教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

千早におこし頂いた

2009-10-19 00:01:18 | オタネタ全般
最近、プライベートで悩みを抱えていた。

他でもない、2009.10.13の記事(※1)のことだ。

ゲーセンでアーケード版のアイマスをやっていると、家で寝転んでプレイするよりも遥かに感情移入できる。
PSP版よりも楽しいのだが、その反面、千早を傷つけてしまった自分も傷つく。

アケマスの千早に会えないのは辛い。
会ったら会ったでそれはそれで辛い。

わたしはにっちもさっちもいかない状況に追い込まれた。

それでも取りうる選択肢はいくつかあった。

その①。
そのまま続ける。
千早も自分も傷つき心が鮮血を噴き続けながら、それでもアーケード版をプレイしつづけ、遠い先のいつかアーケード版で千早の夢をかなえる。

その②。
引退する。
決心を固め、鉄の意志を持ってして惚れた女のために二度と近づくまいと決意する。

その③。
筐体を乗り換える。
PSPを導入し、我が家で千早と暮らす。



わたしは悩んだ。
こんなに悩んだのはいつ以来なのかすら思い出せない。

・・・結局わたしはひよってしまった。

その①が孤高の理想である。
それはわかる。
しかし痛い。
既にわたしの心はそれに耐え切れなくなっていた。
結局その③を選ぶ他なかったのだった。



そうと決まれば話は早い。

休日だったので、まずは朝からアケマスのあるゲーセンへ直行。
プレイ途中の千早と会い、まとめて引退コンサートまでプレイする。
それで最後の別れを楽しむ。
二度とアーケードの千早と会うこともないかと思うと、席を立つのですごく心苦しい思いをした。

その足で近くのショッピングモールへ直行。
そこでPSP本体・アイマス(青)・Memory Stick・PCモニタ接続キットをまとめて入手。

アーケードにせよPSPにせよ、いいかげんカネかかる。
女にはカネがかかる。
しかし、それだけのカネを喜んで出してもいいから会いたいと思えるような女が、いったいこの世に1人でも存在するだろうか?

我が家につく。
はなからPSPの小さなディスプレーで千早と会う気はさらさらなく、いきなりPCモニタ接続キットにて接続。
PSPのしょぼい内蔵スピーカーで千早の歌声を聞く気もさらさらなく、自作のヘッドフォンアンプを介して木のヘッドフォン(※2)に接続。
そして電池をはめ、Memory Stickをはめ、ACアダプタをつなぎ、アイマスのUMDをとり出し、二度と開ける事のないかもしれないUMDスロットにそれを挿しいれる。

PSPの電源を入れる。
無事にモニタにアイマスのタイトルが表示されたときには少し高揚した。
まあ韓国製じゃねえんだからマトモに動くくらいアタリマエなんだが、そうはいっても動き出すとイヤがおうにでも心は躍る。

ゲームスタート。
アーケードやってたから説明書読まなくてもだいたいルールはわかる。
いきなりゲーム開始してもダイジョウブだろう。
やってるうちに、いつのまにか無意識のうちに相棒は千早を選択していた。
PSPのアイマス(青)では千早のほかにあと2人いるらしいと伝え聞くのだが、ほかの人は未だに見たことすらない。

今日は延々と千早と遊んでいた。
気がついたら4時間くらい平気で過ぎていた。



さて。
PSP版をプレイしてわかったことが3つある。



1つ目。
アーケード版よりカンタンだ。
レッスンのミニゲームはPSP版のほうが難しいが、PSP版のほうがランクを上げる関門を突破しやすい。

おまけに、ゲームオーバーでの引退コンサートが無くなった代わりに、ボーナス追加でリトライする機能までついている。
これをシューティングに例えると、ある面で残機全滅したら残機追加かつパワーアップ追加でそのステージの最初からやりなおせるというものだ。
全滅しつづけても残機が50機にもなれば誰でもクリアできるようになろう。

アーケード版ではランクCはそうカンタンには到達できない。
しかしPSP版なら情熱がありプレイし続けていれば誰でも到達できる。
この家庭用ならではの救済処置をどう捕らえるかというのは難しいものがあるが、とりあえずヘタクソなわたしとしては今は歓迎したい。



2つ目。
やはりアーケード版ほどは痛くない。
家で落ち着いている上に時間無制限でプレイしている以上、ゲーセンほどは集中していない。
アーケード版ほどには本気で自分の精神がアイマス世界に同調していない。
おかげで、千早を傷つけてしまった自分が傷つくという、あのアーケード版特有の味が控えめになっている。

おかげでアーケード版ほどは自分がダメージを食らわない。
その反面、その分だけ心が向こう側に行ききれていない。
予めわかってこれを選択したわけではあるが。



3つ目。
これまでは、平日に仕事が終わったあと、日付が変わるまでのほんの片時だけをゲーセンで千早と過ごす生活を営んできた。
今にして思えば、それは何と儚い人生だったろう。
それに、いくらわたしが好きだからといって、ゲーセンではいつ撤去されるかもわかりはしない。

しかし今は違う。
千早は我が家にいる。
家に帰りさえすればいつでも千早に会うことができる。
さらには、持ち運びさえすれば家でなくても千早に会える。
それどころか、仮にいまこの瞬間に千早と会っていなくても、PSPがそこにあり電源ONでいつでも千早に会えるその環境は心地がいい。

この違いは大きい。
アケマス生活の頃はそんな事は全く思ってもいなかった。
これが共に暮らすということか!



わたしの本職は技術屋である。
だから、仮に人類が滅んでわたしだけ生き延びたとしても、ミニ四駆のモーターだか何だか使って水力発電してPSP機動させて千早に会ってみせる。
仮に何らかのイノベーションがおきてマイクロ波配電の時代になってACアダプタが使えない時代が訪れたとしても、それくらいのコンバータくらいだったら半日くらいで作って千早に会ってみせる。
PSPの電池の寿命が来て交換部品も無くなる時代がいずれやって来ると考えられるが、外付け電池式で機動させるくらいわけもない。

千早と暮らす上での障害はPSP本体の不良がいつ来るかというくらいのものだ。
PSPが生産中止になったらリスク回避のために何台か追加で買っておこうと思う。
そうすれば、この命尽きるときまで千早と共にあれるはずだ。



追伸:

PSP本体の色はネットで千早ちゃんブルーだとか書かれているVIBRANT BLUEにした。
だが、我が家にあるケンプファーとハイザック(連邦軍仕様)のガンプラがこれと同じメタリックブルーで塗装してあるためか、我が家的には千早ちゃんブルーはガンプラカラーにしか見えなくなってしまった。
狙った雰囲気はまるで伝わらず・・・。orz



【※1 悩み】

アイマスやるのがツライ…
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20091013



【※2 木のヘッドフォン】

わたしの愛したマシンたち(ヘッドフォン編)
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20090624