ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

928、ついに閉館

2010年10月01日 | Weblog
昨日(9月30日)、ジョン・レノン・ミュージアムに行ってきました。
世界で唯一の公認ミュージアムでした。
行こう行こうと思いながら、なかなか行けず最終日になってしまいました。
10年間のライセンス契約の満了が閉館の理由とされていますが、近年は来館者も減り、平日は30人、休日でも120人前後だったそうです。
閉館が迫った9月に入りそれぞれ800人、1700人以上に増えていました。
昨日はあいにくの雨でしたが2000人を超えたそうです。
午前11時開館ですが、11時15分ごろ着いたら長蛇の列ができていて、入るまでに40分くらいかかりました。
ビートルズ世代の人は勿論、幅広い年代の人が来ていました。
私のすぐ後ろに並んでいた若いカップルの男性はレノンに詳しいらしく、連れの女の子にいろいろ教えていました。
女の子が「オノ・ヨーコって誰?」と聞くと、「え!、知らなかったの、オノ・ヨーコはジョン・レノンの奥さんだよ。」と教えていました。

2000年10月9日の開館以来10年間の入館者は61万人にのぼり、海外から見学に来る人も多くいたそうです。
さいたま新都心にある「さいたまスーパーアリーナ」の4階・5階の一角に、ジョン・レノンの生涯をたどるように、9つのゾーンに分けられていました。
入ってすぐ、ジョンの生涯を要約した7分間の映画を見て、それから9つのゾーンを順路に従って見学します。
4階
ゾーン1、少年時代の記憶(誕生、別離、才能、反抗という4つのキーワードで少年時代を紹介)
ゾーン2、ロックンロール(レコード・デビュー前のリバプール、ハンブルクでの下積み時代。)
     *ジョンの言葉:エルビス以前に私に影響を与えたものは、なにも無かった。(エルビスに大きな影響を受け、ロックに目覚めたようです。)
ゾーン3、ザ・ビートルズ(ビートルズとしての成功とその後の内面の変化や苦悩。)
5階
ゾーン4、ジョンとヨーコの出会い(ふたりの出会い、オノ・ヨーコの幼少時代とアートを紹介。)
ゾーン5、ラブ・アンド・ピース(ジョンとヨーコのさまざまな活動とビートルズ後期の作品を紹介。)
ゾーン6、イマジン(代表作「イマジン」を発表した頃の活動。)
ゾーン7、ニューヨーク・シティ(ニューヨークに渡り、社会的な活動に積極的に参加していた時期。)
ゾーン8、失われた週末(ヨーコと別居してロサンゼルスに滞在していた時期。)
ゾーン9、ハウス・ハズバンド(主夫時代から活動再開まで。)
 *主夫時代:息子ショーンが生まれ、育児や家事に専念していた。
以上は会場でもらったパンフレットより。(*は私のコメント)
愛用のギターや作詞原稿などの遺品をはじめとした約130点が展示されていました。
豊富な資料は想像していたより充実していました。(普通、期待はずれのところが多い。)
行けなかった人は残念でした。
今後、これ以上のミュージアムはできないでしょう。

年代を追っていて気がつきましたが、ジョンは節目の年に大きな変化が起こっています。
1940年:誕生
1960年:ビートルズ結成
1970年:ビートルズ解散
1980年:11月、ヨーコとの共作アルバム『ダブル・ファンタジー』を発表(米、英、日本で1位)
     12月、死亡
2000年:ジョン・レノン・ミュージアム開館(ジョンとは直接関係ない)
2010年:ジョン・レノン・ミュージアム閉館

731、ルーズベルト病院
732、ジョン・レノン・ミュージアム閉館へ」を参照


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