始まりに向かって

ホピ・インディアンの思想を中心に、宗教・心理・超心理・民俗・精神世界あれこれ探索しています。ご訪問ありがとうございます。

サイトは消滅するのかな?、それとも、継続するのかな。。?

2015-02-26 | 心理学と日々の想い



毎年12月25日、クリスマスの日というと、一年のうちの特別な1日という思いが世に広まり、なんとなく楽しみな日ですが、今年の2月25日、すなわち今月の25日は、わたしにとりましては、前述のとおり、、あまり楽しみには思えない日です。

わたしの親くらいの年齢の人は、自分のお葬式に、「まんじゅう本」と称する、葬式まんじゅうの代わりに、(あるいはそれに添えて)在りし日に詠んで書き溜めた自分の短歌集などを、参列してくださった方々に配りたく思う方々がいらっしゃいました。

わたしの、このブログも、いわば「まんじゅう本」の類で、なにほどのこともないのですが、やはり「在りし日の歌」(中原中也)という感傷は、ぬぐいきれません。

新しいテーマを次々と書き継ぐ意欲は、いまのところまだありますので、お店がつぶれても、次のお店を出すだけだ!、、という気概はあるのですが、自分にとっての古い記憶の部分は記憶の間違いが生じるのがこわいので、保存したいものだと思っております。

この一文はブログ内の「日々の想い」というカテゴリーに書いておりますが、日々とは、決して日常的なものではなくて、幾重にも折り重なった、重層的な、ふしぎの物語であろうと思っております。

今日もわたしにとっては、あれこれと忙しい一日でしたが、それとはべつの時間がたしかに流れていた、と思われてなりませんでした。















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チンパンジーより平和な「ボノボ」・・殺人する猿、しない猿。。

2015-02-23 | 環境(ガイア)


チンパンジーは、群の仲間でも、敵の群のメンバーでも、殺すことがあるのだそうです。

でも、遺伝的にごく近い「ボノボ」という猿は、敵を殺すことはないそうです。

人間たちが、際限のない殺し合いの連鎖の中にいる今、猿の知恵も学びたいと思いました。


               ・・・・・


「チンパンジーとボノボ・・似ているのに性格は正反対」
                     朝日新聞2015・01・19

アフリカの熱帯雨林で、人間に最も近い類人猿の研究が進んでいる。

チンパンジーと「ボノボ」。

見た目はそっくりだが、片やオスを中心とした集団で、強い攻撃性が見られ、片やオスとメスが対等な平和な営みを築く。

進化の過程で何がおきたのか?

東アフリカ・タンザニアの森で、2011年10月、研究者を驚かせる事件が起きた。

チンパンジーの集団で、順位が1位のオスが仲間に殺されたのだ。

このオスは2位のオスと喧嘩して負傷。

騒ぎで集まったオス4頭が取り囲んで攻撃した。

現地で研究していた日本大研究員は、「殺されたオスの力は圧倒的で、それまで明らかな対立関係はなかった。想定外だった」と振り返る。

相手が弱ったと見るや、ライバルを倒す好機と捉えたらしい。

アフリカの熱帯雨林などに住むチンパンジーの研究は、1960年代に始まった。

身振りや表情、音声を使った多用なコミュニケーションや、木の枝で蟻を釣るといった賢さが注目される一方で、強い攻撃性も明らかになってきた。

70年代に観察された例では、2つに分裂した集団のオス達がもう一方の縄張りに侵入してメンバーを次々に殺害。

片方の集団は消滅してしまった。

カリンズ(ウガンダ)でも2003年、隣の集団に殺されたと見られるオスの死骸が見つかった。

カリンズで約20年調査を続ける京都大学・霊長類研究所助教は、「これまでに確認された殺害事件は2件。決して頻繁に起きているわけではない」と言う。

ただ相手が死ぬまで積極的に攻撃する行為は、他のほ乳類ではほとんど見られない。

研究者は「戦争」と呼ぶ。



「違いは〝先天的″」

なぜ「戦争」が起きるのか?

20年ほど前から、2つの説が対立していた。

一つは食料や交尾の機会を得るため、「生まれつき」だとする説。

もう一つは、人間の開発に伴う生息地の破壊や研究者の餌付けなどが影響している、という説だ。

この論争は2014年9月米バンクーバー大などのグループが英科学雑誌「ネイチャー」に発表した論文で決着した。

京都大学など、各国の研究機関の記録を解析した結果、チンパンジーによる殺害が確認・推定できたのは、1960年以降99件。

発生率と人間の行為との間には関係性は見られず、攻撃側、殺害側の双方がオスばかりだったことなどから、「生まれつき」説が有力だと結論づけた。

一方チンパンジーの最も近縁な「ボノボ」による殺害は、疑わしい例が1件あるだけだった。

「ボノボ」が住むのはアフリカの中央部で、チンパンジーの生息域との間には広大なコンゴ川が流れる。

250万年~100万年ほど前に、チンパンジーとの共通の祖先から別れたと見られ、以前は「ピグミーチンパンジー」と呼ばれていた。

おとなの見た目はチンパンジーそっくりだが、攻撃性はほとんど見られず、「平和主義者」の異名を持つ。

何が両者の特徴を作り出したのか?



「交尾をめぐり競争」

京都大学・霊長類研教授は、性が深く関わっている、と見ている。

チンパンジーは、子育てに長い時間をかける。

メスは5~6年に一度しか出産をせず、妊娠中や子育て中はほとんど発情しない。

オスは、交尾の機会を巡って激しい競争にさらされる。

さらに、将来や離れた場所の利益まで考えられるような、高い知能も、オスの攻撃性につながった、と見る。

「競争相手を倒したり、食料条件の良い土地を手に入れたりした方が有利という判断ができるのではないか?」

「ボノボ」のメスも子育てに長い時間をかけるが、発情期間が長く、妊娠や子育て中も交尾する。

オスもメスも、互いの緊張を和らげるために、頻繁に性器をこすりあう「挨拶」をする。

攻撃をしかけても、帰り討ちの危険もある。

争う理由が少なければ、無駄に戦う必要はない」と教授は指摘する。

「ボノボ」の生息地はゴリラがいないため、チンパンジーと違って、ゴリラと食べ物を競合する必要がないことも影響しているだろう。

生き物は、体の特徴や性質を環境に適応するように変えながら、進化してきた。

人類学者の山際・京都大学総長は「非常に近い縁のチンパンジーと「ボノボ」で、これだけ攻撃性に違いがあるということは、そういった攻撃性は比較的短い期間で適応的(生まれつき)になるのかもしれない」と話している。


  写真(中)は「ボノボ」の群。からまった枝をみんなで外してあげている。
  写真(下)はチンパンジーの群。敵対する群の様子を観察している。


                    ・・・・・


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「野生の思考・社会・脱原発」カテゴリー全般
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サイト移転かも、、のお知らせ

2015-02-20 | 心理学と日々の想い


いつも、お読みいただき、ありがとうございます。

じつは先月お財布を落としまして、中にあったキャッシュカードの紛失手続きをいたしました。

すっかり忘れていたのですが、こちらの無料ブログの有料追加サービス「Gooアドバンス」という月額290円のお支払いも、そのカードで決済しておりました。

先日、その先月分のカード決済が成立しなかったという旨のメールが届きました。

カード番号の変更手続きがうまくいかない場合、私のGooアドレスが削除され、ブログも削除される、と書いてありました。

期日は2月25日ということで、ぼんやりしていた私は、おそらく2度目の通告らしく、猶予時間が短く、慌てております。

もしも、25日までに290円の支払いが成立せず、ブログが削除された場合には、同じ題名で、同じ趣旨で、同じGooブログとして、ゼロから立ち上げますので、その節は、また読みにいらしていただきたく、お願い申し上げます。


タイトルは同じ「始まりに向かって」にするつもりです。

700件近い記事が泡と消えることを思うと、無念の極みですが。。

ご迷惑をおかけして、申し訳ございません。
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祖先の遺骨をコタンに返して・・アイヌ民族が救済のぞむ

2015-02-19 | アイヌ



「アイヌ遺骨集約は人権侵害・・それぞれの集落に返して・救済申し立て」
                      2014・12・31朝日新聞

                 ・・・

全国の大学が研究用として収集・保管してきたアイヌ民族の遺骨を集めて慰霊施設を作るとする政府の方針について、アイヌ民族と支援者が30日、「遺骨は先祖の集落「コタン」に返すべきで、集約はアイヌ民族の人権を侵害している」として、日本弁護士連合会に人権救済を申し立てた。

申し立てをしたのは、浦幌アイヌ教会会長の差間正樹さんらアイヌ民族13人と支援者の計21人。

記者会見した差間さんは「大学にあった先祖の骨を見た時、すぐに返してあげたい、何とか地元で安らかに眠ってほしいと思った」と先祖への思いを語った。

遺骨は戦前から戦後にかけて人類学者が研究用に収集したもので、今も北大や東大など12大学に約1600体が保管されている。

政府の計画では、アイヌ民族博物館などの施設がある北海道白老町にアイヌ文化の復興拠点として「民族共生の象徴となる空間」をつくり、その一角に各大学の遺骨を集めて尊厳のある慰霊をするという。




「風習を重んじて」

これに対し、「アイヌ民族にはコタンで先祖を慰霊する風習がある」といい、差間さんらは「多くの遺骨は収集された地域がわかっており、各コタンに返すべきだ」と訴えている。

政府は遺骨の継承者であるかを証明できれば返還に応じる方針だが、そもそも身元が判明しているものは23体しかない。

差間さんは「先祖の遺骨を勝手に持って行ったうえ、返す時には証明しろというのは大きな民族差別だ」と訴えているとも話した。


「歓迎する意見も」

一方、慰霊施設への集約を歓迎するアイヌ民族もいる。

北海道アイヌ協会副理事長は「大学がどんな状況で保管しているか分からない。北大だって1984年に納骨堂ができる以前は実験室の片隅に置いていた。大学にあるよりは慰霊施設にある方がいい。コタンが残っているところは少なく、コタンに返すのは難しい」と話す。

内閣官房アイヌ総合政策室は「地域返還については検討中である。関係者の意見をよく聞きたい」としている。

                 ・・・


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アラブの怒り、日本にも責任・・野中章弘氏

2015-02-16 | エジプト・イスラム・オリエント



1月22日付朝日新聞に、「「イスラム国」邦人人質の衝撃」という識者たちの意見が並んでいる記事がありました。

その中の一つの意見を、載せておきます。

 
               ・・・・・



「アラブ社会の怒り、日本にも責任・・早大教授・野中章弘氏」(イスラム国、邦人人質の衝撃)
                        朝日新聞2015・01・22


1983年からアフガニスタンやパレスチナ、パキスタンを長く取材してきました。

その経験から今回の「イスラム国」による人質事件への日本政府の対応を見ると、日本の外交力が非常に弱くなっていると感じます。

日本人がターゲットになるのは、当然予測できました。

このようなことのために外交官は、常日頃から部族長といった、地域の有力者との親交を持っていないといけません。

しかし2004年にイラクでボランティア活動家3人が誘拐されたときも、日本政府の交渉は十分機能しませんでした。

こうした土着の実力者とのパイプ作りが必要だったのに、日本の外交官は東京の本省ばかり見ているのではないでしょうか?

アラブ社会から日本がどう見えているのか、という視点も大切です

「イスラム国」、アルカイダは100%われわれの理解を超えたテロリストにしか見えません。


なぜ欧米がターゲットにされるのか?

安倍晋三首相は今回の中東訪問で、地域全体に新たに約2940億円相当の支援を表明しました。

しかしたとえば昨年パレスチナがイスラエルから受けた攻撃で、2000人以上が死亡し、このうち約500人は子どもでした。

明らかに戦争犯罪ですが、イスラエルの責任は国際社会では問われません。

今回のような事件では大きな騒ぎになるのに、パレスチナで多くの市民が殺されても日本政府は問題視しているようには見えない。

多くの市民、子ども達が殺されたパレスチナからすれば、非常に不条理なことですが、国際社会はイスラエルの責任を全く追求しようとしない。

このようなダブルスタンダードに対するアラブ社会の怒りを、我々は知ろうとしません。

アフガニスタンで私が取材した高校の先生は、米国の攻撃で子供を殺されて、生き残った一番下の子に「お前が生きている限り、アメリカに報復しないさい」と言いました。

このアフガニスタンの家族からすれば、米国の攻撃は国家テロです。

このようなイスラム社会にある反発を生み出した責任の一端は欧米、そして日本にもあるのです。

「イスラム国」の在り方には激しい怒りを感じますが、軍事力でたたいても対症療法に終わるだけです。

事件の背景を、根源的に考える必要があります。


                ・・・・・


>しかしたとえば昨年パレスチナがイスラエルから受けた攻撃で、2000人以上が死亡し、このうち約500人は子どもでした。

>明らかに戦争犯罪ですが、イスラエルの責任は国際社会では問われません。

>今回のような事件では大きな騒ぎになるのに、パレスチナで多くの市民が殺されても日本政府は問題視しているようには見えない。

>多くの市民、子ども達が殺されたパレスチナからすれば、非常に不条理なことですが、国際社会はイスラエルの責任を全く追求しようとしない。

>このようなダブルスタンダードに対するアラブ社会の怒りを、我々は知ろうとしません。



上記のような現実に対して、もっと謙虚であるべきではないかと、思われてなりません。


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「ホピの予言「この惑星を救う生き方」研究(3)・・生き残るためのロードプラン」

「腹八分目の思想・・藤村久和「アイヌ・神々と生きる人々」(2)」

「1万年の先住民の魂を引き継ぐ・・爆笑問題vs中沢「憲法9条を世界遺産に」(2)

「人間の知恵と悪知恵・ケンカの仕方・・中沢新一「イカの哲学(3)」

「新しい世界観を提示できるか?・・トランスパーソナル心理学と脱原発の展望(2)」


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フランス「国民戦線」党首に聞く・・国家かグローバル主義か?

2015-02-13 | 野生の思考・社会・脱原発



イスラム国によるフランスの新聞社の銃撃事件以来、フランスもテロリズムの恐怖に揺れています。

最近躍進しているという右派政党「国民戦線」の党首のインタビュー記事を読みました。

日本のゆくえを考えるためにも、このような考え方もあるということを学びたいと思いました。


               ・・・・・


「フランス社会の混迷・・国民戦線党首ルペンさんに聞く」
                       朝日新聞2015・01・27


○かつては、左右、東西の対立軸が敵味方を分けていましたが、現代は?

●現代の世界を二分するのは、国家かグローバル主義かです。

繁栄と治安とアイデンティティーを守るために「国家」を重視する考えと、「国家」など消え去ってしまえという考えとの対立です。

ただ、グローバル主義とグローバル化は別の概念。

(国家が世界と交流して繁栄を追求していくような)幸福をもたらすグローバル化は、もっと進めなければなりません。


○その対立軸で、社会を二つに分断する野心を抱いているように見えます。

●その通りです。

フランスの有権者は30年にわたり、右が嫌になったら左を、左がだめなら右を、という支持を強いられてきた結果、似たような政治が続いたのです。

もっと本当の選択肢を示す必要がある。

一方に右派政党や「社会党」や「緑の党」があり、もう片方に私たちのような国家重視の政党があるのが、民主主義に必要な選択の幅というものです。


○それは、大衆迎合的なポピュリストの発想ではありませんか?

●民衆の、民衆による、民衆のための政治をポピュリズムと呼ぶなら、私はポピュリストです。

その言葉が侮蔑的な意味を持とうが、気にしません。

今の政治は逆に、民衆を侮りすぎています。


○近年の「国民戦線」は、ウクライナ危機を巡って欧米が制裁対象としているロシアのプーチン政権に接近していますね?


●ソ連崩壊後の苦しい時期を経たロシアが、経済復興を成し遂げた姿には、頭が下がります。

米国とは異なる国家モデルをつくり上げたロシアは、戦略的関係を結ぶのに値する偉大な国家です。

にもかかわらず、(制裁を求める)米国の指示に従うから、欧州連合(EU)はロシアと冷戦状態のような関係しか持てないのです。


○「国民戦線」はEUを批判し、欧州単一通貨ユーロからの脱退も主張していますね?

でもフランスは、EUから多大な利益を受けてきたのではないですか?

●全然受けていません。

EUから得たのは、借金と、失業と、アイデンティティー崩壊だけ。

EUのせいで、私たちは金融面、予算面、立法面での主権を失い、自分の運命を自分で決することができなくなりました。

ごく少数のEU官僚が、市民の考えに反してすべてを決めてしまう。

その結果、貧困と絶望がもたらされる。

まるでソ連状態。

私たちはこれを『欧州ソビエト連邦』と呼んでいます。

私たちは、国民が自国の経済をしっかりコントロールする『愛国主義の経済』をめざしています。

自由競争に基づき、金融の影響を大きく受ける『米国型のグローバル主義経済』は、我が国にも、地球全体にも、悲劇をもたらすと考えるからです。

その点、日本はすばらしい。

フランスが失った通貨政策も維持している。

日本は愛国経済に基づいたモデルを示しています




○あなたは党首に就任した2011年以降、右翼としての否定的イメージを拭う「正常化」に取り組んでいる、といわれます。

ただ、「国民戦線」を依然として「差別主義」「排外的」と見なす人も少なくありませんね?

●活動家や党員の中には確かに、愚にもつかないこと、批判されて当然のことをする人が、いないわけではありません。

ただ、それはどの政党も同じ。

他党だと目立たないだけです。

私たちは長年、政界全体を敵に回したために、不当な扱いを受けてきました。

「国民戦線」が変化したとは思いません。

「国民戦線」は、対抗する政治勢力から長年馬鹿にされてきました。

このために伝わらなかった私たちの真の姿を知ってもらう努力は、国民に次第に受け入れられています。

最近の画期的な選挙結果からも、それは明らかだと思います。
     ◇


 
◎取材を終えて◎


極右、ファシスト、差別主義者。。

「国民戦線」は厳しい批判を浴びてきた。

党首や幹部の物議を醸す言動、移民や政敵を容赦なく糾弾する攻撃性が、その評価を裏付けていた。

そんな政党の党首を、なぜ紙面に登場させるのかと、疑問に思う人もいるだろう。

だが、「国民戦線」は近年、躍進を続けている。

その主張を聴くことで、欧州の行方を読み解けないかと考えた。

 連続テロの余波で慌ただしい14日、欧州議会で会ったルペン党首は、従来の「右翼」のイメージとは大きく異なっていた。

不快であろう質問にも動揺せず、熱意を込めて語る。

勢いのある新興企業の社長、といった感じだ。


実際、「国民戦線」の評判は、急速に変わりつつある。

反ユダヤ主義や、露骨な差別主義を排除。

若手や左派出身者をスタッフに迎え、経済、外交を含む包括的政策を整えた。

工業地帯や炭鉱地区で、グローバル化に不安を抱く労働者層、低所得者層に食い込んだ。

党の新世代を代表する仏北部エナンボモン副市長クリストファ・ジュレック氏はこう説明する。

「以前は日本の右翼団体になぞらえられた。今は安倍晋三氏の自民党に近い政策の党だ」

ルペン党首も「めざすは日本の制度」との態度を隠さない。

私自身も時に批判した「右翼」が、今「日本」を称賛する。

喜ぶべきか、悲しむべきか?

右翼やポピュリスト政党の伸長傾向は、欧州各国でうかがえる。

多くは「国民戦線」と同様、グローバル化に抗する砦(とりで)としての国家の復権を訴え、左右の大政党に対抗する勢力に成長した。

ノルウェーなどでは政権に参加した。

フランスでも、多くの研究者が以下の想定で一致する。


2017年大統領選でルペン党首は決選に残り、22年には大統領選を制するかもしれない。。

では、「国民戦線」は本当に普通の政党になったのか?

仏ルモンド紙のアベル・メストル記者は、懐疑的だ。

「移民政策など党の本質的な方針は以前と同じ。言い方を変えただけでないか?」


敵味方をはっきりさせる党の、ポピュリスト的性格にも不安が残る。

パリ政治学院のパスカル・ペリノー教授は「社会内部の紛争をあおる「国民戦線」は、依然として危険な存在だ。フランスに必要な党とは思えない」と語る。
 
「国民戦線」が政権を握ると、混乱の懸念が拭えない。

逆に、フランスが大混乱に陥る事態こそ、「国民戦線」が権力に近づく時だろう。
     
 
〈国民戦線〉

1972年、反共産主義者や元対独協力者らを中心に結成されたフランスの右翼政党。

当初は暴力的な活動家も多かったが、初代党首のジャンマリ・ルペン氏が議会主義を定着させた。

大衆の不満を刺激して支持を得るポピュリズム色が強く、70年代は共産主義、80~90年代は移民、2000年代以降はイスラム原理主義を激しく攻撃してきた。

近年は、欧州統合を批判することが多い。

2002年のフランス大統領選では同氏が決選に進出。

2011年には同氏の三女であるマリーヌ氏が2代目党首に就き、昨年の欧州議会選で約25%の支持を得て国内第1党となった。


                ・・・・・


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西欧の原理を押しつけるな・内藤正典氏・・連続テロの底に

2015-02-10 | エジプト・イスラム・オリエント


今や、遠い昔の感がありますが、フランスの雑誌社がテロの対象となった事件について、内藤正典氏が述べているものです。

西欧の論理があり、ムスリムの論理もある、という明白な事実を理解しようと思っています。

私達東洋人から見ると、近親憎悪にしか見えない時もあり、また、西欧とムスリムはどうしても共存できない仕組みになっている、という側面もあると思います。

同じ聖地を分かち持ち、同じ預言者を分かち持ち、同じ先祖を分かち持つという人々が殺戮し合うという不可思議な現象が、なぜ起きてしまったのか?

悲劇としか言いようがない人類の歴史に、胸が痛みます。


               ・・・・・


「連続テロの底に・・内藤正典氏・西欧の原理を押し付けるな 」
                        2015・01・20朝日新聞


「シャルリー・エブド」は、14日に発売した特別号にも預言者ムハンマドの風刺画を載せました。

日本のテレビ局はムスリム(イスラム教徒)に見せて感想を聞いていたが、見せることによる暴力性を考えていない。

あの絵は侮蔑的なものではなかった、とするのは、非ムスリムの解釈で、預言者を嘲笑してきた同紙が何を書いても、ムスリムの嫌悪は消えません。

フランスでは人種や民族への侮辱は表現の自由として認められないが、宗教は冒涜を許される。

「厳格な世俗主義」を国是とし、公共や言論の場は非宗教的だから、神や予言者を風刺するのは権利だと考える。


しかしムスリムにとって、ムハンマドは、自分の心身と一体化している存在。

預言者を哄笑されることは、自分を否定されるように感じる。

彼らが「ヘイトだ」と受け取っている以上、差別なんです。

心底見たくないものを見てから議論しろ、と言うなら暴力です。


フランスは第2次世界大戦後、旧植民地から大量の移民を受け入れました。

移民1世は、生活に必死で信仰実践に熱意はなかった。

しかしフランス国籍を持つ2世,3世達の、イスラムへの回帰が目立つようになると、フランス社会はひどくいらだった。

「フランス的な自由」から逃避して信仰に邁進することが、理解できないからです。

だが若者にしてみれば、多くが社会的、経済的に底辺に滞留し、「自由・平等・博愛」など実感できない。

彼らは移民のイスラム共同体で初めて、自由や平等を知り、癒されていると実感したんです。



「怒りを胸に秘め」


イスラムに聖俗分離の概念はなく、信仰実践を個人の領分に留めない。

女性はスカーフやベールをかぶって公の空間に出る。

スカーフはイスラムの教えに従うもので、頭髪などに羞恥心を感じる人は被る。

だが、フランス人はこれを、イスラムのこれ見よがしなシンボルとして排除しました。

フランスの原則に異を唱えると、即座に激しい批判に直面することを、移民は思い知らされました。

外へ目を向ければ、中東情勢が極めて悪化している。

フランスに居場所が無いのならイスラム国などの戦闘的ジハード(本来は「信仰を正す努力」)の呼びかけに応じようとする若者が出てくる。

だがそれはフランスのムスリム500万人のごく一部です。

大多数のムスリムは、信仰を否定される怒りを胸に秘めたまま、フランスで生きています。


2001年の米同時多発テロ以降、欧州では「反イスラム」感情が高揚した。

だがイスラム排斥の論理は国によって違う。

フランスは同化圧力が強く、「国民戦線」のような極右に限らず、共和国の原理に従わないなら出て行けと言う。

オランダは多文化主義で、同化を求めない。

排外主義者はむしろリベラルを自認していて、イスラムは抑圧的な宗教だから排除しろと言う。

とはいえ、今回の事件をきっかけに「表現の自由を守れ」、「反テロ」という論理で一色になる可能性は高い。


「テロとの戦い」として中東で軍事力を行使すれば、テロリスト以外のムスリムの命も奪う。

すでにシリア・リビア・ガザ地区で多くの市民の犠牲が出ている。


中東は崩壊の危機にあり、ムスリムの殺戮に欧米諸国は加担しています。

「シャルリー・エブド」の犠牲者を追悼する大行進に、ムスリムに犠牲を強いる国の指導者が参加したことはオランド政権の失策でした。

テロを根絶するには、中東の安定化が不可欠。

欧州のムスリム移民は、自分達の国での生きづらさから、怒りの矛先を中東にも西欧にも向けています。



「共存の道を探れ」


西欧とイスラムは、パラダイム(構成原理の体系)が違う。

西欧、特にフランスでは、「神から離れる」ことで自由を得た。

イスラムでは、「神と共に在る」ことで自由になれる、と考える。

神の法が認める範囲で、人は欲望を満たし、人生を楽しむことが許されるからです。


パラダイムが異なる両者は、「共役不可能」な関係にあり、一方の原理を押しつけても、他方には通じない。

暴力の応報を断つためには、パラダイムの違いを認識した上で、一から共存への道を探っていくしかない。

啓蒙が西欧の普遍的な価値だとしても、圧力でイスラムが変わることは決してありません。


               ・・・・・


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再会の時は近い・・アダマの「レムリアの真実」(4)

2015-02-07 | アセンション



シャスタ山の地下都市に住むレムリア人アダマからのメッセージをチャネリングして書かれたという本「レムリアの真実」を読んでみました。

リンクは張っておりませんが、アマゾンなどでご購入になれます。


               *****


              (引用ここから)


私たちアメリカスギは、西海岸の強力な守護者であり、ディーバです。

大自然からの災害は、必ずエネルギーの不均衡によって引き起こされていることに、どうか気づいてください。

人類の創造エネルギーの悪用やネガティブな思考、互いや他の生命形態すべてへの愛という特性が欠乏したことによって、不調和なエネルギーが、地球のエネルギーグリッドの中に蓄積されていきました。

エネルギーの不均衡はその蓄積された不調和なエネルギーの渦から起こっています。

私たちは住んでいる場所の大自然を調和させていて、私たちの影響は遠方にまで広がっています。

数世紀にわたって、この巨大な体に不調和なエネルギーをたくさん吸い込んできました。

そのようにして、多くの自然災害の影響を西半球で緩和してきました。

あなた方は、地球が自分たちの母であることをもはや認めていません。

地球は畏敬の念を起こさせる、高度の知性がある、最高級の、生きて呼吸している天界の存在です。

言い換えれば、この太陽系とこの宇宙と他の遠い宇宙すべての多くの銀河の全惑星から愛され、大事にされ、尊敬されている存在です。

彼女は非常に長い間、あなた方が彼女の身体になにをしてきても、とても大きな愛と豊かさと慈しみをもって、本当に無条件にその体であなた個人の進化を支援してきた超自然的存在です。


私たちは、アメリカスギのスピリットです。

とても長い間あなた方全員を愛して大切にしてきた、忠実な友人です。

惑星の全文明をそのはじまりから見守り、育んできた賢い巨木です。

偉大なる力と叡智をもつディーバで、この惑星の保護チームの一員でもあります。

私たちは、祝福された母なる地球に忠実なものです。





「アダマからの終わりのご挨拶」

皆さんの中に私たちが出現すると、私たちの帰還を待っている皆さん全員がとても驚異的な体験を創造します。

地上に私たちが姿を現すということは、一つの文明社会として再び皆さんの中に混ざるということで、ほとんどの方が強く切望してきた再会です。

わたしは皆さん全員に、私たちの出現のために道を準備するよう促います。

今、テロスにいる全員が私に加わって、愛、いやし、豊かさ、叡智、聖なる恵みという祝福を皆さんに送っています。

あなたがどのステップにいても、私たちはあなたを援助できるガイドであることを知ってください。

ただ依頼するだけで、あなたのハートを愛と思いやりの状態へと調整します。

わたしはアダマ、皆さんのレムリアの兄そして友人です。


          (引用ここまで)

           *****


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木の精霊は、目覚めよと語る・・「レムリアの真実」(3)

2015-02-04 | アセンション


オレリア・ルイーズ・ジョーンズという人が、シャスタ山の地底に住むレムリア人アダマのメッセージをチャネリングして書いたという本「レムリアの真実」という本のご紹介を続けます。

リンクは張っておりませんが、アマゾンなどでご購入になれます。

             *****

           (引用ここから)

「アメリカスギからの、目覚めへの呼びかけ」


私たちは、巨大な植物です。

ほとんどの人が長い間忘れていた古代文明の、まさに生き残りです。

何千年も経過して、私たちはまだここにいます。

強欲なきこりたちのせいで、次第に私たちの数が減っています。

彼らが私たちに関心を持つことといえば、日々私たちの数を減らすことで得られるお金だけです。

牧神の魔法のような世界の時代に遡る何百万年間、集合的なディーバの知性の一つの種として私たちが存在したことでこの惑星に恩恵が与えられました。

何百万年もの間、この惑星に住む人々は、私たちが保つ美しさや叡智と、私たちが居住するあたりから遠くまで広がる平和や調和の深淵な感覚に対して、大きな恐れと尊敬を抱いてきました。

私たちとコミュニケーションができて、意識的にやりとりできる人たちは、私たちからの贈り物と知識を受け取ります。

ほとんどの人は知りませんが、私たちには分かち合える多くの知識と叡智があります。

いつかあなたがたはこの真実に目覚め、私たちの本当の姿と、惑星に当ててきた重要な貢献をもっと意識すればよかったと思うでしょう。


私たちは、この西海岸のはるかかなたにあった、古代のレムリア大陸で栄えました。

一頃は私たちのスピリットと物理的な形態は、この惑星のほぼ至るところに広がっていました。

現在では、私たちだけがこの惑星の地上のかつての栄光と美しさを伝えています。

私たちは歴史の生き証人であり、あなた方の祖先やルーツ、そしてレムリア文明や他の文明にいた過去の時期とあなたを結んでいます。

世の中の人々はレムリアが跡形なく消滅した、と嘆き続けてきました。

ですから私たちはあなた方に、私たちは世間に認められることなく、ここに存在していると言いましょう。

私たちこそが、12000年前に起こった大洪水の変化の生き残りであり、あなた方に恩恵を与えるために太平洋沿岸に留まってきたものです。




なぜ私たちを認めてこなかったのですか?

気づきの無い現在の文明によって、私たちの種は徐々に崩壊しています。

それにもかかわらず、種としての私たちは、長い間惑星に絶え間なく奉仕し、まさに今日まで、あなた方に供給し続けてきました。

それらの偉大な奉仕に対して、なぜ感謝しないのですか?

この惑星に奉仕してきた何百万年という間で、20世紀のアメリカ人のように冷酷かつ無情に私たちを消そうとした文明を探そうとしても、見つけることはできません。

私たちは産業という巨人の手によって、それも政府の完全支援を受けて組織的に除去されつつあります。

政府は、圧力団体である搾取者のための短期利益ではなく、全体のための長期利益を支援する責任があります。

少数の手にわたるほんのわずか数ドルのために、あなた方は自分達の古代遺産を抹殺し、あなた方を保護している存在たちを破壊しています。

あなた方がしていることは、例えて言うなら、犬が食べ物を与えて可愛がってくれる人の手にかみつくようなものです。

この国で現在行われている私たちの破壊について、考えようとする人はほとんどいませんでした。

よく考えるのなら、地球にとってかけがえのないものが蹂躙、略奪されていると思ったはずです。


「進歩」という間違った感覚のために、過去の美しさはほとんど失われ、ひどい醜さに取って代わられています。

死んでいく木のスピリットは、私たちが愛され尊敬され、感謝される場所に生まれ変わるために、他の次元へ移動します。

私たちはこの惑星や他の惑星の多くの次元でも生きています。

そこでは私たちは繁栄し、住民たちは私たちの存在と贈り物を大事にしています。

私たちは地球内部や地下都市に大勢生きていて、そのすばらしい場所に住む、愛情に満ちた賢い存在たちの生活に恩恵を与えています。

友人たちよ、あなた方には学ぶべきことが山のようにあります。

命の本当の価値についてです。

もし私たちの言うことが厳しいと思うなら、私たちの言葉を「目覚め」への呼びかけと受け取ってください。

同じくらい厳しい仕打ちを人類から受け続けている、この惑星上にある他の生命形態のすべてを思いやってほしい、という訴えだと思ってください。

最終的に、全生命と一つであるという永遠の法則を理解できるほどの高い進化状態に達すると、他者に与える愛と思いやりはそれがどんな形をとったとしても、同様に自分の利益でもあることがわかるでしょう。

あなた方が地球とその多くの王国を破壊すると、最終的にそのエネルギーは自分に戻ってきます。
次の転生で、自分が破壊しているものを受け取ることになります。

これは宇宙の法則で、例外はありません。

普遍の法則がこの宇宙を支配しているので、あらゆる創造はその法則を必ず適用しなければなりません。

西海岸は私たちが減温するおかげで、毎年多くの戦時的大災害を引き起こさずにすんでいます。

あなた方は自分達の霊的な意識の欠乏を信じ込むようになり、私たちのことも自分達と同じように考えています。

私たちはそのような単なる木ではありません。

私たちはそれ以上の存在です。

木の形態は、大いなるスピリットが宿っている外側の殻にすぎません。

私たちのスピリットは巨木の形態に具現化していますが、集合的なスピリットは広大で、力強く、賢く、包容力があります。

あなた方の現在の限られた理解と進化の意識を、はるかに超えています。


また、あなた方が土地の一部を本当に所有することは決してありません。

「神聖な権利」によって、すべての土地は母なる地球の身体に属しています。

彼女が統治者です。

もしあなた方が、ある土地の権利、または土地の一部を所有していると思っているのなら、せいぜいその土地の一時的な世話役にすぎません。

あなた方は、土地に対して行っていることを、高次の評議会にすっかり説明する責任もあります。


            (引用ここまで・続く)


              *****


先住民族の人たちの主張と、とてもよく似ています。

行き過ぎた資本主義・高度経済成長は、どうも分が悪いようです。

我々に残された時間は、あとどれくらいなのでしょうか?


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