お気に入り いろいろ

古いもの、新しいもの、気ままに…

新羅石像如来立像

2023-06-14 14:46:37 | 古いもの


ずんぐりした3~4等身のプロポーションと、子どものようなお顔がいいですね。
新羅時代の石仏は、硬い花崗岩が使われています。
花崗岩はシャープな彫りには不向きです。
なので、材質の特性を生かして細部を単純化し、
温和で柔らかで、それでいてずっしり感のある造形感覚になっています。
埋まっていた環境により鉄錆らしきものが全体に付着しています。
新羅の金剛仏は珍しくありませんが、石仏の小品はごく稀です。

 (高さ16センチ、重さ590グラム)
  <売約済みになりました>



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独楽香合

2023-06-13 12:06:57 | 古いもの




江戸中期以降の唐物香合の写しですが、
ろくろの切れ味もよく渋い配色で、出来の良い香合です。
蓋の溜漆帯には「釘彫手」の花文があります。
蓋を開けると、香のかおりが残っていて楽しめます。
元箱には、不昧流と思われる花人の花押があります。
箱紐は傷んでいます。

 (径6,7センチ、高さ3,5センチ)
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石の円盤

2023-06-10 15:07:38 | 古いもの



円盤状の石で、両面にあるなだらかな膨らみがいい感じです。
これを売っていた南仏の道具屋さんも、
そこから仕入れたル・ミディさんも初めて見たモノ。
私も初めての出合いで、ワクワクして飛びつきました。
円盤投げで使われていた円盤?
でも石製とは聞いたことがありません。

 (重さ2,1キロ、径21,5センチ)
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青貝蝶文香合

2023-06-07 09:02:37 | 古いもの





姿形のよい一文字香合です。
溜塗が透けて、時代を感じさせます。
蓋の中央に螺鈿の蝶一点がいいですね。
螺鈿の技術は見事。蝶の青貝は輝き、様々な色に変化します。
この香合はシンプルだけど手のこんだ造りです。
側面は曲げ物製で、蓋と見込みには薄い板がはめ込まれています。
蓋まわりと合口には金属か籐のようなものが埋め込まれています。
従来、この手は唐物香合とされてきました。
私にはどう見てもこれは和の感覚。
唐物を意識した和物で、出来は一級品です。
時代は江戸前期頃に見えます。
蝶文様の古い仕覆と保存箱がつきます。

 (径7センチ、高さ2センチ)
 <売約済みになりました>
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