お気に入り いろいろ

古いもの、新しいもの、気ままに…

根来丸盆

2019-03-30 15:05:10 | 古いもの


 

寺院の什器であったと思われる江戸時代の根来丸盆です。
ずしっとした重さは、欅の木地でしょうか、ろくろの技術と塗りもしっかりしています。
いろんな用途での普段使いにおすすめの盆です。

 (径23,1センチ、高さ2,5センチ、底径16センチ)
  <売約済みになりました>
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モダンな「戦争画」

2019-03-22 13:10:05 | 古いもの


防空頭巾をかぶった軍国少年の顔が印象的です。
この絵に署名・落款はなく、作者不明ですが、1943年(昭和18年)前後と思われる日本画です。
国民服からのぞいている鉛筆、ランドセルに花束、そしてポイントになっている朱の色。
戦時色に染まっていた時代に、この絵を描いた人のモダニズムの感覚は異色です。
作者は、榎本千花俊(1898-1973)に見えます。
「奈良美智がえらぶMOMATコレクション」にも選ばれていた絵描きさんです。

 (額65×81センチ、絵50×64センチ)
 <売約済みになりました>
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高知からの手紙~ (都市計画道路132号線)

2019-03-18 17:41:26 | いろいろ
<この記事は「西荻窪の道路拡張を考える会」のブログから転載しました>

窯場で

以下の文章は、高知県の陶芸作家さんのFBからの転載です

[最後まで読んでもらえるとありがたいってお知らせ]

お願い事。良かったら署名に協力してもらいたいのです。長文、ドライアイ時代に大変ですけど、最後まで読んでもらえると嬉しいです。

東京の西荻窪の一角に道路拡張工事の計画があって、私の恩人のお店がなくなってしまうかもしれません。

もうだいぶ前ですが、弟子入り時代を終えて独立したものの、アテもコネもゼロって時に、大きなリュックに器を入れて東京に行ってみました。そこで唯一拾ってもらったのが、西荻窪のギャラリーです。・・・

その大好きな場所がなくなっちゃったらイヤだ、というのは私の個人的な気持ちなのですが、先日久しぶりにこの街に来て、往来を眺めてみて「本当にこの道、広くなった方がいいのかな?」と思いました。

西荻窪に行ったことのない人もたくさんいらっしゃると思いますが、高知で言うと菜園場とか愛宕、升形の商店街のような街並みです。対面式の車道の両脇に歩道があって、個人商店が続きます。八百屋の野菜を眺めたり、食堂から漏れる匂いを嗅いだり、善福寺川の橋の上から水の流れを覗き込んだりと、度々足を止めても誰ともぶつからない道幅があり、車道からも渋滞でイライラしてクラクションがブブーッとかも聞いたことがありません。田舎者の私が言うのもなんですが、いい感じでのどかな街です。

道路が広くなったら、きっと街の様子もガラッと変わっていくのだと思います。背の高い建物が増えて、便利になる人もいると思うけど「どこにでもある開発後の街」って感じになるんじゃないかな。

「今度東京行くんだけど、どこ行こうかな」って聞かれたら、西荻窪とかいいんじゃない?って答えていました。今の西荻窪が残るなら、この先もおすすめしたい街です。私は初めて東京に行った時、新宿駅を弾丸のように駆け抜けていくたくさんの人の中でうまく歩けなくて5分で帰りたくなった人間ですが、西荻窪の街並みと行き交う日常の人々にすごくホッとしました。すぐに「近所に住んでいる人」みたいな顔して歩けました。

行く予定のない人には実感が持てないかもしれませんが、いつか行くかも、今の西荻窪って良い感じそう、と思ってもらえたら、工事の中止の用紙に署名をお願いします。私はあんまり出歩きませんが、出かける時はいつもカバンに入れておくので見かけたら声をかけてください。「書いてもいいよー」って人は郵送もします。高知市内に行かれる方は、BORSAにも置かせてもらいました。

長文失礼しました。
どうぞよろしくお願いします。
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縄文時代の独鈷石(どっこいし)

2019-03-18 14:04:16 | 古いもの



これは、縄文時代晩期の人が時間をかけて研磨して形にしていった異形石器です。
大型で造形感覚が抜群、そして、このふんわり感がたまりません。
この形は、密教法具の「独鈷杵(どっこしょ)」に似ていることから、明治時代の人が「独鈷石」と命名。
古くから注目されていた石器です。
祭りの道具で、柄に装着して使用されたともいわれています。
石器中央の2本の突起の間に、使用痕があり、また、左端には数センチの浅い傷があります。
「昭和元年6月 長野県茅野出土」の伝来があります。
茅野市の縄文遺跡は200カ所をこえるため、遺跡名の推定はできません。
独鈷石はブランド石器のため、贋作が数多くつくられています。
意図的な稚拙さを感じるもの、機械研磨を感じるもの、使用痕のないものは要注意です。

 (長さ21センチ、重さ770グラム)
  <売約済みになりました>
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新羅金銅製小壺

2019-03-14 12:00:25 | 古いもの



静かな佇まいの小さな壷です。
薄手の鋳造で、美しい緑青の下には、鍍金された地肌を見ることができます。
胴部左右2カ所の耳環もよく残っています。
これは、副葬品としてつくられたもので、三国時代(5~6世紀)の古墳からの出土品と思われます。

 (口径2センチ、高さ7センチ、高台径3,2センチ)
   <売約済みになりました>
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