アマチュア無線局 JO1KVS

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21MHzデルタループ完成

2006年06月03日 23時10分58秒 | アマチュア無線
 21MHz帯用釣竿バンザイ型デルタループを作ってみました。
 以前からマストのトップに水平のアルミパイプを付けてワイヤーを降ろしてくるタイプを持っていましたが、縦長で6mもあるため、普段使う4mそこそこのマストでは使えません。8mのマストも持っていますが大がかりになるため滅多に出しません。使ったとしても給電部は地上高2m・・・。これではイマイチなので、全体を高く出来るバンザイ型の製作に取りかかりました。

 給電部のインピーダンスは角度によって200~100Ω。全体が縦長(給電部の角度が鋭角)ほど低くなるそうです。とりあえず自作記をWebで探して給電部90度で4:1バランを使っている記事を参考にします。
 トロイダルコアは持っていたのでバランは自作、100円の防水ケースに納めました。

 5.4mのグラスロッドはホームセンターで購入済み。一本千円弱。先端は細すぎるので抜いて使います。今回は竿の中に電線を通しました。
 安いプラ製のまな板に穴を開け、竿をタイラップコードで取り付けます。さらにマストクランプを取り付けてバランをセットして完了。

 調整です。ループアンテナは波長より少し長めになるので、長すぎるけど16mでスタート。真ん中がたるんだ状態。アンテナアナライザでチェックしてみると17MHzくらいに同調していました。インピーダンスがバランとの相性が抜群でSWRは1.0まで落ちています。
 一気に50㎝ほど詰めること数回。18MHzでも同調。このまま使いたいくらいいい感じ。さらに詰めて徐々に間隔を狭く。
 釣竿はループが狭くなるにつれだんだんと内側に曲がってワイヤーにテンションがかかり安定してきます。20MHz通過、だんだんと合ってきました。
 ん?でもさっきのようにSWRが1.0まで落ちない。せいぜい1.2。
 どうやら給電部の角度や全体の形が縦長に近づいているため、インピーダンスが低くなりマッチングがずれてしまっているようです。バランは3:1~2:1が良さそうです。
 無事に21.15付近にセット完了。インピーダンスについてはロッドの長さを変えて全体のシェープを変えることでも、バランの比率を変えていく方法でも対処出来ますし、今日は良しとしましょう。

 早速運用開始。車の隣にマストを立ててモービル機につないでみました。
 丁度Eスポが開けていてバリバリ入感しています。
 前の交信が終わったところで呼んでみます。一発で拾ってもらえました。続けて全10局と交信。ライバルが呼んでいる中で、ほとんど一発コールです。これは家からでもなかなか無いことなのでかなり嬉しい。交信相手には出来たてほやほやのアンテナであることを伝えます。

 ちゃんと波長が合っているフルサイズのアンテナの性能はなかなかです。
 ここ毎日Eスポ出まくりですし、明日は河原で運用してみようかな。

 とても安く出来るのでおすすめです。
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