お気に入り いろいろ

古いもの、新しいもの、気ままに…

住民の意見なんて聞く耳持たない(西荻窪の都市計画道路132号線)

2019-03-13 20:26:36 | 古いもの
(この記事は「西荻窪の道路拡張を考える会」のブログからの転載です)



先日(3/8)、区主催の132号線オープンハウス(展示会)開催のビラが道路沿線に配布されました。
ビラに裏面に掲載されていた地図を見てびっくり。
1/30の集会のときには第一次の着手区間を青梅街道~関根橋までと言っていました。
それからわずか1ヶ月半後に、区画が駅の方向に延びています。


123号線オープンハウス会場で「質問会」開催申し入れ、断られる
オープンハウスの会場で「コーナーを作って住民からの質問会をやらせてほしい」と要望を出しましたが、「場所が狭い」、「質問には個別に答える」と拒否されました。
都市整備部土木計画課が担当なのですが、どうも住民との集団での話し合いは避けたいようです。区は、第一期予定区画の事業許可申請(東京都に提出)を平成31年度中に予定していると言っているのですから、区画変更の説明をしてほしいと思います。
オープンハウスのとき、できるだけ多くの人が一緒に参加して、質問をしていきたいと思います。

人の人生、なんだと思ってるのか
 先日、オープンハウス開催のビラを配布していた区の職員さんたちと話した方(80代女性)が、憤慨していました。以下はその問答です。
女性「どうしてこの道路を拡げなければいけないの。見てごらんなさい、車の数も多くないでしょ」
区職員「拡張の理由はビラの裏に書いてあるから読めばわかります」・・・(言葉で説明できないの!)
女性「私はここに60年も住んでいるのよ、いまさら動きたくないわ」
区職員「地方に行けば、広い家に住めるでしょ」・・・(西荻に住んでいたいのにそんなこと言われたくない)
女性「あなたたちは仕事としてやっているのでしょうけど、自分がもし(立ち退かなければならない)私たちの立場になったらどう思うか、身を置き換えて考えてみて」
区職員は「????」・・・・(何を言われているか分からないキョトンとした顔)
職員を責めてもしょうがないことは分かっているのですが、そんな話しを聞くと、人の人生にかかわることを甘くみるな!と、怒りを覚えます。

なぜ道路拡張に反対なのか・・・改めて、私たちの訴えを聞いてください
<こぢんまりとした西荻の街の魅力がなくなってもいいの?>
「広くなったほうがいいじゃない」「道路は狭いより広いほうがいいよ」と、気軽に言う方もいらっしゃいます。でもよ~く考えてほしいと思います。
もし、道路が広がったら、跡にはディベロッパーによる大型開発が行われ大きなビルが建ち、その中に個人のお店が入る・・・そんな構想が西荻でもすでに出てきています。
通りから個性的なお店の姿は次第に消えていくでしょう。こぢんまりとして、ゆるやかな西荻の街の魅力が失われてしまいます。
16メートル道路になれば、当然車輌の往来は増えスピードも増します。歩行者の横断が出来にくくなって、いままで形成されていた「商店街」が成り立たなくなってしまいます。
集会でも写真が提示されましたが、都市計画で拡張された高円寺南の道路を見てください。両側には高いビルが林立して、広がった車道の路肩がコインパーキングになって、常時車が止まっています。自転車が安全に走れるような状態ではありません。
<想像してみてください。もし、工事がはじまったら・・・>
約1キロの拡張工事は10年~20年かかると説明されています。
「孫が小学生から20歳ぐらいまで、ずっと工事だらけの西荻で学校に通わなければならなくなることを考えると危なくてぞっとする」
「現在沢山の人が生活している商店街、住宅地を壊す工事が10年も20年も続くのは大変なことだ。環境アセスメントをどう考えているのか」など、切実な不安の声も出ています。
<沿線住民にとっては死活問題です>
考えてみてほしい ! もし、あなたの土地が削られ家を壊されたら・・・ 店舗の立ち退きを迫られたら・・・
補償は・・・削る分だけの土地代・家の壊し代・家屋代は経年評価で。残地は買い取らない。代替地斡旋はしない。家の再建はしない。営業補償は2年分の課税額にもとづいて数ヶ月分。と、いわれています
●十数年前に脱サラをしてやっと構えた店舗兼自宅。土地を5メートル削られ家を壊されたら残り の土地には店舗も自宅も再建できず、生活ができなくなる。
●家を壊されたら営業を続けられない。長年培ってきた仕事をここでつぶしたくない。
●自分の人生だけでなく、お店で働くスタッフの人生も犠牲になってしまう。
●貸家が壊されれば家賃収入がなくなり、老後国民年金だけでは生活できなくなる。
●手直しをしながらこれからもずっと使い続けたい、住み続けたい、と思っているのに、古いから 価値がないと補償評価されて、築き上げた生活を壊されたくない。
●西荻の街が好きで折角根付いて営業し、顧客もついているのに今更立ち退きたくない。

多くの住民の生活を奪ってまで、どうして道路を拡張をしなければならないのか・・・・
 この11メートル道路は、普段交通渋滞はほとんどありません。歩道も両側ガードレールが付けられ、西荻のどの道路よりも整備されています。
区から出されている道路拡張の基本理由は「防災と拠点の整備」ですが、その説明はいろいろに変わってきています。最初言われていた「東京ガス車輌の緊急時出動のため」は今では強調されていません。また、拠点の整備とは主に駅前整備のことのようですが、道路拡張を前提とした街づくりに住民の合意は得られていないと思います。西荻窪をどのような街にしていくのか、これからみんなで考えていく問題です。これまで3度の住民主催の集まりをもちましたが、区の説明からは、「都市計画ありき」、「道路拡張ありき」の姿勢しか見えてきませんでした。
納得のいかない道路拡張には反対です。
西荻の街の魅力を無くしてしまうような、道路拡張には反対します。

ひきつづき署名活動をすすめます(最終の集約は4月末日)
 区議会年度最後の2月議会に対して、「道路拡張の申請を急がないでください」という陳情を提出していましたが「審議未了」になってしまいました(委員会で審議されなかったということです)。
でもこれは想定内のことで、このときは署名は添えないで地権者10名での陳情にしました(3月でこれまでの議案はすべて廃棄されてしまうと聞いていたからです)。諦めず、選挙で新しい議員が選出された後の新年度議会(多分5月)に向けて、今度は沢山の署名と一緒に、再度陳情を出します。
引き続き署名のご協力をよろしくお願いいたします。

2019年3月12日                            西荻窪の道路拡張を考える会

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レーマー杯残欠

2019-03-13 12:30:48 | 古いもの


ドイツかオランダのワイングラスのカケラで、17世紀頃のもの。
ゴツゴツした突起はすべり止め。当時は肉を手づかみで食べていた時代でした。
使い途がないモノだけれど、春の陽射しにかざすと、とてもよい気分。

 (高さ5,5センチ、底辺4,5センチ)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする