続々・突然に

一昨日触れた交通事故の原因は、トラックの運転手がスマホを見ながら運転して赤信号を見落としていたことでした。
何ともやりきれない気持ちです。

昨日触れた飲酒運転撲滅活動をしている方がご講演で常々こうおっしゃいます。
車やお酒が悪いのではなく、人の意識の問題なのだと。

飲酒したら車を運転しない。運転中に携帯やスマホを手に取らない。
ただそれだけのことが人は時としてできないのです。

これぐらいなら・・・という甘え、甘えの結果としてたまたま何も起きなかったことの積み重ねが大丈夫という根拠の無い自信となってリスクそのものに無頓着になり、結果コトを起こして「シマッタ・・・」と後悔してももう手遅れです。

時間は戻ってはくれません。
「後悔先に立たず」と言いますが、そこで突然に人生の終止符を打たされた者は事故に遭遇してしまったことを後悔することすらできないのです。

普段運転しながらスマホを使っていたかどうかが問題なのではなく、事故を起こした時にスマホを見ていて信号を見ていなかったことが問題なのです。
御遺族の無念さはオヤジにはとても推し量ることはできません。

マスコミでこの事故が盛んに報道されていても、今日もオヤジは携帯電話をしながら運転する人を見かけました。
そして福岡では酒気帯び運転容疑でドライバーが逮捕されました。
たまたま事故に繋がらなかったとはいえ、確実にリスクが増していることに当事者は気付いていないのです。

起死回生一発解決なんてことは残念ながら無いようです。
一人一人が自分事としてダメなものはダメと考えられるようになるまで意識を高める働きかけを続けていくしかありません。

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＜埼玉・トラック事故　スマホ「初めて入った道だったので使った」＞
ヤフーニュース　フジテレビ系（FNN）配信　http://headlines.yahoo.co.jp/　2017年2月10日

埼玉・草加市の交差点で、多重事故を起こしたトラックに親子がはねられ、母親が死亡した事故で、トラックの運転手が、「普段、スマホは使わないが、初めて入った道だったので使った」と話していることがわかった。

八下田 誠男(しずお)容疑者(28)は8日、トラックを運転中、草加市の交差点に信号無視をして入り、車など2台に衝突しながら歩道に突っ込んで、親子をはね、母親・荒井美季さん(38)を死亡させ、現行犯で逮捕されて、10日朝、送検された。

八下田容疑者は、その後の調べに対して、「普段、スマホは使わないが、初めて入った道だったので使った」と話していることが新たにわかった。
一方、未希さんの通夜が10日夜に営まれるのを前に、夫・健次さん(43)が心境を語った。

健次さんは「(八下田容疑者は)『スマートフォンを見ていた』、『道路がなんたらかんたら』と言うけれど、それは、あの方の言い訳であって、俺とか子どもは、言い訳なんて聞きたくないんですよ。現実を知ってほしいだけなので」と語った。
警察は、トラックは50km/hほどの速度で赤信号の交差点に入ったとみて、調べを進めている。

最終更新:2/10(金) 12:41