西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

44年目の終り

2012-01-19 20:08:45 | 反戦・平和
44年前の今日1月19日は、アメリカの原子力空母エンタープライズが寄港して、寄港に反対する学生や労働者と機動隊とが激しく対立し、街が騒然となった日だ。



ベトナム戦争は激しさを増して多くのベトナムの人々が亡くなり、またアメリカの若者たちも戦場に散っていった。

なぜアメリカはベトナムで戦争をやるのか?なぜベトナムの民族自決権を認めないのか?そして日本はそんなアメリカを支持し続けるのか?



若い私たちは憤った。
ベトナム人を殺してはいけない!ベトナム戦争反対!ベトナムはベトナム人の手に!

日本は戦争に加担してはいけない!弾薬を日本の基地からベトナムに送ってはいけない!
アメリカでも兵役拒否をする若者たちが出て、反戦運動は大きく広がった。

そんな中でのエンタープライズ寄港だった。

戦争に反対し、基地に反対し、平和を希求する「19日佐世保市民の会」のデモは翌月2月19日から始まった。



この43年の間に、スローガンは反戦反基地だけではなく、環境問題や人権問題にも広がった。



権力志向ではなく、反権力の運動として続けていきたい。

それが参加している“みんなの想い”だと思う。

雨だったせいか、参加者は18人。いつもより少ない44年目の最後のデモだった。


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