西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

九電株主総会

2011-06-28 22:42:54 | 原発事故
今朝は6時に佐世保を出発して、8時に九州電力本社前へ。

この時期は、全国的に電力会社の株主総会が開かれるのだ。
私たちが住む九州7県の電力をまかなう九州電力も、今日が株主総会の日だった。

脱原発運動を続け担ってきた市民の方々は、九電の株を買い「九電消費者株主の会」を組織し、株主総会で原発反対を訴え続けてこられた。

3.11の地震災害での福島原発事故後、初めての株主総会である。
呼びかけにこたえて、九州各地で“原発いらない”の気持ちを抱く、多くの市民が福岡に集まってきたのだ。

九電本社前には、4月20日からテントが張られ、市民の抗議が続いている。

本社前にも、株主総会が開かれる向かい側のホテルニューオオタニ前にも、市民がぞくぞくと集まってきた。





そして、株主の会の木村京子さん、チェルノブイリ支援九州の深江さん、小坂さん、被爆者の西山さんと、挨拶が続く。









私たちは、会場のホテルニューオオタニを人間の鎖でぐるりと取り囲む。





佐世保を出発するときは小雨まじりのお天気で、レインコートまで着てきたのに、参加者の熱気に押されたのか博多の空は、カンカン照りに。

午前10時、いよいよ株主総会開会。
私たち支援者は、天神の街へとデモ(若者はパレード?というのかな。)行進を開始する。



九州一の繁華街、車も人も佐世保などとは比べ物にならないほど多い天神で、デモ行進ができるとは、、、。表現の自由がある、デモをする権利がある、とは言ってもデモ申請も大変だったに違いない。警察との交渉も苦労があったに違いない。
「19日市民の会」のデモ申請係りとしては、頭が下がるな~。

デモ隊は天神を一回りして、再び九電本社前へ戻ってきた。

毎年、シャンシャンシャンで12時半頃に終わっていたという総会はなかなか終わらない。

若者たちは、反原発をテーマにした「博多にわか」をやったり、忌野清志郎そっくりさんが
「イマジン」を歌ったりと、なかなかのパフォーマーぶりだ。





そこへ、株主の会の木村京子さんが中間報告に見える。
「これまでの株主総会と違って、一般株主が発言をしている。初めての株主総会らしい総会だ。玄海1号機を停止するというような発言を引き出したい。」そう言って再びホテルへ向かわれた。

支援者の発言も、まだまだ続いていく。

屋久島から東北へ、災害救助犬と一緒に救助に行かれた方の話。
海からいつも観察しているが、玄海原発の防災対策は脆弱と話された、釣り好きの方。
このテントの中は、私の学校といったサーファーの若者。







午後2時過ぎ、総会が終了して戻ってきた株主から報告があった。

○総会の中で脱原発を訴えてきた。
○質問は例年の2倍の1時間半、会社の回答はすぐ終わった。
○1号機の老朽化については、解答が得られなかった。
○多くの株主が、回答になっていないと会社を批判した。等々。

しかし、提出した議案はすべて否決されたとのこと。

最後に声を大にして

「原発を止めるため、力を大きくして行こう!世論調査では国民の85%が原発を止めるべきだと思っている。やっと、多数派になれた。あと半年、原発を止めるために頑張ろう!
そうすれば、九州の原発はすべて止まる。」

と訴えられた。

真っ赤に日焼けして、くたくたに疲れたけれど、希望が湧いてくる今日の集会だった。


※九州電力の原発6機の内、現在玄海1.2号機、川内1号機が定期検査のため停止中。
 玄海1号機、4号機は12月から定期検査に入る予定。川内2号機も9月から定期検査の予定。

しっかり聞きたい玄海原発

2011-06-26 23:05:24 | 原発事故
三半規管が悪いせいか、乗り物にはすこぶる弱い私。だから、旅行も好きではない。

だけど、今日は行かなければと佐賀のどんX3(公園)まで、出かけてきた。

経済産業省主催の「玄海原子力発電所 緊急安全対策 県民説明会」が開かれたからである。
しかし、この説明会が問題で、県民説明会と銘打ってはいるものの、国が選んだ7名のみが参加し、マスコミにも非公開、ただケーブルテレビと動画中継のユーストリームでだけ放送するというものだ。これに怒った「反原発」の市民グループから、抗議集会の呼びかけがあったのだ。

友人のブログでこのことを知り、とにかく抗議の意思表示だけでもしたいと佐賀まで行ってきたというわけだ。

「どんどんどんの森」の一角にある、ケーブルテレビ「ぶんぶんテレビ」につくと、集会はもう始まっていた。



地元・佐賀の方、福島から避難されてきた方、3人の幼い子供のお母さん。







皆さんの話は、何とかして「原発」を止めたい!という思いに溢れていて、胸にしみるものばかりだった。

テレビ中継が10時から始まるとのことで、そばにある佐賀女性センター「アバンセ」の4階の部屋で見ることになり、私もそちらに移動した。



ここの女性センターは、立派な建物でびっくりしたが、それ以上にびっくりしたのは、市民団体の要望したパソコン8台、スクリーン、マイクを無料ですぐに貸し出しだしたことだ。



11時半で中継は終了した。

原発を再稼動させるための説明会といいながら、たったこれだけのことでいいのだろうか?
県民説明会をやったという実績作りのためだけではないのか?おまけに「説明会」は「説明番組」の名前に変わっていた、、、、。

再度「ぶんぶんテレビ」前に戻ると、「NO!プルサーマル佐賀ん会」代表のM氏が、経産省の広報担当官に質問をしているところだった。



広報担当官S氏は、「玄海原発の安全性は確認した。」と発言。しかし、「福島原発の事故を予測できなかったあなたたちに、玄海が安全だと言えるのか!」と鋭い突っ込み。
みんな口々に「福島原発事故の検証が終わるまでは、玄海を動かさないで欲しい。」と言ったが、「伝える。」とのみの答えだった。

その後、県庁前に移動。



佐賀のみなさんは、県庁前にテントを張り、ずっと抗議の座り込みを続けられているとのこと。





玄海原発は佐賀だけの問題ではない。
情報を共有しながら、繋がりを持ち「廃炉」に持ち込むまで運動を続けて行かなければならない。









脱原発ポスター

2011-06-24 20:37:09 | 原発事故
今日は暑い一日だった。 39度を記録した市があるとか…。

こんなに暑いと、頭はクラクラ、足元はフラフラ。
例によってクーラーのない我が家、今年もどうにかして乗り切らねば、、、。


原発を、段階的に廃炉にしていくという考えの人もいれると、国民の82%が原発NOを言っているのに、国は再稼動の姿勢のままだ。

浜岡原発だって、停止しただけで「廃炉」にするわけではない。

政府も電力会社も、すきあらば再稼動しようと狙っているのだ。そんなことにならないために、声を上げ続けなければならない。

このところ私は、脱原発のポスターを見るのが日課になっているのだが、最近のポスターは皮肉をこめた批判精神にとんだポスターが多く、溜飲の下がる思いだ。

「ご自由にお使いください」とあるので、デモのときも集会のときもここのポスターを拡大して使わせてもらっている。

ここでも、私が気に入っている何点かをご紹介しよう。













壊れるときは…。

2011-06-22 22:43:25 | 日記
壊れるときは、何でも一度に壊れてしまう。まったく、困ったものだ。

最初はプリンターだった。5月の中ごろ、紙送りができなくなって修理に出そうと思っが、修理するよりも安いプリンターが出ていて、それを買った。



同じころ、冷蔵庫が冷えなくなって仕方なく買い換えることに、、、。

そして今度はパソコンである。

CDやDVDの読み込みができなくなって、韓国ドラマのコピーが唯一の趣味(?)の私としては、ドラマが読み込めないパソコンは致命傷である。


             
            ↑いままでのパソコン

それで、中古のパソコン市場に行ってみたが、中古品というより新古品と言うべきか?
新品が多い。
メーカーも機種もどこがいいのか良く分からない私は、IT機器に強い友人のI さんご夫婦に
ついて来てもらって、やっと決断。

最新のデスクトップ、本体のみを購入し、モニターはI さんから戴いた。



しかし、それからが大変、一人では訳分からん!
またもや、I さんにお願いして、設定のほとんどをやってもらった。助かった~!!

私は、DVDの読み込み・書き込みが出来るフリーソフトを入れたり、画像加工のソフトを入れたりと、そんなことに追われたこの2日間だった。

最新のパソコンになったのはいいけれど、まだ使い勝手が良くわからず、まごまごしている。

でも、ためしにDVDを焼いてみたけど、今までとは違って、考えられないスピードで焼くことができて、わ~~ぉ。

この年になると、新製品が出ても、簡単には対応できないし、このパソコンが人生最後のパソコンになるかもしれないな~。


何から何まで、まー君お世話になりました。足向けては寝ません。


雨の日のデモ

2011-06-19 22:33:00 | 反戦・平和
鹿児島や宮崎の南九州は大雨で、土砂災害も心配されているとか、テレビで大きく報道されている。
佐世保でも、このところ雨は降り続いていて、曇り空になることはあっても、カラリと晴れ上がることはない。

「梅雨の晴れ間があってもいいはずなのに」と空を見上げて、恨めしく思ってしまう。

今日、19日は521回目の「定例デモ」の日だからだ。
こんなに雨が降ると、高齢化し足元がおぼつかなくなってきたご常連の面々の参加は少ないに違いない。

市民運動は強制ではないし、参加も不参加も“わたし”が決めることだ。
しかし、横断幕や幟を持つ人数だけは来て欲しいな~。

そう思って出発地点の松浦公園に行くと、やっぱり幟の数より人が少ない。




だけど、出発時間の午后6時になると、どこからともなく人が集まってきて、結局15人の参加となった。
確かに、先月よりはずっと少ないけれど、こんな大雨の中をみなさん来てくれたのだとちょっと感動!

今月は、「反基地」だけでなく、「脱原発」のプラカードも掲げて歩く。



今月29日は佐世保空襲の日、だから今日は、「空襲を語り継ぐ会」のメンバーもお見えだったが、みなさん70代後半から80代の方ばかりである。

しかし、意気軒高で圧倒されそうだ。 

われわれ、50代・60代も負けないようにしなくちゃね。