西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

付替え道路工事再開210日目・攻防7

2017-06-16 20:58:23 | 石木ダム
13日は岩屋から里山を下って現場入りしたダム事務所職員と業者だが、翌14日は河川敷入口から職員・業者11人が現場に入った。



現場では「付替え道路工事」ではなく、その工事にかかるための「工事用車両道路」作りが行われている。

現場に入られてしまうとどうしようもない。12台もの監視カメラが付いた現場をみんなで監視するのだ。


今朝は、7時25分にダム事務所職員2人と業者4人が現場に入った。

ゲートに上がる途中、河川敷入口で地権者のみなさんとダム事務所職員が対峙しているのが見えて、慌てて河川敷へ向かった。



ダム事務所の次長と建設課長、建設係長、それに建設会社の現場責任者と作業員3人の計7人の現場入場を皆さんで必死に止めている。

私も急いで隊列に加わった。

建設課長は相変わらずデジカメで写真を撮り、写させまいと地権者の方が手を伸ばしてレンズを塞いでいる。



係長は、先日から首からカメラをぶら下げていると思っていたが、実はビデオカメラだったのだ。



さかんに「撮ってますよ」を連発する。


「もう工事はせんで帰らんね。」「次長、早う引き上げますって言わんね。」とみんな口々に言うが、課長は「工事をさせて下さい。」の一点張りだ。

30分ほど押し問答が続いたが、とうとう職員・業者は引き上げることになった。

本当に下まで帰るのか、堰や他の入り口から現場に入ることがないか、みんな後をついて行く。



迎えに来たワゴン車に乗ったのを確認して、みんな戻って来た。

しかし、油断はならない。一度帰っても二度、三度とワゴン車でやって来たこともあるし、他の入り口から入ったこともあるのだ。

誰もが気を抜かず、お昼まで河川敷、堰、ゲート前と別れて見張りを続けたが、やって来ることはなかった。





工事日程が遅れているのだろうか?
現場に入った職員・業者は昼休みもなく工事を続けていた。