ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

944、ブロックバスター

2010年10月17日 | Weblog
1973年にアメリカに行ってから、タイムズスクエア周辺の映画館によく行きました。
1980年ごろ、家庭用のビデオとビデオデッキが発売され普及すると、映画館に行く回数は少なくなりました。
レンタルショップで映画を借りてきて家で見ることが多くなったからです。
大小さまざまなレンタルショップができましたが、最大のものは「ブロックバスター」で、全米に店を持つチェーン店でした。
日本の「TSUTAYA」のような感じで、会員制です。
アメリカ国内はもとより世界17ヶ国で7000以上の店舗を展開していました。
我家のすぐ近くにもあって、子供たちも漫画などのビデを借りてきて、よく見ていました。

そのブロックバスターが経営破綻しました。
ここ数年売り上げが落ち込み苦戦していました。
店に行ってビデオを借り、期限内に返しに行き、期限が過ぎると延滞金を支払う、という形式がユーザーから敬遠されるようになってきたからです。
「ネットフリックス」というベンチャー企業は、ユーザーがネットで注文し、配送も返却も郵便で行なうという新しい形式を1998年に始めました。
日本でも同様のサービスが普及してきましたが、世界で初めて行ったのがネットフリックスです。
さらに定額制の料金体系も導入し、追加料金も発生しないというサービスでシェアを拡大していきました。
近年はネット企業による映画やテレビ番組などのネット配信が普及し、ブロックバスターは時代遅れになって行きました。
今後は営業を続けながら裁判所の監理下で経営再建を目指す方針で、「ブロックバスター」の名は残るようです。

132、ニューヨークのお店
135、カラテ
265、名画座
322、ディア・ハンター(The Deer Hunter)
323、フラッシュダンス
615、42nd Street
619、あの映画館
などを参照

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