいいのだなぁ・・・とつくづく思う。

 

 

 



みんなが作るのは形を作って釉を塗るまで、あとは先生が段ボールに入れて持ち帰り、工房の窯で焼いてくれる。

帰りに阿佐ヶ谷の工房に寄ってみたら、さっきまでみんなが作っていた作品を形を整えてちょうど窯に入れるところだった。
35度の夏の日の夕方、熱い窯のある工房は冷房も入れず涼しい顔で作業している先生。
そこで先生直々の陶器で熱いほうじ茶をごちそうになった。

えーい!暑いついでだ!とばかり、どっぷりと暑さに漬かり熱いお茶を頂いた。


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