かわいいコケ ブログ  I'm loving the moss!

コケの魅力を広く知ってもらいたくて、
ブログをはじめました。

苔好き、旅好き、山好き女子の
コケの記録帖です。

【お知らせ】5月28(土)・29(日)日: 小さなコケ展 〜ゼニゴケとタマちゃん〜 in 大阪

2016-05-13 14:25:02 | 近所のコケ

  
   ▲「小さなコケ展〜ゼニゴケとタマちゃん」DM。


4月23日に行われた東京・水元公園での「はじめてのコケ観察会」も、GW初日の「KOBEコケ展」での講演会も
おかげさまでどうにか無事に終わり、ホッとひといき。しかし、これからもうひと仕事控えているので、まだまだ気が抜けない。


「はじめてのコケ観察会」では、20代から最年長は93歳(!)のご婦人までと、幅広い層にご参加いただき(男女比は半々くらい)、
そのうち何人かとはコケつれづれな話もできて、とても楽しいひとときを持つことができた。

なかでもその93歳のご婦人は車椅子に乗り、息子さんに伴われてお越しくださったのだが、
観察地のポイント、ポイントでは立ち上がってルーペでしっかりコケを観察されていたのが印象的だった。
しかもわざわざご自宅の庭に生えているコケも2種類ほど持ち込まれ、とても熱心な方のよう。

観察会がお開きになったあと、いつからコケに興味を?と尋ねると、

 「実は最近のことなんですよ。以前は私、わりと色々な所へよく出歩いていたんです。
   でもこんなふうに車椅子に乗らなくちゃならないくらい動けなくなって、家にいることが多くなってね。
  それで家の中から窓越しに庭を眺めていて、ふと目についたのがコケ。むしろ動けてたときは全然興味がなかったんですけどね。
  いまは庭のいろんな所にいろんなのが生えているのが、とても気になっちゃって」

とのこと。

人それぞれ与えられた人生の時間や、肉体、環境はいつだって不平等なものだけど、
純粋でまっすぐな「好奇心」は誰にもなににも邪魔されることなく、
平等に与えられたものなのだと改めて気づかされた瞬間でだった。



▲みんなで観察した水元公園内の樹木。たくさんのアーバンモスがついていた



▲近づいてみると・・・カラヤスデゴケ(苔類)の花(檗砲咲いているのがわかるだろうか?



▲さらにアップ。ほら、このとおり!



  【ここからは告知です】  ※2016.5.28のコケトークイベントは定員に達したため募集を締め切りました。ありがとうございます。


  


さて、最近のコケテラリウム人気の火付け役といっても過言ではない「道草」さんが、
「小さなコケ展〜ゼニゴケとタマちゃん〜」という愉快な(そして謎な?!)タイトルのイベントを大阪で開かれます。
そして開催期間2日間のうち、初日28日(土)夕方のトークイベントでは、道草さんと一緒に私もコケトークをさせていただきます。
現在、予約受付中です。ご興味がありましたら、ぜひ足をお運びくださいませ。


----- 小さなコケ展 〜ゼニゴケとタマちゃん〜の詳細 (以下、引用)------------------------------------------

道端や庭の片隅に、ふと気がつくとコケがいる。
日常の何気ない存在である小さなコケの魅力を、可愛らしいタマゴケと嫌われ者のゼニゴケを比較しながら探ります。
それぞれのコケをイメージした陶芸作品や書籍の展示、キャラクターイラスト、コケのDNAから生まれた音楽など、
普通のコケ展にはない内容となっています。小さなコケの魅力を発見しに来て下さい。

【場所】スペースふうら
    大阪府大阪市東成区深江北3丁目4−11

【主催】メンアットワーク/道草

【会期】2016年5月28・29日 11:00〜17:00

 イベント 畋櫂謄薀螢Ε爛錙璽ショップ】(講師:道草 石河英作)
 小さなガラス容器に色々なコケや石を使って、小さなコケだけの景色を作るワークショップ。
 身近なコケの楽しさや、育て方についても詳しくお話しいたします。
 
 ・日時:5/28と5/29の14:00〜15:30  ←※29日はすでに満席です。2016.5.13時点
 ・定員:各回8名
 ・参加費:4,000円


 イベント◆畋櫂函璽イベント】
  「コケはともだち」の著者であり、数々のコケ観察会を企画している藤井久子さんと、
  苔テラリウムをはじめ、育てて楽しむコケ作品を世に送り出している道草 石河英作によるトークイベントです。
  観察するコケの魅力 ・ 育てるコケの魅力について、コケとふれ合いながらお楽しみいただきます。

 ・日時:5/28 17:00〜19:00  ←※定員に達したため応募を締め切りました。2016.5.25時点
 ・参加費:500円(コケ土産付)
 ・定員:40名

 ●ワークショップ、トークイベントのお問合せ・お申込みは、「予約フォーム」で→ 

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ちなみに、ゼニゴケは呼び捨てで、
タマちゃんことタマゴケは「ちゃん」づけなわけだが、
これはコケ好きたちのあいだでは当然の常識。

というのもゼニゴケは庭にはびこり他の植物が生える隙を与えないため「庭の嫌われ者」と呼ばれ、
一方、タマゴケは丸っこいフォルムとそこから伸びる目玉おやじのような胞子体が「キモかわいい」と人気で、
「コケ界のアイドル」と称されるほど、広くコケ好きたちに支持されているからなのである。



▲ゼニゴケ



▲タマゴケ



▲この目玉部分がインパクトがあってとくに人気


しかしなんと!今回のイベントを主催される道草さんは、
タマゴケを通例どおりに「タマちゃん」と呼びながらも、
じつは大のゼニゴケ好きという奇特な方。

なのにゼニゴケは呼び捨てなのはどうしてか。

それはおそらく、カップルがつき合いたての頃は、彼氏が彼女を「○○○ちゃん」と呼んでいるのだが、
仲が深まって一線越えちゃうと、いつのまにやら呼び捨てになっている、そのテのパターンかと思われる。   ←※あくまで個人の推測です。

だって、道草さんのゼニゴケへの愛たるや、ちょっと想像以上のものなのである。

たとえば、ご自分でゼニゴケのコケテラリウムや苔盆栽を作っておられることはもちろん(これだって巷では珍しいはず)、
専門家に頼んで、ゼニゴケのための曲をつくってもらったり、ゼニゴケキャラクターを作ってもらったりと、
ありとあらゆる手を使ってゼニゴケの普及とイメージアップに日夜全力を注ぎ、
もはやその姿は「ゼニゴケ応援隊長」然としたありさまなのである(ほかの隊員はどこにいるんだって話もありますが・・・)。

今回も、お越しいただくと漏れなく道草さんのゼニゴケ愛に触れられることはもちろん、レアなコケ体験ができることは間違いないでしょう。


   
 ▲衝撃的にかわいすぎるゼニゴケキャラクター


繰り返しになりますが、トークイベント、ワークショップのお問合せ・お申込みはこちらで。→ 
きっと楽しいイベントになると思いますので、お待ちしております。

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コケ目線的「この本がすごい!」 Part1:『コケもす日記』

2016-04-19 15:06:48 | バードの本棚

熊本を中心とする九州地方で発生した地震の情報に触れるたびに、胸が痛む。

2階建ての1階部分が倒壊してなくなってしまったアパートや民家、あそこに住んでいた人はどうなったのだろう。
救援物資はまだ届かない、かといってスーパーやコンビニへ行っても何も残っていない。何も買えない。お金の意味ってなんなんだろう。

水が出ないので身体に入れる水分は買い置きしてあった果物からとってしのいだこと。
電気が復旧するまで照明代わりに食卓には常にろうそくを置き、移動時だけ懐中電灯を使っていたこと。

余震はまだくるのだろうか。いつ、どんな規模でくるのだろうか。

毎日普通にくると思っていた「明日」は、本来は何ひとつ保障されていないものなのだと
非常時にさらされて初めて知り、ただただとてつもなく不安だった。

そんなふうに。

今回の地震のニュースを見聞きするたびに、自分が経験した阪神淡路大震災の時の思い出が、
もう21年以上も前のことなのにいまだに鮮明に蘇ってくる。


まだ今後1週間ほど余震は続くという。

被災中の方がこのブログをご覧になることはなかなかないと思いますが、
お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りしますとともに、被災された方へ心よりお見舞い申し上げます。
どうぞお気をつけて。今日もなんとか生きていてください。

そして、被災されていない皆さまも。

日本には2000以上もあるという活断層、もはや大きな地震は全国どこででも起こり得ること。
それどころかエクアドルでも熊本の数日後に大地震があり、いまや地震は世界中どこでもだ。
さしでがましいようですが、被災経験のある自分がとりあえず言っておきたいのはこの5つ。

1.寝室には背の高い家具を置かないこと。
2.水・保存食は必ず家族分、3日分は用意しておくこと。
3.お風呂の水は常に貯めておくこと(トイレ用の水流し用に。非常時にこれがあるとものすごく救われます!)。
4.枕元に懐中電灯と靴(スリッパでも)を用意しておく(ガラスが割れると歩けなくなるので)。
5.家族と連絡が取れなくても、いざという時の集合場所を決めて普段から事あるごとに確認しておくこと。

これからも地震が起こるのは仕方のないことだが、被害は最小限に抑えられますように。

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さて、先月ものすごいコケの本(マンガ)が届いた。

その名も『コケもす日記』(加藤宝積著、\1,000+送料)。





コケに目覚めた少年・サク太郎くんが博物館学芸員の木毛(もくげ)さんと出会い、
次第にコケの魅力にはまっていくという、一点の曇りもない、ド直球のコケ漫画なのである。





木毛さんにコケモンカードを授けられ、日本中のコケと出会いたい!と夢を抱くようになったサク太郎君。
近所を歩くうちにどんどんコケアンテナが鍛えられ、あっちこっちでコケを見つけてはルーペで見入り、ついにはミクロの森へ迷い込む。






果たしてそこに広がっていた世界は・・・







この漫画の何がすごいって、まずこの画力である。
コケを知る者も知らぬ者も思わず息をのむほどの美しさと緻密さだ。
物言わぬ小さなコケが、まるで踊り出しそうなほどにイキイキと、一コマ一コマが生命力にあふれている。





また本を手に取ってよくよく見てみると、細部にわたって作者のこだわりが散りばめられているのにも気づくだろう。



▲表紙。サク太郎くんのバッグにはルーペモチーフのコケグッズやコケモチーフのバッジが!



▲表紙をめくった先の遊び紙は、すりガラスのような紙にゼニゴケがデザイン。コケがこんなにおしゃれでいいのかと言いたくなるくらい洒落ている。



▲本が送られてきた際の封筒。ここにもまさかのゼニゴケが!


じつは著者の加藤さんと私は3年ほど前に知り合い、北海道で一度、キノコ写真家の新井文彦さんも一緒に3人でコケ・キノコ観察をした仲。
すでに出会った時にはこの漫画の制作に取りかかられていたから、3〜4年越しで完成した大作である。

でも、そもそもなぜこのような漫画を作られようと思ったのか?

加藤さんにメールでお尋ねしてみたところ、

 「科博(国立科学博物館)の『コケモンカード』(当ブログの以前の記事をご参照)の存在を知った時に、パロディマンガにしたらどうだろうと思いついたのですが、
  自分はまだコケの事をよく知らないので、勉強しながら描いていける学習マンガ的な体にしたらよいのではないかと思いました」

とのこと。なるほど、サク太郎くんは加藤さんの分身的な存在ともいえるのかもしれない。

では制作中で大変だったことは?

 「やはり小さなコケを描くのが大変で、なかなか向き合えず時間がかかりました」

でしょうね〜!こんだけ緻密に描くのは並大抵の気力と体力ではやりきれますまい!
ていうか、加藤さん、いくらコケが好きだからって凝りすぎですよ!(笑)

あれ? でもちょっと待って。





表紙に「1」とあるのだから、今後は「2」が出るってことですよね?!(やった!)
とはいえ、このクオリティーを保っていくにはまた莫大なエネルギーが・・・。
あぁ、、でも続きをとっても楽しみにしている一読者として声を大にして言わせてください。

ここはどうかひとつ、次は3、4年後ではなくもう少し早めにお願いいたします!m(__)m


▲さらにはこのようなカードもおまけでつけてくれるシマツ(コケモンカードもあるし!)。
 どこまで至れり尽くせり、どこまで凝り性なお人なんや、加藤さん!


最後にそんな『コケもす日記』の入手方法のご紹介をば。
通常は加藤さんのホームページにあるネットショップから手に入れることができますが、
近々の予定ではイベントでの販売もあるとのことです。


::::::::::::::『コケもす日記』のお問い合わせ・購入方法:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


●加藤さんのホームページ→  Café de Forêt + 知床幻氷観測部
●ネットショップ→ 
●イベント
 ・4/29〜5/5「KOBEコケ展」(兵庫県神戸市)の物販コーナーにて販売。
 ・7/23,24(土日)の「博物ふぇすてぃばる!」(東京都九段下)にも出展。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

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【コケ情報】4月29日(金祝)〜5月5日(木祝) 「KOBEコケ展」の続報

2016-04-12 14:33:55 | コケ情報

     
      ▲主催:神戸市立森林植物園、共催:(公財)神戸市公園緑化協会、岡山コケの会(オカモス関西)


このゴールデンウィークに神戸市立森林植物園で開催される
「KOBEコケ展」のポスター(上記)が先日届いたので、
改めて今回のイベント内容の詳しいお知らせをさせていただきます。

   「KOBEコケ展」

・場所:神戸市立森林植物園(森林展示館2階)
・日時:4月29日(金祝)〜5月5日(木祝)、9時 〜17時(入園は16時30分まで) ※最終日は16時終了
・入場料:無料(ただし、入園料・駐車料必要)
・共催:(公財)神戸市公園緑化協会、岡山コケの会(オカモス関西)

::::::::::4月29日(金祝)::::::::::

イベント1「コケ観察会」
秋山弘之さんの案内で森林植物園内のコケを観察するフィールドワークです。

・時間:10時30分〜12時
・講師:兵庫県立人と自然の博物館 秋山弘之先生 
・場所:園内(受付:森林展示館窓口) 
・定員:30名    
・参加費:無料(ただし、入園料・駐車料必要)
・申込み:事前申込み制


イベント2「コケ講習会 コケは友達」
コケの魅力や楽しみ方のコツ、コケよもやま話などを座学で。
コケにちょっと興味があるという初心者の方、気軽にお越しくださいませ。

・時間:13時30分〜15時
・講師:藤井久子(著書『コケはともだち』リトルモア発行)
・場所:森林展示館2階 研修室(受付:森林展示館窓口)
・定員:40名    
・参加費:無料(ただし、入園料・駐車料必要)
・申込み:事前申込み制


::::::::::5月1日(日)::::::::::

イベント「コケと遊ぼう〜テラリウム作り〜」
ガラスの中で輝く小さなコケの世界。1日2回開催です。

・時間:午前の部・10時30分〜12時/午後の部・13時30分〜15時
・講師:泉原一弥先生(地球温暖化防止活動推進員・やぁね、こけちゃっカー(屋根苔着車)製作者)
・受付場所:森林展示館2階 研修室 
・定員:各20名    
・参加費:1000円/1名1個(別途入園料・駐車料必要)
・申込み:事前申込み制


::::::::::5月3日(火祝)::::::::::

コケイベント「コケ講習会 コケ植物の魅力」
秋山弘之さんがコケ植物の魅力についてお話されます。

・時間:13時30分〜15時
・講師:兵庫県立人と自然の博物館 秋山弘之先生 
・場所:森林展示館2階 研修室(受付:森林展示館窓口)
・定員:40名    
・参加費:無料(ただし、入園料・駐車料必要)
・申込み:事前申込み制


::::::::::5月4日(水・祝)&5月5日(木・祝)::::::::::

イベント「コケ観察会」
オカモス関西のベテラン会員が皆さまをコケの世界へと誘います!

・時間:両日とも13時45分〜15時15分
・講師:岡山コケの会(オカモス関西)スタッフ
・場所:園内(受付:森林展示館窓口) 
・定員:30名    
・参加費:無料(ただし、入園料・駐車料必要)
・申込み:事前申込み制

※イベント一覧は植物園のホームページでも紹介中です。
※すべてのイベントは事前申込制です。こちらのホームページから、もしくは植物園へFAX(078-594-2324)にて予約をお願いします。


もちろん期間中は森林展示館2階で常設展示もやっています。
ざっくりですが、

・神戸で見られるコケ写真
・新しいコケ園芸!モスライトの展示
・見て触って楽しめる苔ぐるみが登場
・コケをルーペで観察しよう!
・コケスタンプ押し放題!
・コケグッズ販売(4/29, 5/1, 5/3, 5/4, 5/5のみ)

こんな内容を企画中。

なお、先日、打ち合わせの際にスタッフたちで盛り上がったのはこちら。
富山市科学博物館からお借りしたコケの「移動ミニ博物館」の一部で、
まるでコケを解剖しているような感覚に浸れるという代物「コケぐるみ」だ。

同博物館の学芸員でありコケの研究者のSさんが作られたということなのだが、
ひとつひとつのパーツが手作りで、ハンドメイドらしいほっこりする作風ながら、見れば見るほど非常に精巧にできている。
コケになみなみならぬ愛情がないとできないよね〜と一同思わず感嘆のため息。
会場にお越しいただいた際は、ぜひお手に取ってみてほしい。



▲胞子体セット。左は蘚類、右は苔類。コケのつくりが触ってわかるコケぐるみです



▲コケの家マット。コケの葉っぱをめくると・・・



▲パッ!コケの中にひそむクマムシが登場!


ではでは、皆さまのお越しをお待ちしております!



●おまけ

ここ1か月、ほぼ1週間に1回は通っているAKM48(赤目四十八滝・三重県)のコマチゴケ。
この姫たちの櫃ニューッと伸びるを見るために通い続けているといっても過言ではないのだが、
1か月たってもなかなか伸びてくれない。姫たちにじらされまくっている今日この頃である。


▲ここ1か月毎週見ているが、1週間に胞子体の伸びは数ミリ程度。定点観察しているとそのコケの細かなことがわかってじつに面白い

詳しいレポートはまた後日に。

このほかにも手元に届いた新しいコケの本、Bar Mooseに続くちょっと変わった京都のコケスポットなど、
書きたいトピックはいっぱいなのだが、なんやかやと小忙しくてなかなかブログの更新が追い付かず。
しかしどれも記しておきたい、お伝えしたいことばかりなのでゆっくりでも必ず書きたいと思っている。

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【お知らせ】4/23(土)東京「はじめてのコケ観察会」、4/29(金祝)〜5/5(木祝)「KOBEコケ展」

2016-04-01 06:47:14 | コケ情報


すっかり暖かくなって桜の開花も始まり、お花見の計画を立てている人も多い今日この頃。
一方、ここ最近の私は、週に一度はよく振ったコーラのように勢いよく家を飛び出し、
早朝から日帰りでAKM48(私が勝手に呼んでいる三重県の「赤目四十八滝」の略称)へコケ観察に出かけている。
なんといったって苔類(たいるい)の胞子体たちを見るのは、この時季しかないのだ!
じつは今日もこれから見に行く予定にしている。


さて、そんな飛び出す前のコーラ状態で(どんな状態だ!)、
今日は関東と関西で行われるコケイベントについての告知です。


ひとつは東京都葛飾区の水元かわせみの里(通称:水元公園。かなり広大な公園です)からお声がかかりまして、
こちらの一角で「はじめてのコケ観察会」という、その名の通り超初心者向けの座学と観察会をさせていただきます。

そしてもう一つは兵庫県神戸市にある神戸市立森林植物園にて「KOBEコケ展」が今年初めて開催されます。
こちらは植物園から岡山コケの会関西支部(通称:オカモス関西)に依頼が来て、園とオカモス関西の共催イベントになります。
GW期間中に常設の企画展示、さらに人と自然の博物館の秋山弘之さんによる野外観察会をはじめ、テラリウム作りやコケグッズ販売、
富山市科学博物館からお借りしたユニークなコケ展示セットなど、盛りだくさんの内容です(私はその隙間でちらっとトークショーのようなものをやります)。


両イベントととも参加費は無料(KOBEコケ展は入園料・駐車料が必要、またテラリウム作りは材料費が必要)ですが、
事前申込制ですので、ご興味のある方はぜひお申し込みの上、足をお運びくださいませ。


【東京】

「自然学習講座 はじめてのコケ観察会」  ←2016.4.12 今日の時点で若干名ですが受付け中です。定員に達した時点で「キャンセル待ち」の受付けを行っています。←2016.4.16 定員に達しました
 道路の脇道など身近な場所で見られるコケの生態について解説します。

・場所:水元かわせみの里(水元公園)
・日時:4月23日(土)午前10時〜正午(雨天決行)
・定員:小学5年生以上の方20人
・講師:藤井久子
・持ち物:ルーペ、図鑑、カメラ(いずれもお持ちの方)
・申し込み方法:3月27日(日)午前9時から電話で(先着順)。水元かわせみの里(水元公園8‐3)電話03(3627)5201 公園課  ※月曜日は休館日で繋がりません。


【神戸】

「KOBEコケ展」

・場所:神戸市立森林植物園(森林展示館2階)
・日時:4月29日(金祝)〜5月5日(木祝)、9時 〜17時(入園は16時30分まで) ※最終日は16時終了
・入場料:無料(ただし、入園料・駐車料必要)
・共催:(公財)神戸市公園緑化協会、岡山コケの会(オカモス関西)

 ※詳しくは、神戸市立森林植物園のホームページへ→

--以下、私のトークショー情報です--------------------------------------------------------------------

「コケ講習会 コケは友達」
コケのいろはを学んで、知られざるコケのおもしろさを知る、座学の入門講座です。
・日時:4月29日(金祝)13時30分〜15時
・講師:藤井久子
・場所:森林展示館2階 研修室(受付:森林展示館窓口)
・定員:40人    
・参加費:無料(ただし、入園料・駐車料必要)
・申込み:インターネットかFAXで事前申込みが必要
 ☆森林植物園ホームページのイベント申し込みフォーム
 ☆FAX番号:078-594-2324

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取り急ぎの更新ですが(もう時間的にコーラ噴出寸前です…)、
「KOBEコケ展」についてはまた他のイベントの詳細についてものちほどこちらにアップいたします!

では、今日もみなさま良い一日を!


▲先週に撮影したAKM48のクモノスゴケ。胞子体がぐんぐんと成長中!


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Bar Mousse's recommended place

2016-03-21 12:24:25 | 関西コケスポット
さて今回は、前回の記事で書ききれなかったBar Mousseの一押しの場所についてである。

じつはここが店内でももっともコケコケしていて、かつコケ好きがコケと気兼ねなく触れ合える空間といっても過言ではない。
自分も興奮のあまり激写しすぎて載せたい画像が多くなってしまったため、記事を2回に分けざるを得なくなったというわけだ。


さぁ、覚悟してください。


いきますよ。


その場所は、コチラ!


じゃじゃん!!





これはどこかと申しますと・・・・





こういう場所でゴザイマス(^^)





どうですか、このこんもり具合!(うっかり夢中で激写している筆者も鏡に映ってしまっているのがジャマですがご勘弁を…)











ホソバオキナゴケにハイゴケ、シッポゴケの仲間、タマゴケなど、
限られた空間にみっちりといろんな種類のコケがひしめきあって、
しかも胞子体がちゃんと出て、健康に育っている姿はルーペで見ると圧巻。
ここがお手洗いだなんて本当にシンジラレナイ・・・。

どうしたらこのような場所でこんなふうに元気にコケが育つのだろう!?

店主Mさんにお尋ねしたところ、このように元気にコケが育つまで、
オープン当時からかなり試行錯誤されたとのこと。

その結果、

・土台部分を色々な素材で試したが、土で育てるといちばんコケの調子がよい
・さらに土壌を豊かにするためにミミズを投入したところ、コケは根がないはずだが、ミミズ投入前よりコケが元気になった
・蛍光灯の灯りだけではうまく育たないので、閉店後は植物育成専用ライトで照らしている

などの育成方法にたどり着き、ようやく最近コケが元気に定着してきたという。

それにしてもミミズを投入って・・・コケのためにここまでするなんて。
面白い発想だなぁと私は思わず感心したが、おそらくコケ好き以外の理解は得難いのではあるまいか。

どうやらMさん以外のアルバイトさんたちは筋金入りのコケ好きというわけではなさそうだし、
Mさんがコケのためにあれやこれや手を尽くす様子を「また店長がコケのことで何かやってるわ・・・」と
遠巻きに見ているのがたやすく想像できてしまった。



▲Mさんが「コケの下はこうなってます」とコケをめくって見せてくれた


さて、私がそんな余計なお世話な想像を膨らませているともつゆ知らず、
Mさんはこの空間でのコケとの正しいふれあい方についても教えてくださった。

それは・・・




▲1.用を足して手を洗う



▲2.蛇口を締める(ここまではフツー)



▲3.紙で手をふかず、濡れたままの状態で・・・



▲ぱっ!



▲もいっちょ



▲ぱっぱっ!


こうして手についた水を散らすことで手を拭く紙の無駄使いが減り、ついでにコケにも潤いを与えることができるという。
ひゃー、これは面白いっ!

さらにじっくりコケと触れ合いたいという方は、マイルーペのご持参を。
ただしあまり長時間こもりすぎると用を足したい他のお客様のご迷惑になりますゆえ、ほどほどでお願いいたしマス!



▲洗面台以外にもコケが。苔暦も使ってくださっていて嬉しかった


コケというものは、道を歩けば必ず誰もの視界に入っているはずなのだが、
「コケと出会いたい」という気持ちがそこにないと、まったくといってよいほど記憶に残らない。

しかし逆に言えば、コケに目線を合わせる気持ちがある者だけにそっとその美しさを披露する。

華やかな店が、ひしめきあうように軒を連ねる繁華街・祇園のなかで、
あえて看板も出さず迷路のような路地にひっそりとたたずむBar Mousseは、まさにコケのような存在だ。

時が経つのを忘れてしまうほど居心地のよい店内に後ろ髪をひかれつつ、
もうすぐ夜が明ける祇園の道を歩きながらそう思ったのだった。


:::Bar Mousse:::

所在地  〒605-0084 京都府 京都市東山区清本町375花見末吉西入 末吉一番路地東側二階
営業時間 月〜金:19:00〜3:00 土・日:17:00〜3:00
定休日  木曜日
電話   075-525-6688


※おそらく祇園にとても詳しい方以外は辿り着けないと思うので、
 近くまで来たらお店に電話をされることをおすすめします。
 お店の方が、迎えに来てくださいます。

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【お知らせ】

現在発売中の「anan」(マガジンハウス)の「運命の出会い。」という特集の中で、
ちょっと変わった趣味に没頭する8人の女性が取り上げられているのですが、
その中の一人として「コケが大好き」ということで取材を受け、記事にしていただきました。

1/2ページの小さな記事ですがよかったら本屋さんでのぞいてみてくださいマセ。





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Bar Mousse in Kyoto

2016-03-15 16:50:12 | 関西コケスポット



先月のこと、夫が「京都マラソン」に出ることになり、その応援という“名目”で京都へ。

というのも会社員時代から付き合いのある仕事のクライアントからのタレコミで
「コケ好きならぜひ行った方がいい!」と猛プッシュされた場所があり、
今回の京都行きはそちらを訪ねることが“本命”なのだった。

場所は祇園。そこには日が暮れてから訪ねるのがよいという。

そこで祇園にほど近い八坂神社のそばに宿をとり、まずは宿の夕食を食べて腹ごしらえ。
お腹いっぱいになって少しお腹が落ち着いてから出かけようと、しばらくぼーっとしていたら、
女中さんが夕食の片付けついでにささっと布団を敷いてくれる。

(あぁ、普段の家事から解放されて、人に布団まで敷いてもらって、なんとありがたいことよ)

気持ちもすっかりくつろいで、思わず畳に足を投げ出した。


そこそこ疲れていたのだろうか。

目を開けると私はしっかり布団にくるまっており、
はたと気づいてスマホの時計を見ると時刻は午前1時。

(・・・・い!? い、いちじ!!!)

日が暮れたらどころの騒ぎじゃない、とっくに夜も更けているではないか!

びっくりしてビーチフラッグの選手張りに飛び起き、
家族が熟睡しているのを横目でちらっと確認し、
大急ぎで身だしなみを整えて部屋を出る。

なんせ1時なので館内は水を打ったように静まりかえっている。ロビーにももちろん誰もいない。
しかし祇園のそばという土地柄もあってか、玄関は開いたままになっていた。

(ホッ!)

八坂神社を通り過ぎ、事前に仕入れていた住所を見ながら夜の祇園をずんずん歩く。
ここからそう遠い場所ではないはず。歩いてせいぜい5〜10分圏内だろう。

がしかし、スマホで地図を見るともうすぐ近くのはずなのだが、なかなかたどり着かない。

15分ほどぐるぐるといくつかの小路を行きつ戻りつしていたが、慣れない場所の夜道も怖く、もうギブアップ。
電話をかけて、コケ好きを虜にするというその場所の住人の方から迎えを出してもらったのだった。






さて、ここまで読んで今回のタイトルを記憶されている方は、もうそこがどこなのか察しがついていることだろう。
そう、階段を上ってその店の扉を開けるとそこには、聞きしに勝るコケ好き(かつ、お酒好きならなおさら!)にはたまらない魅惑の世界が広がっていた。



▲一見さんでは絶対見つけられないであろう路地を入ると、やっとお店の看板が!
 軒先には杉玉ならぬシダの一種ヒカゲノカズラでできた「歯朶玉」が吊るされていた



▲さぁ、階段を上ります。上がった先には魅惑の世界の扉が・・・


その店の名は「Bar Mousse」。
Mousse(ムース)はフランス語で「コケ」のこと。

扉を開けると、すぐ足もとに、お店のロゴが描かれたモザイクタイルがお出迎え。
一つのマークのように見えて、じつは、m、o、u、s、s、eの文字がひそんでいるのがおわかりだろうか。







▲一枚板のバーカウンターが印象的な店内。しかし、よく見るとコケ好きが食いつかずにはいられないあれやこれやが・・・
 


▲その1:壁面のコケテラリウム。木箱の中には本物のコケが生育中。カウンター越しに見るとまるで絵画のよう
 その2:コケテラリウムの下にもご注目。お酒のボトルと引けを取らない存在感で店主が集められたコケにまつわる書物が所狭しと並ぶ
 (ちなみに店主はコケ好きであり寺社仏閣好きでもあるそう)



▲その3:カウンターのコーナーには迫力のあるフラワーアレンジメント
     

じつは今回、私がこの日に訪問するということでコケをイメージしたアレンジにしてくださったそう。なんたるこまやかなお心遣いだろうか(涙)
丸っこいのがいたり、つんつん伸びているのがいたり、くねくね乾燥状態のがいたりと、
コケはいっさい使われていないのに、コケ好きが見るとコケに見えてしまうという不思議!
     


▲その4:コケテラリウム式ランプ

落ち着いた隠れ家のような店内の雰囲気に一役買っていたのはこちらのランプたち。
なかにはもちろん本物の生きたコケと木が植わっている。コケを透過した光は薄緑色で優しく辺りを照らしていた。







▲その5:飾り棚の壁にかけられた絞り染めの苔額



▲コケの群落を絞り染めで表現したという額縁。和の都・京都という土地柄ならではだなぁと感じさせる。
 店主のお知り合いが開店祝いに手作りしてくださったという



▲カクテルを作っている最中の店主Mさん。バーテンダー一筋で東京や京都で修業を重ねられ、2014年に京都・祇園にBar Mousseをオープン。
 (※ちなみに先の写真の男性は、アルバイトの方です)


女性、歳が近い(私よりもう少しお若いです!)、そしてコケ好きということで、
これだけ条件が合えば意気投合しないわけがないという私たち。

スタートがそもそも深夜1時過ぎと遅かったこともあり(ひとえに私のせいなのですが…)、
店内のコケグッズを紹介していただいたり、お互いのコケ歴を話しているうちに、
気づけば腕時計の針は閉店時間15分前の2時45分をさしていた。あぁそろそろ帰らねば。

しかし! そこにタイミングよく常連のお客さんがふらりと入ってこられたため、ゆるりと時間延長。
(私はひそかにテーブルの下で「常連さん、ナイスタイミング!」と小さくガッツポーズをした)

常連さんが帰られた後は特別にカウンターの内側に入れてもらい、テラリウムのコケをルーペで覗き見たり、
コケ栽培の楽しみやご苦労話などもうかがって、結局、お店を出たのは4時半ごろだっただろうか。

Mさんとアルバイトの方のにこやかな笑顔に見送られ、日が昇る前に店をあとにしたのだった。
(しかし今じっくり思い返してみれば、もしかしたらアルバイトの方の笑顔は
 「コケの話だけでこんなに何時間も盛り上がれるとは・・・」という呆れ笑いだったのかも)


それにしても、これまでコケの豊富な山林やお寺の苔庭を目当に京都を訪れたことは幾度もあったが、
このようなコケの魅力がひしひしと伝わってくるセンスのよいバーがあるなんて知らなかった。
今後はこちらBar Mousseも、京都に来たら立ち寄るべき重要コケスポットとして新たに記憶しておかねばなるまい。

日ごろから「コケが好き」ということをコケ好きに限らず周囲にアピールし続けていると、
思わぬところから良い情報をいただけるものだなぁと実感したのだった。

なおBar Mousseにはもう一か所、とんでもないコケむす空間がある。
今回はすでに長い文章になってしまったので、その話についてはまた次回でふれたいと思う。


:::Bar Mousse:::

所在地  〒605-0084 京都府 京都市東山区清本町375花見末吉西入 末吉一番路地東側二階
営業時間 月〜金:19:00〜3:00 土・日:17:00〜3:00
定休日  木曜日
電話   075-525-6688


※おそらく祇園にとても詳しい方以外は辿り着けないと思うので、
 近くまで来たらお店に電話をされることをおすすめします。
 お店の方が、迎えに来てくださいます。


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【コケ情報】春に先立ち北海道、東京、石川県でコケイベント

2016-03-10 12:18:17 | コケ情報

▲胞子体が伸び始めたジャゴケ(2016年3月 京都にてスマホで撮影)


梅も咲き(早いところでは桜も!)、いよいよ春らしくなってきた。
昨日は岡山コケの会関西支部のコケ観察会で京都へ。
トップ写真のジャゴケの胞子体(通称:きのこの山)をはじめ、
新芽や胞子体を出し始めたコケたちに出会うことができホクホク気分である。
これについてはまた改めてレポートしたいと思う。

さて今日は、今月各地でコケイベントが行われるとの情報が耳に入ったので、
コケに興味のある方に向けてご案内したい。

どのイベントも本当は自ら参加したいところはやまやまなのだが、
残念ながら関西にいる私はどのイベントにもいまのところ参加できそうにない・・・(くぅっ!)。

お近くの方、コケが気になる方、ぜひ各イベントに足を運んでみてはいかがでしょう。


【北海道】サイエンスカフェ@苫小牧「きれいなコケは、すきですか」(@苫小牧市美術博物館)
・日時:3月26日(土)14:00〜16:00
・講師:大石善隆氏(北海道大学苫小牧研究林 博士研究員)
・対象:中学生〜大学生を中心に、一般の皆様にもご参加いただけます
・定員:50名
・参加費:無料
・申し込み・お問い合わせ:苫小牧市美術博物館 電話0144-35-2550 
 
 ☆詳しい内容は苫小牧市美術館のHP

 ※「苔三昧 モコモコ・うるうる・寺めぐり」の著者である大石さんの講演です


【東京】特別開催サイエンスカフェ「南極の極限環境に生命を探す!」(@JR立川駅最寄、アレアレア2・6階ホール)
・日時:2016年3月12日(土) 13:00〜15:00 ←開催間近です!
・講師:伊村智氏(国立極地研究所 生物圏研究グループ教授)
・定員:先着65名
・参加費:3500円(入船茶屋の懐石弁当・飲み物付き)
・申込み:事前申込制(ホームページの「申込フォーム」からの申込み)

 ☆詳しい内容は国立極地研究所のホームページ

 ※南極に息づく生命がテーマということで、もちろんコケのお話も出るとのこと。
  懐石料理に舌鼓を打ちながら南極のコケについてのお話が聞ける、語り合える…なんて贅沢な土曜日なんだっ!



【石川県】苔の里の苔庭清掃活動メンバー募集!(@小松市日用町・叡智の杜)
・日時:3月26日(土)9:00〜12:00(小雨決行。雨天時は中止)
・内容:苔の里の清掃など景観維持活動。
・対象:子供から大人までどなたでも。
・申込先:日用苔の里整備推進協議会 メールhiyou.koke(at)gmail.com まで
   ・(at) は @ に置き換えて下さい.  
   ・保険加入のため、氏名・住所・電話番号を明記ください
 ※申し込み締め切り/原則3月19日まで

 ☆詳しい内容は叡智の杜のホームページ
 
 ※苔の里(里山)の美しい景観や文化の維持・継承と生物多様性の保全を目的とするボランティア活動とのこと。
  フェイスブックでその活動内容が更新されるたびに、自分もこれに一度は参加したい!と思い続けている。次回は行きたいなぁ。


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べたべたマルダイゴケの・・・?!

2016-02-24 10:00:36 | 文系女子のコケ目線
いやはやブログの更新をしないまま、今月もとっくに後半戦に突入。
じつは今月はじめから、

インフルエンザ
  ↓
ウイルス性胃腸炎
  ↓
治った数日後にウイルス性胃腸炎再発

と、流行り病にめった打ちにされて、
ブログの更新どころではなかったわけでありまして。
皆さまはご無事でお過ごしでしょうか。

さて、こちらに無造作に積まれた2冊の図鑑。




おや?なにか挟まっている?







あ!何かに誘われるようにハエが本の中に入りたがっている。なぜでしょう? 

ページをめくってみると・・・





マルダイゴケだ!
そうか、このコケの臭いに誘われていたのね。

さてさて、こちらはどうでしょう?





絵柄はやはりマルダイゴケ。








ページを開くと、やっぱりそこにはマルダイゴケ!
あぁ、伊沢正名さんの写真は何度見てもため息が出るほど美しい。

じつはこれ、コケ友のMさんより
「ちょっと遅くなったけどバレンタインにどうぞ」
と、いただいたギフト。

その名もずばり『べたべたマルダイゴケ付箋』という。





制作者はコケ研究者の片桐知之さん(マルダイゴケは蘚類だがご本人はもともと苔類がご専門)。
アイデアはもちろんのこと、この味わい深い絵も片桐さんが描かれたという。

マルダイゴケは、通称「糞ゴケ」と呼ばれ、
その名の通り動物の糞や死骸の上にのみ生えるという
コケの中でもとっても珍しい特徴を持つ高山性のコケ。
さらに胞子はハエによって運ばれるというのも大きな特徴だ。

残念ながら私はこのコケにまだ図鑑と標本でしかお目にかかったことがないのだが、
図鑑を見ているだけでもコケとは思えぬ色合いの妖艶な容姿の胞子体に、
すでに心中はマルダイゴケにたかるハエのごとし…。

一生のうちいつかは肉眼で胞子体付きの新鮮な群落を
拝んでみたいというのがひそかな夢である。


さて、そんなマルダイゴケでなぜ付箋なの?

その答えはパッケージの裏にあった!



▲付箋と一緒にマルダイゴケの解説がつけられている


その内容を要約するに、

コケの胞子は通常、風にのって遠くに運ばれるが、
マルダイゴケの胞子はハエが好む特有の臭いを発してハエを呼び寄せ、
そして自らを新しい糞(住居)に運んでもらうために、
ベタベタと、ハエの身体にくっつきやすいようにできている。


なるほど、「ベタベタ、くっつく」から付箋なのね! 
こりゃ1本取られましたっ。

後日、ブログに掲載許可をいただくべくMさんを通じて片桐さんに連絡を取ったところ、
氏いわく、

「コケの種類に関わる仕事をしていますので
 一種一種の個性が出るようなグッズを作ろうと思って制作しました」

とのこと。

いやー、とても真面目に答えていらっしゃいますけど、
コケを愛し、また楽しんでないと、こういう柔軟な発想はなかなか出てこないのではないだろうか。
片桐さんの遊び心に万歳!

なお、このマルダイゴケ付箋は現在、
服部植物研究所(宮崎県日南市)にて販売中とのこと。

服部植物研究所はもともとはコケ研究者のための施設だが、
何年か前から一般向けにも公開され、開館時間内なら誰でも無料で見学ができる。



コケにまつわる貴重な資料や、複数のコケグッズが販売されていることから、
自分の周りのコケ好きのあいだでは、服部植物研究所は「生きているうちに一度は訪れたい憧れの場所」。
最近、ブログも開設され、私なんぞはなかなか現地に行けないぶん、
時々そこをのぞかせてもらっては、コケや、コケを研究中の子供たちの姿に癒されている。



▲レトロな雰囲気の建物は建築マニアにもたまらないことうけあいだ



さてさて、話は戻るがMさんへのホワイトデーのお返し、なにがいいかな。
『べたべたマルダイゴケ付箋』のようなサプライズプレゼントはなかなかレベルが高いぞ。

時間はまだある。ここはじっくり考えよう。
チョコレートをもらった男子の気分が少しわかったような気がしたのでありました。

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【コケ情報】1/31(日)まで。大橋弘写真展「みずから」@ヒトト 東京・吉祥寺

2016-01-29 11:48:02 | 東京コケスポット



吉祥寺駅から徒歩5分、古い雑居ビルの薄暗い階段を上ると・・・





・・・謎のメッセージ。

気になりますが、まずは矢印の方向に進みましょう。





はいはい。そちらを上るのですね?





温かな灯りに誘われるように、頭で考えるよりも先に私の右足は扉の向こうへ・・・




















あぁ、これは「コケの自然誌」の一節。私もこの本、大好きだ。





緑豊かな森に生えるコケや地衣類などに焦点を当てた写真作品が多い大橋弘さんの個展が
1月31日(日)まで、東京・吉祥寺の食堂「ヒトト」のギャラリーで開催されている。

コケ友Yさんのブログムクムクゴケ日記で案内されていたのを読み、とてつもなく心惹かれていたら、
ラッキーにも会期中に東京出張があり、先週、ギャラリーを訪れることができた。

コケに地衣類に粘菌、ちょっと暗めのトーンで切り取られたそれらは、
どれも静かな迫力があり、もしかしたらどこか遠い星の生命体なのでは?と
想像を膨らませる異質さがじわりじわりとにじみ出ている。

でもどこか、私たちをそっと優しく抱擁してくれそうな柔らかさも潜んでいて。

被写体の「本質」というような、なんとも言葉にするのが難しい類のものを、
じつに見事に写しとっている作品の数々だと、私には感じられた。



▲こちらは食堂「ヒトト」の入口ドア


なお、ギャラリー内の作品を堪能したら、ぜひ反対側の階段を上って、食堂「ヒトト」ものぞいてみてほしい。

そこにはまたステキな空間が・・・














なんと店内の一角には本物のコケとルーペ! 

このコケ好きにはたまらない演出に、まだお会いしたこともない大橋さんに勝手に親近感を覚えてしまう。

結局、お店で何の注文もせず、ただただ写真やコケを見て15分ほど居座ったのだが、
店員さんがとても親切で「全然かまいませんよ。ゆっくり見てください」とのこと。
さらにギャラリーや店内の風景写真をブログに掲載することにも快く承諾してくださった。



▲左:写真集(1000円)、右:DM(無料)

もちろん今回の展示写真が掲載された写真集も購入。
じつはこちらにも、心にくいサプライズが!
というのも購入時に店員さんが、

「写真集は、大橋さんが描かれたコケイラスト入りと、イラスト無しとがありますが、どちらがよろしいですか?」

と尋ねてくるではないか。

(えっ!イラスト入りなんてあるの?!)

と驚きつつ、やはり頭で考えるより先に口が、

「もちろんイラスト入りで!!」

と即答したのでありました(笑)。

手描きイラストは一冊ずつ描かれているイラストがちがい、
どれにしようかしばらく悩んだが、こちらに決めた。



▲写真集の裏表紙にはコケのイラスト。もちろんDMの裏表紙もコケコケしております


開催は1月31日(日)まで。今日を入れて会期終了まであとわずか3日。
お店が入っているビルの取り壊しに伴い、食堂「ヒトト」閉店前の最後の企画展だという。
開催時間は12時〜22時まで。仕事帰りでも立ち寄りやすい時間帯までオープンしているのがなんともありがたい。

ご興味がある方は、ぜひこのチャンスをお見逃しなく。

なお、行けないという方でも、こちらの公式ホームページから作品をいくつか見ることができる。

思わずため息が漏れる美しい空間が広がっています。

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  【お知らせ&御礼】

コケ好きのためのカレンダー「苔暦2016」が、おかげさまで残部僅少、まさかの完売寸前です。

お恥ずかしながらカレンダーを作り始めて4年がたちますが、
毎度毎度、自転車操業的に製作費を捻出することが常だったもので、よもや完売寸前なんて・・・シンジラレナイ! 

こんなこと初めてで、はっきりいって動揺しております(ブルブル。。でも嬉しい)。

ご購入者の皆様は好きで買ってくださっているとは知りつつ、
買ってくださるおかげでこちらもまた次が作れます。本当にありがたいです。

品切れ次第販売終了となりますが、
1月いっぱいは受付けておりますので
ご興味のある方はお早めにお申し込みください。

  
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Happy New Year 2016 !

2016-01-10 06:47:37 | 文系女子のコケ目線


大変遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

こちらをのぞいてくださるコケ好き・コケに興味のある皆さま、
今年も気まぐれ更新となること間違いなしのこのブログですが、
引き続きこちらでコケの魅力や楽しみを皆様と分かち合えたらと思っております。
どうぞお付き合いのほどよろしくお願いします。


さて、新年最初のブログを書くに当たり、
年が明けてまだ気持ちも引き締まっているうちに
さっそく今年の所信表明などいたしたく!

    ※ごく個人的に記録として書き留めているものなので、時間のない方はどうぞ読み飛ばしてくださいマセ m(__)m

1.「今、目の前のこと」に全力投球
2.ご縁を大切に
3.語学力向上


具体的には、1については昨年に続き、家庭のこと、さらに今年は本職である本作りに注力して、
目の前にあること一つ一つに全力を出して日々を積み重ねていきたいと考えている。

2については、必要とされている場所、また自分が行きたい場所にはできる限り出向き、フットワークを軽く!

そして3については、日本語の文章力についてはもちろんのことながら、
学生時に楽しく英語を勉強していたことを思い出し、ちょっとでも英語力がアップすればなと。

というのも、なんと、このブログでさんざん宣伝しているコケカレンダー「苔暦2016」(おかげさまで在庫僅少!)に、
どういうルートでこのブログを探し当てられたのか、年末にアメリカ在住のコケ好きの女性から「1部欲しい」との注文がきたのだ!!

アメリカ人なのでもちろんメールは英語、こちらも辞書を引き引きつたない英語で返事を書いたのだが、
この年末年始は、何通かの短いメールのやり取りをするだけで大変苦戦した。

また、さらにさかのぼってクリスマスには「IGNITION」の掲載記事を読んでくださった方なのか、
カナダ人の女性から「私はコケ好きの日本人に興味がある!」とのメールが届くなど、と
にかくここ1か月、外国人からのメールで自分の語学力の足りなさを改めて思い知らされたわけである。

いやはや・・・インターネット社会、おそるべし!

そんなわけで、今回のブログのタイトルもさっそく英語にするなど、
海外からこのページをのぞいてくださるモノ好きさん(というか「コケ好きさん」か…)を
ちょっとばかし意識しつつ(笑)、英会話教室に通おうかと現在、本気で思案中である。

もう何年も前から、日本でコケを眺めてウハウハしている私やコケ友さんたちのように、
海外で同じくコケにウハウハしている人たちとコケの魅力や楽しさを分かち合えたら
さぞ楽しいだろうなぁと夢見ていたので、これはちょうどよい好機なのかもしれない。

そんなわけで今年の目標諸々、明文化もいたしましたので、精いっぱい邁進いたします。


さて、冒頭の写真は今年届いた「苔年賀」の数々である。

「苔年賀」とは読んで字のごとく、年賀状にどこかしらコケ仕様な工夫がされているもので、
コケ好き同士の大切な新年のコミュニケーションツールとなっている。

まったくコケ好きというのは、とてもマメな人、ユーモアのある人が多く、
世間では年々、年賀状の簡素化、出す人の減少化が進んでいるというのに、
コケ好きたちはそれに逆行するかのように、どの方の年賀状も大変な力の入れようである。

コケ友さんと苔年賀を交わすようになって早4、5年、
毎年届く苔年賀は、いまや欠かせない新年の大きな楽しみの一つである。

楽しみを受け取ってばかりじゃよくないと、
こちらも毎年、苔年賀をせっせと書いては出しているのだが、
皆さまのその魂のこもりように、あえなく連敗続き。

しかも、コケ好き以外の人にこのようなコケ色全開の年賀状を出すと、
けっこうな高確率で受け取ったほうは「はぁ!?」となるので、
苔年賀はコケ友に限り、それ以外の友人知人・仕事関係には
別刷りでフツーの年賀状も作って送らねばならない。

そんなわけで、ただでさえ忙しない年の瀬に、苔年賀を作るのはなかなかの手間なわけであるが、
それでも毎年コケ友さんたちの力作の苔年賀欲しさ、そして万が一こちらがフツーの年賀状にしてしまうと、
フツーの年賀状で返されてしまうのではないか!?という強迫観念(?!)から、
結局、年末が近づいてくると知らず知らずのうちに「今年は何ゴケを載せようか、どんなデザインにしようか」
ということで頭がいっぱいになったりしているのである。習慣とはおそるべきものである。

ちなみに余談だが、一方で、コケの研究者の方からいただく年賀状は、
コケとまったく関係ないものが多いのは面白いところだ。


さて、毎年心をわしづかみにされる苔年賀なのだが、その中でも今年、
とくにグッときた年賀状をご本人から許可を得たので、詳しく紹介したい。

それは関東在住のUさんから届いた苔年賀。





どうですか、このかわいさ!

手作りのコケはんこが押された年賀状。
見た瞬間、嬉しくて飛び上ってしまった。


ちなみにコケ好きさんなら、一つ一つのコケが何ゴケなのか気になるところでしょう!

ぜひ、何ゴケかちょっとイメージしてみてください。

いいですか?

答え合わせは下記にちょっと薄めのグレーの文字で載せておきますね。


(左上から時計回りに計12個)
・タマゴケ
・オオカサゴケ
・コツボゴケ
・ホウオウゴケの仲間
・イチョウウキゴケ
・ゼニゴケ
・カヅノゴケ
・クサリゴケの仲間
・ジンガサゴケ
・コツボゴケ
・サヤゴケ
・ナガバチヂレゴケ


いかがだったでしょうか?


ちなみに、コケはんこといえば昨秋の京都府立植物園で開催された「苔・こけ・コケ展2015」でも
オカモス関西のMさんが考案した「コケはんこ」のブースが老若男女問わず大人気だった。
子どもはもちろん、大人もハマるコケはんこ、これからなにげにブームの予感!?



▲10種類以上のコケのはんことさまざまな緑色のインクが用意されたブース。白紙に好きにはんこを押して無料で持ち帰ることができた



▲何ゴケか種類を当てるのも楽しいが、どんなインクで、どこにどのハンコを押そうか考えるだけでも単純に楽しい



▲会場で限定販売されていたコケ写真ポストカード(12枚入り)のケースも、コケはんこデザイン!


なお、わが家に届いた苔年賀は、こうして順番に飾って1月いっぱい満喫させていただきマス!



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