325、ニック・ボロテリー・テニスアカデミー

フロリダ州にあるプロテニス選手を養成する完全寄宿制の学校です。
テニス・コーチのニック・ボロテリー（Nick Bollettieri）によって創設され、世界中から才能のある選手が集まります。
ボリス・ベッカー（ドイツ）、アンドレ・アガシ（アメリカ）、ジム・クーリエ（アメリカ）、ピート・サンプラス（アメリカ）、モニカ・セレシュ（セルビア ）、アンナ・クルニコワ（ロシア）、マルチナ・ヒンギス（スイス）、マリア・シャラポワ（ロシア）など世界のトッププロがここを出ています。
日本の錦織圭選手もここで鍛えられました。

これ等のトッププロの中でもアガシの才能はずば抜けていたようです。
その才能にほれ込んだボロテリーコーチがアガシばかり可愛がるので、同時代のクーリエやサンプラスが一時反発したことがある、とアメリカのテレビ解説者が言っていたのを聞いたことがあります。
それをバネにしてクーリエとサンプラスは世界NO,1になったのかも知れません。
サンプラスの実績はアガシをはるかに超えていて、４大大会14勝は歴代1位です。（アガシは8勝）
アガシもその天才ぶりを遺憾なく発揮し「キャリア・グランドスラム」を達成しています。
これは、全豪、全仏、全英、全米の４大大会を全て優勝するもので、これを達成した選手は何人もいません。
4大大会は全豪と全米はハードコート、全仏はクレーコート、全英は芝生コートで行われますが、一流の選手でも不得意なコートがあって、サンプラスも全仏では勝てませんでした。
また、現在13勝でサンプラスの記録に迫っているフェデラーも全仏のクレーコートでは優勝していません。
写真はサンプラス。