西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

付替え道路工事再開202日目・攻防6

2017-06-06 21:45:49 | 石木ダム
午前7時35分、ダム事務所前を通ると駐車場には公用車3台だけが止まっている。



職員の車は1台も止まっていない。よかった、今日はまだ職員も業者も現場には入っていない。

ダム事務所前のテントに横断幕を張り、ゲートに向かった。

ゲート前に着くと、県職員・業者と地権者・支援者のみなさんが対峙している。

リュックを背負い、ゼッケンも付けぬままみなさんのそばに走って並んだ。

今朝は7時10分に河川敷から業者4人と職員1人が現場に入ったが、他の職員・業者を阻んだとのことだ。
それで、現場に入れなかった職員・業者が正面ゲートから入ろうとして、地権者とにらみ合いになっていたのだ。

これまで一度も顔を見せたことのない職員も来ていて、県庁からと県北振興局からの応援者であることが分かった。

しばらく対峙していたが、職員と業者は帰り始め、私たちも河川敷や堰やほかの獣道を使って業者が現場へ行かないように、後ろを付いて行く。

迎えに来た公用車に乗り込んで帰ったのを確認して、再びゲートに戻った。


午前10時10分、「マイクロバスに乗って県職員・業者がそっちへ向かったよ。」と、ダム事務所前にいる支援者から電話だ。


現場の中から業者が出てきて、ゲートを作っている孟宗竹をのこぎりで切ったり止めてある番線を切ったりしている。





そこへ県職員と残りの業者が到着した。

私たちはゲートを壊させまいとゲートにしがみつき抵抗した。





業者の話によると、トレーラーを現場に入れるために今日は何としてもゲートを開けたかったらしい。

私たちの必死の抵抗で何とかゲートは維持できたが、業者がまた警察に通報。

パトカー3台を含む警察車両が7台もやってきた。




警察は現場の中で話を聞き、ゲートの外にいる私たちに 混乱を避けてほしい。 故意ではなくてもケガをさせると傷害罪になる。 水をかけることも暴力行為になる。など話して帰って行った。




混乱はもちろん避けなければならないが、私たちの抗議行動は憲法で保障された権利だ。

臆することなく権利は行使していきたい。