ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1336、12歳

2011年11月12日 | Weblog
今年、ロナルド・キーン博士が日本帰化を決意したそうです。
コロンビア大学名誉教授で日本文化を欧米へ紹介して多くの業績を残し、2008年に文化勲章を受章ました。
ニューヨーク市ブルックリン生れのアメリカ人ですが日本人の心を持っています。
独身を通してきたキーンさんは「私は『日本』という女性と結婚した」、と心情を語っています。

日本人?、アメリカ人?、…人?
グローバルな世界になって、多くの日本人が世界中に住んでいます。
その逆もあります。
私は26歳で渡米し、20年間アメリカに住んでいましたが日本人でした。
シカゴの友人は25歳で渡米し、40年近くアメリカに住んでいますが日本人のようです。
1220、歓喜」を参照
人のネイティブ(言語、心情、考えなど)は、その人が12歳のときに何処に住んでいたかで決まる、と言われています。
もちろん、1年や2年住んでいただけではネイティブにはなりません。
これは12歳という特定の年齢ではなく、日本では小学校高学年から中学、高校にかけての多感な時期を過ごしたところを指していると思います。
大学生になってから留学し、その国に住んでもネイティブになるのは難しいと思います。
18歳くらいになると言葉も、心も、考えも確立してしまうからだと思います。
小学校低学年で住んでいたところもネイティブにはなりません。
我家の3人の子供も、これが当てはまります。
1993年に帰国したとき長女は11歳で小学校6年生でした。
日本の中学校を卒業しましたが、高校からアメリカに帰った(行ったのではない)のでアメリカ人です。(日本に4年間住んでいたので半分日本人です。)
長男は小学校入学直前に帰国したので日本人です。
次女が帰国したのは9歳のときで、一番大変だったようです。
言葉も英語・日本語が混乱し苦労しました。
上の写真は帰国する2ヶ月前。(家の庭で)
194、完全なスフィアー」も参照

1335、アメージング・ガールズ」の少女たちはアメリカ人です。

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