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古いもの、新しいもの、気ままに…

田辺 至 デッサン

2019-10-29 10:08:06 | 古いもの


田辺至(1886-1968)が文部省在外研究員として渡欧していた、1923年(大正12年)パリでの作です。
日本画で、本画より下絵のほうが凄いと感じるときがありますが、洋画でも油絵よりデッサンのほうがいいと思うこともあります。
この至の裸婦のデッサン、油絵よりはるかに魅力的です。

 (本紙29×38,5センチ、額46,5×56,3センチ)
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浄瓶

2019-10-15 11:35:09 | 古いもの




これは東部ジャワ出土の浄瓶で、ブロンズ製です。
仏教とヒンドゥーが融合した造形になっています。
清水を入れる注口は、インド神話に起源をもつナーガ(蛇神)の姿。
水を出す頂部までの細長い管は仏塔を見るようです。頂部と胴の上下には蓮弁文があります。
ジャワの浄瓶は、9~14世紀まで様式的変化はほとんどありません。
ジャカルタ国立博物館にある14世紀のものは、ナーガの口も頂部もふさがれていて、用の役割を果たせないタイプです。
写真の浄瓶は、まだ実用性が残っているので、14世紀以前のものと思われます。

 (高さ31,7センチ)
 <売約済みになりました>
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金製猿神像

2019-10-12 12:15:58 | 古いもの


 

猿神は、ヒンドゥーの聖典ラーマーヤナに起源をもつ神さま。
モルッカ諸島タニンバー出土で、AD6~10世紀頃のもの。
蝋型鋳造で、繊細で品格のある造形です。
後世のワイルドな猿神とは異なります。
製作者の指紋の跡がはっきりと残っています。
古代モルッカ諸島は香料貿易で栄えた王国があり、10世紀、ジャワの軍隊によって滅亡したという伝承があります。
この猿神も、古代モルッカ王国の遺物と思われます。
神さまだけれど、身近で愛玩したいような趣です。

 (高さ7,3センチ)
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明日から、古美術28の展示会です(10/12日~15日)

2019-10-11 20:20:34 | 古いもの




最大級といわれる台風19号が関東地方を直撃するといわれている中で初日を迎える、古美術28の展示会です。
●12日は、台風予報で中央線が12時でストップのため、開始時間を予定より1時間早めて11:00オープン。2,3時間で清水さんは帰られますが、そのあとはブリキ星で対応いたしますので、ご来店の際はチャイムを鳴らしてください。

12日(土)、13日(日) 清水喜守さんのパートナーさんセレクトの展示「もうひとりの28」
           13日は 12:00~18:00頃まで

14日(月)、15日(火) 商品を入れ替えて、「古美術28」の常設商品を展示する「出張28」
           12:00~19:00頃まで


 
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区長あて要望書に、2ヶ月経って回答が届きました(西荻窪の道路拡張を考える会)

2019-10-03 14:41:26 | いろいろ
「西荻窪の道路拡張を考える会」のブログからの転載です
 
都市計画道路補助132号線に関する要望について(回答)

 
第三回定例会で質問を聞く、田中良杉並区長

やっと届いた、「要望書」への「回答」。しかし、内容は「杉並区実行計画に基づき事業化に向けて手続きを進めて行く」と、酷いものです。  
7/9に行われた区長懇談会のときに、「西荻窪の道路拡張を考える会」の名前で「要望書」を田中区長に手渡しましたが、2ヶ月過ぎても「回答」は得られませんでした。
区議会第三回定例会で共産党の山田耕平区議が「補助132号線の都市計画道路整備について」質問。
その中で、区長と住民との懇談会のときに「寄せられた要望に対して、区長はどのような回答をしたのか」と問いました。それを受けて、区が回答しなければいけないことと認識していなかったとして、都市整備部長と土木担当部長名で「回答」が届いたものです。
「西荻窪の道路拡張を考える会」が出した要望書の要旨2点と、それに対する区からの「回答」全文を載せます。

要望書の①項目(要旨)
132号線道路拡張を「計画ありき」で拙速・先行させないで、「西荻窪のまちづくり」の問題として住民とともに議論を深めてください。
①項目への回答全文
 まず、補助第132号線の拡幅の進め方についてですが、区では平成19年度の地形測量説明会から、これまで、路線測量説明会や用地測量説明会を実施しており、さらに、沿道住民の皆様に対して、オープンハウスを開催するなど事業の周知に努めてまいりました。
 当該路線は、昭和41年に道路幅員16mに計画変更され、現在に至るまで計画区域内には建築制限がかけられています。既に計画線に沿って建て替えられ、早期の道路整備を望んでいる方もおります。
 計画の見直しについては、これまでに「東京における都市計画道路の整備方針」の第三次及び第四次事業計画の検討段階で行ってきております。そのうえで優先整備路線に選定した重要な路線であり、杉並区実行計画に基づき事業化に向けて手続きを進めて行く考えです。
 今後も事業の周知に努めるとともに、様々なご意見を伺いながら、道路整備がまちの発展に繋がるよう、まちづくり方針策定に向けた検討とともに丁寧に進めてまいります。

要望書の②項目(要旨)
東京ガス西部支店の跡地を「防災公園」にできないでしょうか。
青梅街道から関根橋交差点までの道路は、東京ガスと青梅街道を結ぶ緊急道路として位置づけられ、北側から拡張をすすめる理由のひとつになっていました。
最近になって東京ガスの統廃合による移転計画が噂になって聞こえてきました。その真偽を早急に確認していただくことを要望いたします。
もし移転が確定であれば、跡地の土地については、私企業ではありますが、かつて日産自動車跡地を「防災公園」にしたように、まちづくりの問題として区が積極的に関わっていただきたいと思います。西荻地域に「防災公園」を作ってくださいますよう要望いたします。

②項目への回答全文
 次に、当該路線の東京ガスについてですが、現時点で東京ガスから、組織の見直しを検討している旨は伺っておりますが、移転等の具体的な計画は確認できておりません。今後も、公園など跡地の公共利用の視点も含めて、東京ガス西部支店の動向については注視してまいります。

<感想・意見> 
 地権者への説明会でも通知が届かなかったり、土地所有者314名中45名の出席しか得られていなかったり、さらに借家人や従業員や地域住民は道路拡張計画を全く知らない人が大勢いる事実。「住民周知に努めてまいりました」とよく言えると思います。
 そして、どこかで聞いた区長のコトバを思い出しました。「進めるな、止まれ、撤回しろということでは、お互いの話しは進められない」「道路拡張をするということであれば、共通のスタートラインに立てる」・・・
道路拡張を認めた上で、さあまちづくりについて話し合いましょう、と言うのは、「手のひらに乗りなさい、そうしたら少しは意見を聞いてあげますよ」と言われている感じ。
このような、区の問答無用の進め方には到底納得できません。
 要望書を今読み返すと、あの時は、何とおとなしかったのだろうと思います。私たちの話しを聞いてもらえれば拙速しないでもらえるかもしれない、という期待があったからです。甘かった~と今にして思います。
「緊急時東京ガス車輌の出動のため」は、道路拡張の大きな理由でした。それを最近は言わなくなった。あいまいにしておいて、事業認可申請を進めようといているのは明らかだと思います。
「計画ありき」の道路拡張、不要な道路拡張は、やめてください!


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