かわいいコケ ブログ  I'm loving moss!

コケの魅力を広く知ってもらいたくて、
ブログをはじめました。

苔好き、旅好き、山好き女子の
コケの記録帖です。

【コケ情報】GW5月3~5日「KOBEコケ展2017」開催&5月はコケのイベントがたくさん!

2017-04-30 11:03:50 | コケ情報

      


早春にしばらくコケを楽しんだ後、まもなくサクラの開花が始まって、
「今年は何だかんだで花見が長く楽しめたなぁ」なんて思っているうちに、もうGWである。

今年のGWは昨日の祝日からスタートして最大9連休になるそうですが、皆さま、もうご予定はお決まりですか?

ブログでの告知が大変遅くなってしまいましたが、昨年の好評を受け、
今年も神戸市立森林植物園にて「KOBEコケ展 2017」が開催されます。
今年の会期は5月3日(水)~5日(金)の3日間(すべて祝日)です。

会期中は、コケセミナー、コケ観察会、コケ撮影の入門講座、
蘚類・苔類のストラップが作れるセミナー、テラリウムワークショップなど、
イベント盛りだくさんで、毎日通っていただいても楽しめること請け合いです。

もちろん展示も充実していますし、コケの愛好会「岡山コケの会」の関西支部のコケに詳しい会員たちも会場に常駐していますので、
普段はなかなかできない「ちょっと聞いて!」なコケの話やコケについての質問などにも可能な限りお答えできると思います。

そしてお帰りの際には「コケの顔出しパネル」(岡モス関西Hさん作の愉快な傑作!)がありますので、ぜひ記念撮影をして帰ってくださいね。


なお、各種イベントには申し込みが必要です。
ご興味がある方はお早めにどうぞ(なかにはもう定員間近なものも~!)。

神戸市立森林植物園のホームページの画面をスクロールして下部にある「イベントに申込む」をクリックすると、
各種イベントの申込フォームが出ます。またお電話での申し込みも可能です。

神戸市立森林植物園HP「イベント情報」
  TEL:078-591-0253


ちなみに。5月5日10:00~のコケセミナー「コケの世界を撮ろう -コケを理解するための写真入門-」で
講師を勤められる左木山祝一さんは、素晴らしいコケの写真を撮られることで、コアなコケ好きの間でいま話題のお方。
じつは『知りたい 会いたい 特徴がよくわかるコケ図鑑』に出てくる写真も何枚もご協力をいただき、大変お世話になりました。

そのすばらしいコケ写真については、ここでいろいろと語るよりも、
まず左木山さんのブログ「そよ風のなかで Part2」をご覧いただければ一目瞭然。
「いったいどうやって撮ったの?」とききたくなってしまう写真が満載です。

虫や草花にも大変お詳しく、物腰柔らかでお話も面白い左木山さん。
今回のようにコケがテーマのお話を聴けるチャンスはなかなかないと思うので、
ご都合がつく方はぜひぜひ。私のイチオシです。


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さてさて、この春は他にもイベントにアツいコケまわりのようです。

5月は「KOBEコケ展」以外にも各地でコケに関するイベントがあります。
いずれもフィールドワークを含めたイベントのようで、興奮します(笑)。
私のわかる範囲でですが、ご紹介しておきます。



●5月7日(日) <奈良県> 
「吉野川紀の川しらべ隊『吉野山のコケをしらべよう』」


~吉野駅から七曲りの坂を歩きながら、里山のコケを調べます~

・日時:5月7日(日)13時30分~16時30分 
・集合&解散:近鉄吉野駅前
・定員:20名 
・対象:小学生~ 
・参加費:500円(無料)/川上小中学校在校生無料 
・講師:道盛正樹(NPO法人大阪自然史センター) 

・問い合わせ・申込み:森と水の源流館 TEL:0746-52-0888

※森と水の源流館HP→ 


●5月14日(日) <石川県>
「第1回 苔ゼミ(Moss Seminar) in 苔の里」


・日時:5月14日(日)10時~12時
・場所:苔の里(石川県小松市日用町)
・定員: 30名限定
・対象:中学生以上
・参加費:2,000円(苔の里入園料含む)
・持ち物:ルーペをお持ちの方は持参
・服装:植物観察に適した服装(苔を傷めるような凹凸の激しい履物はご遠慮下さい)
・講師:大石善隆(福井県立大学学術教養センター講師、『苔三昧 もこもこウルウル寺めぐり』著者)
・申込み:hiyou.koke(at)gmail.com へ。※(at) は @ に置き換える

※詳細は叡智の杜HP→

 
☆5月28日(日) <長野県>
「苔の森開き」


・日時:5月28日(日)9時30分~12時
・場所:白駒の池 有料駐車場前(白駒の池 入口)
・定員:50名
・参加費:無料
・持ち物・服装:雨具、できれば長靴、デジカメ、虫眼鏡、あればルーペ、筆記用具、
       服装は標高2100mの山岳地帯ですので、寒さ対策が必要
・申込み:北八ヶ岳苔の会の「青苔荘」に電話で申し込み TEL:090-1423-2725

※詳細は北八ヶ岳苔の会HP→



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●おまけ







先日、地元の本屋さんで『特徴がよくわかるコケ図鑑』が書棚に並んでいるのを初めて見て、じわっと感動。
棚の右横と下を占めるキノコ関係の本に比べたら数はまだまだだけど、
それでも10年前に比べたら、初心者向けのコケの本はだいぶ増えたと思う。

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【お知らせ】4/23(日) コケのお話会&ミニ観察会 「もっと知りたい コケの魅力」@陽春園植物場(兵庫県宝塚市)

2017-04-13 10:44:20 | 関西コケスポット


いよいよ本の出版が今週に迫り(アマゾンではどうやら今日からの模様)、日ごとに緊張感が増してきている今日この頃。
自分のことはいまだによくわからないが、どうも私は元来、何か動いていないと気持ちが落ち着かない性分なのらしい。
日々増してくる緊張感と比例するがごとく「あと著者ができる仕事といえば、宣伝活動のみ!それに邁進すべし!」という意気込みも静かにじわじわと。

監修者の秋山弘之さん(兵庫県立人と自然の博物館)をはじめ、
たくさんのコケ仲間、コケの有識者の方々のご協力があってこそできあがった今回のコケ図鑑。
コケに興味がある人にはきっとお役に立つ本だとかたく信じているので、
これからは、広くこの本の存在を知っていただけるよう、行けるところならどこへでも、本を持参して回り、
宣伝活動に勤しみたいと思います。どうぞよろしくお願いします。


そしてありがたいことに早速、そのような機会に恵まれたので、今日はそのお知らせをば。
今度は関西でコケのお話会&ミニ観察会をさせていただけることになりました。

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コケのお話会&ミニ観察会 「もっと知りたい コケの魅力」 (仮題)

●日時:4月23日(日)午後2時~3時(午後1時より整理券配布) 
●場所:陽春園植物場(兵庫県宝塚市) 
    ※阪急電鉄宝塚線「山本」駅下車、西へ徒歩約7分。※お車でのお越しもOK。駐車場完備
●講師:藤井久子
●定員:20~30人(コケを見るにはという一応の人数です。会場は大きいので、それ以上でも受け付け可) 
●参加費:無料
●持ち物:不要(ルーペや霧吹きがある方は持参)
●申し込み:不要(当日直接、陽春園へお越しください)



▲陽春園の外観。歩いて、または車でこられた際、この看板が目印です



▲陽春園の入口


園芸店でこのような会をさせてもらうのは初めてで、おそらくメインで集まるであろう園芸好きの方々にどのような話をすればと
お話をいただいた時はちょっと戸惑ったのだが、店主の野里さんいわく、園芸面から見たコケの話ではなく、
道端や山道で出会うコケの見方・楽しみ方を話してほしいとのことだったので、そのような話を初心者向けにさせていただこうと思っています。

でも座学だけだと個人的に面白くないので、野里さんにお願いしてせっかくの機会だし園芸店で見られるコケを見て回りたいと。
なので、座学の後に少しフィールドワークの時間も設けてもらいました(参加は希望者のみ)。
簡易ルーペを持っていくので、普段は人目が気になってなかなかできない園芸店の鉢植えに生えているコケを、
大手を振ってじっくりと皆さんと見て回れたらと思っています。

ちなみに先月末、下見に伺ったところ、このような春爛漫のコケたちがあちこちに。













最後のゼニゴケはとくに春とは関係ない風貌だが、むしられてもむしられても生えてくることで、
園芸関係者には「庭にはびこる邪魔者」としておなじみのコケ。
しかしここでも店員さんの目の届かぬ場所を見つけて、ちゃっかり陣取っていてさすがだなと。


そんなわけで、ご興味のある方はぜひお越しくださいませ。
当日を楽しみに、お待ちしております。


ちなみに。陽春園さんがある兵庫県宝塚市山本地区は、古くから植木の一大産地として知られ、
界隈は植物を生産している圃場や園芸・造園関係のお店がとても多いエリア。

そして陽春園さんはその中でも大きな敷地を有する園芸店で、店の中を見て回るだけでもとても楽しい。
幅広い植物や園芸グッズを取り扱っていて、さらにはゆったりくつろげるカフェまであり、
「こんなお店が近所にあれば…」と思わずうっとりしてしまいました。

そんなお店の様子も、最後にちょっとご紹介。



▲とにかく広い。屋外にも屋内にも、大きいものから小さいものまで種々の植物が並ぶ



▲カフェ。飲み物のみならずワッフルなどのメニューも充実



▲盆栽各種。コケ好きとしては見逃せないコーナーである



▲いま人気の苔テラリウムコーナーも



▲コケやシダの鉢、パック売りなど



▲この時季ならではの胞子体つきタマゴケも


コケについても「こんなに置いてるんだ!」と驚くほど取り揃えられておられるので、
ぜひお話会と一緒に、お気に入りのコケや鉢植えを見つけにお越しいただけたらと思う。


あ、あと私についてはもちろん「特徴がよくわかるコケ図鑑」も持って行きます!


 

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【お知らせ】いよいよ発行間近とか。『知りたい 会いたい 特徴がよくわかるコケ図鑑』について&春の赤目四十八滝

2017-04-07 13:03:35 | バードの本棚
 
  ▲タマゴケ。赤目四十八滝にて(2017.3月下旬)


またも更新が滞ってしまった。

早春~春にかけての時季にこのブログの更新がないというのは、
たいがいコケを見に出かけているか、風邪を引いているかのどちらかなのだが、
今回はその両方なのであった。

コケを見に行っては風邪を引き、
ちょっとよくなったと思ってまた出かけると
風邪がぶり返すを繰り返していた。

しかも家族全員が患っていたので、風邪をひきつつも家族の世話もせねばならず、
余計に体力を消耗して治りにくかったのかもしれない。

長引く風邪前線は先月下旬からいまだわが家に停滞しており、
いまのところ私の喉と鼻の調子はいつもの6割程度。

味と匂いがよくわからないからか、気付いたら、
ここぞの執筆のためにとっておいたチョコレートを
無駄をむさぼってしまい昨日は激しく後悔した。
こういう時は特売のアーモンドチョコにしておかねば。

だいぶ気候も暖かくなってはきましたが、どうぞ皆様もお身体にはお気をつけください。


さて先日、幼なじみからLINEで「アマゾンで新しいコケの本の表紙、見たよ~」との連絡があり、驚いた。

慌ててパソコンを開いたところ、確かに出ている。
画面左側には本の表紙が、そして画面右側には「ただいま予約受付中です。」とばばんと出ている。

なんと。いつのまに!




ここ最近、そんな具合でコケ観察と風邪治療に全精神が向いていたためすっかり油断していたが、
時は、いよいよ新しいコケの本の発行目前を迎えていたのであった。
いやはや、風邪を引いている場合ではなかった。


というわけで、アマゾンでも表紙画像は見られるのだが、
せっかくなのでこのブログでも紹介させていただきたい。

今回の本は、こんなお顔をしております。


  
   ▲『知りたい 会いたい 特徴がよくわかるコケ図鑑』(発行元:家の光協会 著者:藤井久子 監修:秋山弘之)


「初心者~中級者がルーペでわかる、楽しめるコケを紹介する図鑑」というのが今回の本のコンセプトなので、
デザイナーのNさんが、「ルーペでのぞく、ちょっと不思議なコケの世界」というイメージで、このデザインに仕上げてくださった。

黒色がベースなのでコケたちがキリリと際立ち、
書店でもちょっと目立つのではないかと期待している。

発行日は4月15日前後になるようだ。

また本の詳しい内容については、これからじわじわと紹介していきたいと思うが、
どうぞご興味のある方は、お手に取っていただければ嬉しいです。

なお、担当編集者Eさんの直近の情報によると、
すでにAmazonでの予約がなかなか好調とのこと。

どなたが予約してくださっているのかは存じませんが、
お一人お一人にお礼を言ってまわりたいくらい感謝しております。

ありがとうございます。


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●おまけ

3月下旬、風邪引き前に行ってきたのが赤目四十八滝(三重県)。
毎年早春~春にここを訪れるのが、4、5年前から恒例行事となっている。

今回も期待どおりイキイキとした春のコケたちにたくさん出会えた。
とくに今回はこの時季に胞子体をよく伸ばす苔類を中心に見て回った。






▲クモノスゴケがいっせいに胞子体を伸ばし始めている。
 群落の真ん中にはちょこっと間借りしたコマチゴケも。こちらも胞子体がちょっとだけ伸びている



▲この時季がまさに見頃のジャゴケ。キノコの山がにょきにょき



▲シダレヤスデゴケ(おそらく)。毎回通っている道なのに、今回初めて彼らの存在に気付いた



▲滝のしぶきがかかりそうな場所の木の葉の上に生えるカビゴケ。パッと見は本当にカビのようだが・・・



▲ルーペで見てみると、細い茎にてんてんと葉がついて、ちゃんと植物らしい姿をしているのがわかる



▲ナガサキツノゴケもちょうどツノ(蒴)を伸ばしていた。ツノゴケ類は、日本に知られるコケ約1700種中、
 たった17種しかいないため、出会えるとそれだけで得した気分になってしまう


ちなみに、じつはこの日、偶然にも今回の本の監修をしてくださった秋山弘之さんと現地でバッタリお会いし、
久々にお顔を見て(制作中はメールのやり取りばかりだったので)、ひとまずのお礼が言えたのもとても嬉しい出来事だった。

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【お知らせ】4/15 (土)「はじめてのコケ観察会」@東京 ←※定員に達したため現在キャンセル待ちとなります(2017.3.24)

2017-03-19 06:51:47 | コケ情報


先週から、制作中のコケ図鑑の作業が一段落ついて、生活サイクルもだいぶ普段通りに戻ってきた。
かなり遅ればせではあるが、今期楽しみにしていたドラマ『カルテット』を昨夜から見始める。
評判通り、期待以上の面白さ。前期の同枠『逃げるは恥だが役に立つ』とはまた違った意味のドキドキハラハラな展開で、早く続きが見たい。

どうでもいい余談だが、じつはワタクシ、コケも好きだがかなりのテレビ好きでもあり、毎期のドラマの初回は一通りチェックしている。
ちなみに来季は『孤独のグルメ Season6』がある(4/7(金)放送スタートだそうだ)というので、いまから非常にわくわくしている。


さて、ここからが今日の本題。

昨年に引き続き、今年も東京都葛飾区の水元かわせみの里(通称:水元公園。かなり広大な公園です)からお声がかかりまして、
こちらの一角で「はじめてのコケ観察会」という、その名の通り超初心者向けの座学と観察会をさせていただくこととなりました。

一昨日から参加申し込みが始まったので、ご興味のある方はぜひお申し込みの上、足をお運びくださいませ。
お一人参加も大歓迎。春のコケを一緒に楽しみましょう。

  注)申込先は水元かわせみの里(電話03-3627-5201)になります。このブログでは受け付けていません。


「自然学習講座 はじめてのコケ観察会」 ←※定員に達したため現在キャンセル待ちとなります(2017.3.24時点)
 道路の脇道など身近な場所で見られるコケの生態について解説します。

◇場所:水元かわせみの里(水元公園)
◇日時:4月15日(土)午前10時~正午(雨天決行)
◇定員:小学5年生以上の方、20人
◇講師:藤井久子
◇持ち物:ルーペ、図鑑、カメラ(いずれもお持ちの方)
◇申し込み方法:3月17日(金)午前9時から電話で(先着順)。水元かわせみの里(水元公園8‐3)電話03(3627)5201 公園課  
 ※月曜日は(祝日の場合はその直後の平日)休館日で繋がりません。

こちらの葛飾区のサイトでも案内しています。→
 ※定員30人とありますが「定員20人」で行います。また対象者も小学5年生以上ならOKです
 (それよりやや低年齢でもコケに興味のある方ならOK!)。

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●おまけ


▲『知りたい 会いたい 特徴がよくわかるコケ図鑑』の色校

今回の本は図鑑ページで182種のコケを紹介しているほか、初心者がコケを見分けるための方法や、
グラビアページ、コラムページなどもあり、手前味噌ですが、なかなかの充実ぶりです。
4月中旬に発売予定、税込1,944円。アマゾンなどではすでに予約も始まっている模様(ドキドキ…)。

どうぞよろしくお願いします。m(__)m






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新しいコケの本『コケの生物学』をやっと手に取れた幸せ

2017-03-10 12:50:38 | バードの本棚


▲『コケの生物学』(発行:研成社 1,600円+税)
 表紙絵のコケは「Cheilolejeunea kitagawae」。苔類クサリゴケ科シゲリゴケ属の仲間。北川博士にちなんだ学名がついている


2月はとんで3月。しばらくぶりの更新である。
ようやっとインターネットの世界に戻ってきました。

更新のない間も、ちょこちょことこちらをのぞいてくださった
奇特な方がいたようで、ありがたいやら申し訳ないやらでした。

また、1月・2月は「苔暦はまだありますか?」というお問い合わせも
何件かいただきましたが、完売御礼につき、ご期待に沿えず申し訳ない限りです。

 ※一応、お問い合わせいただいたすべての方に返信は出しているのですが、時々メールが届かないみたいで。
  あらためてこちらにてお詫びいたします。また晩秋に2018年版カレンダーのお知らせをすると思います。



さて、前回のブログにも書いた通り、年末から私史上最高のフルスロットルで執筆を続けてきたコケ図鑑の原稿が、
先日ようやく印刷所に入り、あとはもう一度校正紙をチェックしたら完成というところまできている。



▲本のタイトルは『知りたい 会いたい 特徴がよくわかるコケ図鑑』(著:藤井久子、監修:秋山弘之、発行:家の光協会)。
図鑑ページのほかにも、グラビアページあり、コラムありのもりだくさんな内容で、182種のコケの情報が載っています


ちなみにどれくらいフルスロットルだったかを例えるなら
「すでに3浪してもう後がない受験生」くらいの必死さはあったのではなかろうか。
(それもこれももとはといえば、すべて私の遅筆が悪いのだが…)。

さらにどうでもよい話だが、なぜそのような例えになるかもついでなので言うと、
家族が家にいる週末は、いつも近所のカフェに通って仕事をしていたのだが、
年末から2月頃といえば、ちょうど巷は受験シーズン。

カフェに参考書を持ち込んで最後の追い込みに必死な学生さんたちに混じって(そして時には席取り合戦にも巻き込まれて)、
猛執筆に励んだのが、「今回の本の制作で思い出深かった出来事」のベスト5には確実に入るからである。

いやはや、巷の受験生の皆さんたちもひとまずお疲れさまでした。
あ、この本についてはまたあらためてお知らせします。4月中旬に発行予定です。


さて、近況報告がつい長くなって話が横道にそれたが、
今日書きたかったことはタイトル通り。

1月に発行された新しいコケの本『コケの生物学』を
皆さまはすでにお手に取られただろうか。

著者は、苔類(たいるい)を専門に長年研究をされてきた北川尚史博士。
残念なことに去年の1月に満80歳でご逝去され、すでに故人である。

しかし、北川博士の教え子の方々(現役のコケの研究者&アマチュアの皆さん)が、
博士が雑誌『植物の自然誌 プランタ』(研成社発行)で6年間続けていた連載の内容が
終了からすでに20年以上が経っているにもかかわらず少しも古びたところがなく、
「このまま埋もれさせてしまうにはあまりにも惜しい!」ということで、
必要な部分に最小限の手を加えられ、このたびの書籍化が実現した。

残念ながら私は一度も北川博士にお会いしたことがないのだが、
お弟子の皆さんが博士について語られる時、
どの方も饒舌になるのを前々から印象深く思っていた。

北川博士のこととなると、いくら時間があっても足りないというくらい、
皆さんそれぞれに濃いエピソードがあるらしい。

鋭い観察眼を持った、とてもお話の上手な博士だったようだ。


発行後しばらくはアマゾンでも「売り切れ」状態になったため手に入れられず、
ようやく注文できても、なんせここ数か月は先に書いたような状態だったので、
アマゾンから届いた箱を開ける隙が一瞬たりともなく・・・。

注文から1か月以上たってようやく昨日、箱から開けて手に取ることができた。

ぱらぱらとページをめくってみたが、必ず前から順に読むべきものではなく、
気になるテーマから読めばよいような構成になっているのもありがたい。

正直、まったくのコケ初心者には専門用語も多くてちょっと難しい内容かもしれないが、
コケが誕生した歴史や、コケの生活史、コケのからだの特性のことなど、どのテーマも大変深く掘り下げられていて、
このような本が一般書として世に出回る機会はそうそうないのではないだろうか。
入門書を数冊読んだのちに、よりいっそうコケに興味が出てきたという人はぜひ持っておくべき1冊だと思う。

さぁ、私もこれから日々の楽しみとして毎日少しずつ読み進めていこう。
きっと読み終わる頃には北川博士に会ってみたかったという思いがさらに強くなりそうだ。



▲そしてもう1冊、読むのを楽しみにしていたのがこちら『シャボテン幻想』(著:龍胆寺 雄)。
 巻末の「解説」を書いておられるのが蟲文庫の田中美穂さんなのだ


-----【おまけ】-----------------------------------------

先日、歩いていて、思わずスマホで撮ってしまった。
巷はもうコケの春到来!
サクラの花見の前に、苔見に行かねば!!



▲最近の近所の道端。小石や枯葉に紛れながらも、明らかに色鮮やかな何かが!



▲胞子体を伸ばしコケの春が到来中。ノミハニワゴケかコメバキヌゴケあたりかな?!(めっちゃピンボケですみません…)

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2017年、明けましておめでとうございます。

2017-01-04 17:41:51 | 未分類
 
 
 ▲ホウオウゴケ。姿が鳳凰の尾羽に似ているのが和名の由来。胞子体の柄は茎の途中から伸びる



明けましておめでとうございます。2017年・酉年が始まりました。

今年もまた自分のコケの記録帖として、思い思いのことをこのブログに綴っていきます。
更新は決して頻繁ではありませんが、気長におつきあいいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします。

昨年は、コケに関係あることでもないことでも、いろんな仕事をさせてもらうチャンスがあり、
非常にありがたかったのですが、子どもを育てながら仕事をするのが予想以上になかなか大変なことだと痛感…(子育てなめたらアカン)。

それなのに欲を出してコケカレンダーも作ったので、最後のほうはもうてんやわんや。
でも、おかげさまでカレンダーは12月中に完売。完売したことがなかったうえ、しかも年内に売り切れるというのも新記録で、とても嬉しかったです。


そして今年。まず目下の目標は、春に向けて新しいコケの本を世に出せるようにすることです。
「編集者泣かせかっ!」というくらい原稿執筆が遅れており、編集者のEさん、また監修者のA先生にはご迷惑をかけっぱなし、
昨年後半からはそのことで謝りっぱなしなのですが、今年度内には何としても仕上げなければと思っています。

それが終わったら、ちょっとだけ旅に出て、コケをはじめ自分の興味のある分野について、
いろいろとインプットをしたいなぁというのがひそかな夢です。


さて、話は変わって、トップ画像のホウオウゴケは、酉年にちなんで、そして縁起の良いという意味合いもあって載せてみたもの。

コケ好きというのは、本当に凝り性の人が多いもんで、コケ友さん同士で交わす年賀状には必ず干支にちなんだコケが登場します。
果たして今年はどんなコケ年賀状が見られるのか、私にとってこれが年始のひそかな楽しみになっていたりするのです。

ちなみに今年の私のコケ友さん向けへの年賀状は、ホウオウゴケ(蘚類)、ダチョウゴケ(蘚類)、クジャクゴケ(蘚類)のトリプルコンボで攻めてみたのですが、
コケ友Mさんから届いた年賀状には、さらにコキジノオゴケ(蘚類)、ヒメトサカゴケ(苔類)が登場。さすがMさん、と思わず唸りました。そんな酉年の始めです。



<コケカレンダー2017についての私信>

12月22日にご注文いただいた神奈川県のYさま、12月23日にご注文いただいた京都府のHさま、
それぞれに12月23日中に返信を差し上げているのですが、届いておりますでしょうか?

もし返信が届いていないようでしたら、お手数ですがご一報いただけると助かります。
なぜだか時々、こちらの返信がいただいたメールアドレスに送っても届かないことがあるようです。
なお、カレンダーは取り置きさせていただいています。



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【お知らせ】コケ好きのためのカレンダー「苔暦2017」ができました。  ※12/23おかげさまで完売しました!

2016-11-27 16:12:20 | 文系女子のコケ目線
※下記のカレンダーですが、おかげさまで完売しました。(追記2016.12.23)


    
     ▲今年も作りました。コケ好きのためのカレンダー「苔暦2017」


関西の紅葉ももうあと少しで見ごろを終えるというところで、
近所の山を眺めるのが毎日の小さな楽しみとなっている今日この頃。

でも葉が散ってはっと我にかえれば、
どっと押し寄せるであろう師走感に今からヒヤヒヤもしている。

このブログを読んでくださっている皆さんもきっと、
年末年始に向けて少しずつ準備をされ始めている頃でしょう。

そんなお忙しいなかに分け入るようで恐縮ですが、
来年に向けて、今年もコケ好きのためのコケカレンダー「苔暦」を作りました。

このブログを見てくださっている方の中で、もしご興味のある方がいらっしゃったらお分けいたします。  
 ※なくなり次第、終了します。


  「苔暦2017」  <壁かけ用、1部:1400円+送料 ※送料についての詳細は下記をご参照>

今年の12か月はこちら!


    

    

    

    

    

    



 
 ▲仕様:210×148㎜(A5サイズ)/全4色カラー。祝祭日の記載あり。吊り下げ用紐付き。
   ジェントルホワイトフェイス121.5K使用で、ややざらっとした手触りでマットな質感です


2016年版に続き、今年もせっかくなのでテーマを決めて写真を選んでみました。
2017年版のテーマはすばり、「明日のコケ (The moss of tomorrow)」

「明日のコケ」とは、つまり次の世代へと命を繋いでいくコケの胞子や無性芽のこと。
さらに大きなくくりで明日のコケを作り出すコケの生殖器官も含めて写真をチョイスしました。



▲観察中に気づいたことや、調べてみて改めて知ったことなどは、イラストやキャプションにまとめました



▲2016年版が好評だったので今年も透かし紙の帯紙付き



▲カレンダー上面に穴があいています。壁掛けカレンダーとしてどうぞ。


カレンダー代に加え、下記の通り別途送料がかかります。
それぞれ最安値の配送方法を選んでいますが、
ご希望の配送方法(宅急便など)がある場合はご注文の際にご相談ください。


【ご注文冊数による送料の違い】 ※カレンダーは1400円/冊です。

■1冊:送料140円(普通郵便)

■2~4冊:180円(スマートレター)

■5冊以上:送料無料 ←(一度にそんなにご購入くださるのは大変ありがたいので!)
 

購入希望の方は当ブログ左側のバーにある「プロフィール」の下、「メッセージを送る」にご連絡ください。
その際、下記の必要記入事項をご記載ください。

 ※iphone からこのブログを読まれている方だと「メッセージを送る」の欄が表示されないようです。
  ご注文は、bird0707◆mail.goo.ne.jp (◆を@に変えてください)のメールアドレスに送ってくださいませ。


こちらからご注文の確認とお振込先についてのお返事を差し上げます。


----メッセージへの必要記入事項-------------------


1.お客さま情報
  
・お名前:
・カレンダーの送付先:〒
・電話番号:
・メールアドレス:
  
2.必要部数   部  送料     円  ★合計金額  円

------------------------------------------------

●金額
 1部=1400円 (送料:1冊140円。2~4冊は180円、5冊以上は無料)
 
●代金 
 ご注文メールをいただいた方、各々に振込先をお知らせします。
 振込手数料はお客様の御負担でお願いします(入金確認後の送付となります)。

●発送方法
 PP袋で個包装の上、「普通郵便」または「ゆうメール」で発送します。 

●ご注文期間:11月27日~1月いっぱい頃まで。

 ※品切れ次第終了いたします。

 ※ご注文メールを頂いてから、基本3日以内にはにこちらから確認メールを差し上げます。
  3日以上たっても確認メールが届かない場合には、御手数ですがご一報ください。
 ※Amazonや巷の通販のような敏速な対応はできませんが、できるだけ早めに対応・発送させていただきます。



▲ちなみに今年は屋久島でゲットした屋久島オリジナルコケマスキングテープで封をしますよ(マスキングテープがある限り)。
 どんなコケが描かれているか、ぜひじっくり見てみてください


ではでは、皆さまのお申込みをお待ちしております。



▲ご自分用としてはもちろん、コケが気になるあの人へのクリスマスプレゼントにもオススメです。
 ちなみにカレンダーの横にあるのはスウェーデン製スギゴケの暖炉用箒。暖炉がないわが家では冬用のオブジェになっています

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苔こけコケ展2016@京都、盛況に終わりました。

2016-11-18 12:25:02 | 関西コケスポット

岡山コケの会関西支部(通称:オカモス関西)と京都府立植物園が主催の
コケの一大企画展、今年も3日間、大盛況に終わりました。

書きたいトピックは山のようにあれど、最近なかなか落ち着いてブログを書く時間がなくて。
でもなにかしら書かないと自分の精神衛生上にも悪いので(笑)、
「ブログを書くのは長くて1時間まで!」と決めて、ちょこちょことでもアップしていきたいと思う。

なのでほとんど写真ばかりですが、コケが好きな方々が集まった会場のにぎわい、少しでも伝われば何よりです。



▲いきなりなんですが、これらは京都コケ展オリジナルの苔判子。毎年新作が作られ、今回開催4回目にして初めてコケの名前が明かされた!



▲苔判子は無料のポストカードに自由に押しまくって持ち帰れるので、このブースは常に人気だった



▲会場は大賑わい



▲今年もオカモス関西のTさんが手塩にかけて育てた本物のコケたちがずらり。葉っぱの上で育つカビゴケもあります


















▲テラリウム、苔盆栽は老若男女問わず人気。とくにテラリウムの展示はここ4年でぐんと増えました


  
▲テラリウムそばの壁面には写真パネルでコケを紹介。今回はコケの生態に迫った貴重な写真が多かったです。
 ちなみに右の写真の右下に写っているのはオカモス関西・写真パネル班のHさん作「コケの顔出しパネル」。
 そう、景勝地や地方の駅でよくあるあのパネルのコケ版です(笑)。タマちゃん(タマゴケ)などと一緒に写れるとあり女性や子どもに人気でした



▲会場の右奥には顕微鏡コーナー。オカモス関西のスタッフがそばについて、顕微鏡の使い方や顕微鏡下のコケについてレクチャー中



▲そして会場の左奥には本物のコケを使った苔庭と裏千家のお茶席が設けられ、この一角は急に古都・京都らしいはんなりとした雰囲気に。
 でもよく見てほしい。壁面にあるのは苔庭の垣根なんかではない、蘚類・苔類のコケたちを超アップに写した壁紙なのである!



▲海外からの観光客とおぼしきお方も、興味深げに会場の写真を撮られてました。来年は英語の案内も付けた方がよいかも?!


  
▲最後は、こちらも毎年人気のコケ書籍・コケグッズブース。今年はここでしか手に入らないであろうコケの手ぬぐいもお目見え。
 販売ブース担当の女性は、それをカチューシャ風につけるというイマドキ女子らしいアレンジ。とっても似合ってました



▲もちろん私もご多分にもれず新作コケグッズを購入。自分のお財布事情を鑑みず瞬発的に「買います!」と言ってしまったため、
 気づけば財布の残りが帰りの電車賃ギリギリで肝を冷やした。
 左から時計回りにコケイロのコケ観察記録用ノート、オカモス関西×大阪自然史センターのコケ手ぬぐい、
 オカモス関西・Kさんのビーズで作ったサヤゴケのピンブローチ、Cafe de Foretのルーペ形ブローチ



▲ルーペ形ブローチのルーペの中はゼニゴケ、サヤゴケのピンブローチはかわいいだけでなく胞子体の特徴がよく表されていてビックリ


なお、写真にはアップしていないが3日間毎日、野外コケ観察会やテラリウム作り、
コケにまつわる講演会など、本会場の外でもいろんなイベントが盛りだくさんだった。

私は13日の、「苔三昧ーモコモコ・うるうる・寺めぐり」 (岩波書店)の著者で福井県立大学でコケの授業をされている大石善隆さんの講演を拝聴。
「京都の苔庭が10倍楽しくなる」というテーマのお話し、内容はもちろん大石さんのおしゃべりが予想外にアツく、大変面白かったです。

最後に。イベントを主催したオカモス関西のメンバーと、お手伝いをしてくださったオカモス本部(岡山)のコケを愛してやまない皆様、今年も本当におつかれさまでした!


【お知らせ】 コケ好きのためのコケカレンダー「苔暦2017」、もうできてます!

  

前回の記事で触れたコケカレンダー、完成しております。
取り急ぎのスマホ画像ですが、表紙はこんな感じです。
詳細は次回に!(近々アップします!)

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【コケ情報】11月11日(金)~13日(日) 「苔・こけ・コケ展2016」開催 /「苔暦2017」を鋭意制作中です!

2016-10-24 13:11:05 | 関西コケスポット

またも気づけば月の下旬。ハロウィンの影に隠れている「師走感」も、31日が過ぎればパッと舞台の幕が開くみたいに
突如その存在感を表すのだろうなぁと思うと、もう考えただけで今から恐ろしくてたまらない…。

「本当に無事に年を越せるのか、自分よ…」と机にたまった書類の山を見ながら自問自答しては、
「いやそんなこと考える暇があったらまずは手を動かせよ」と我に返る、そんな繰り返しの今日この頃である。


さて、いろいろブログに書きたいこと、書きかけていることはあるものの、
ひとまず今日は取り急ぎお知らせしたいことを2つ。


【コケ情報】 11/11(金)~13(日)「苔・こけ・コケ展2016」開催!
 

   


全国各地からコケ好きが集まるコケのビッグイベントが今年も京都府立植物園で行われます。
毎年お越しの方も、初めての方もぜひ、コケの美しさやコケの不思議を体感しにお越しくださいませ。

会場内の苔庭で野点、「苔三昧‐モコモコ・うるうる・寺めぐり」(岩波書店)の著者であるコケ研究者・大石善隆さんによる講演会、苔テラリウム作り、
野外観察会・顕微鏡観察会開催、多彩なコケ写真・種類豊富な本物のコケの展示、コケグッズ販売(コケTシャツもあります!)など今回も盛りだくさんの内容です。
さらに今年は例年とちょっと会場のレイアウトを変えて、よりコケをじっくり見られるように工夫しています。
岡山コケの会関西支部を中心としたスタッフ一同が皆さまをお待ちしております!


   



【お知らせ】 コケ好きのためのコケカレンダー「苔暦」を2017年版も販売予定です!

「今年は作ろうか。作っても大丈夫だろうか」と正直、一種の懸けのような気持ちで毎年作り始めるこのカレンダー
しかしここ最近、「来年の苔暦も出ますか?」という奇特なお問い合わせを何件かいただき、ちょっとホッ。ただいま鋭意制作中ですよ!

11/11~の「苔・こけ・コケ展」の物販コーナーに並べさせていただくほか、
11月中旬過ぎからブログでも告知したいと思っています。もうしばらくお待ちくださいませ。


 
 ▲ヒメジャゴケの群落。以前、10月に長野県の民家の軒先で撮らせてもらったもの。2017年版10月のカレンダーに使う予定です

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奥入瀬コケ紀行 extra : シャクシゴケ / 「コケはともだち」が5刷目に

2016-09-28 11:11:53 | コケをめぐる旅

奥入瀬渓流の森を歩いていると・・・

  
   ▲シャクシゴケの群落

出会いそうでなかなか出会わないこのお方、
以前もお会いしたのはこの森だったと記憶する。



▲葉状体の縁は細かく切れ込んでいる。中肋に沿うように並んでいる黒い点々はラン藻。ルーペ越しに見るとキウイの種のようにみずみずしかった

シャクシゴケは苔類にしては珍しくラン藻と共生しているコケだ。
本種以外に体内にラン藻が共生しているコケは、このコケと同じ科に属するウスバゼニゴケ科のウスバゼニゴケ、そしてツノゴケ類だけである。
さらに手持ちの図鑑によると、葉状体の先端に半月状の無性芽器がつき、なかには金平糖形の無性芽がつまっているのだとか。

でも私が見た群落は、先端にポケットはついているものの、どうも無性芽が中に入っているようには見えず、
もしかしたら今見えているのは、同じく葉状体の先端につくという雌株の生殖器官なのかもしれない。





じつはこの写真、いまやコケ好きの間では必携アイテムとなっているオリンパスのコンパクトデジカメ「STYLUS TG-4 Tough」で撮影した。
数年前から流行しているが、このたび私もようやく手に入れた次第で、使ったのはこの旅が初めて。

少し前までコケ好きの間で使われるコンパクトデジカメといえばリコーの「CX」シリーズがトレンドだったが、数年前に「生産終了」となってしまったため、
「もし手持ちのリコーが壊れたら、次のカメラはどうすればいいんだ!」と路頭に迷っていたコケ好きたちを救ったのが、
「顕微鏡モード」がついて、コケのような小さなものの撮影にも対応したこのTG-4だった。

初めて使ったカメラの撮影記念に。
以上、おまけのシャクシゴケでした。


----- One more extra -----


奥入瀬へ向かう前日、たまたま糞土師の伊沢正名さんと電話で話す機会があり、

「青森へ行くなら、小牧野遺跡へぜひ行ってみてください。僕が協力した展示物もあるから見てみて!」

とおすすめされた。

縄文時代にも大いに興味がある私(しかし知識はないです・・・)は、
それはぜひとも見てみたい!と、Kさん親子にわがままを言ってねぶた祭りが始まる前に連れて行っていただいた。

小牧野遺跡、それは縄文人が作ったとされる日本最大級の環状列石(ストーンサークル)なのであった。



▲直径55メートル。他にも環状列石は、青森県の弘前市、秋田県や岩手県、北海道など各地に遺跡が残っているという






▲「縄文の学び舎 小牧野館」にて、伊沢さんのうんちのコーナー

なぜこの資料館にこの展示?と思ったら、縄文時代は野外でうんちをするのが当たり前で、
そういった排泄物がどのように自然に還っていくかが、伊沢さんが足で、いやお尻で稼いだ克明なデータを基に、
リアルなレプリカを使って解説されていた。なるほど、そういうわけだったのね。



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▲『コケはともだち』(著:藤井久子/監修:秋山弘之/発行:リトルモア


さて、話はまったく変わって。
かなり遅ればせなのですが、少し前に嬉しいニュースがありました。

拙著『コケはともだち』が増刷され、このたびおかげさまで5刷目となりました。じつは7月末から書店に並んでいます。
6月に発行元のリトルモアさんからこの一報がありながら、日頃からブログに書かねばと思っていることが多過ぎて、
ついついこのニュースを書くのが今頃になってしまいました。

この本を手に取るといまでも、

「世間にはコケの美しさ、面白さに気づいていない人があまりにも多過ぎる。コケのことを知れば、その人の人生はもっと楽しくなるはず!」

と、この本の企画書を書いていた当時の、熱い(そしてちょっとおせっかいな?!)気持ちがありありと思い出されます。
そしてページをめくれば、私だけでなく、編集者のTさん、リトルモアの皆さん、監修やイラスト、デザインなど、
この本にに携わってくれた皆様が注いでくれた愛情がにじみ出てきそうです。

これからもどうかこの本が、コケのことが気になり始めた方の助けとなる一冊であり続けますように。

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