3718、ギブソンが

米老舗ギターメーカーのギブソン・ブランズ（テネシー州）は１日、連邦破産法11条の適用をデラウェア州の裁判所に申請しました。
1894年創業で、同社製のギターはエルビス・プレスリーやB・B・キングら多くの著名アーティストに愛用されました。
音響機器メーカーの「ティアック」などを買収し、音響メーカーに転身を図ろうとしましたが、債務が膨らむ一方、ギターの販売は伸び悩んで経営が悪化していました。
負債額は最大5億ドル（約545億円）に上ります。
これを機にオーディオ機器などの不採算事業から撤退し、ギターを含めた楽器ビジネスに専念するとしています。
ポール・マッカートニーは、ギター不振の原因について、「電子音楽が増えて、若者は以前と違った聴き方をしている。私はジミ・ヘンドリックスに憧れたものだが、ギターのヒーローは、もういないんだ。かつては誰もがギターを欲しがったものだが......」と、嘆いています。
昔はビートルズに憧れてバンドを組みましたが、最近は少なくなっています。

去年までテネシー州メンフィスで行われていたテニスの大会は、今年からニューヨークで行われるようになりました。
これもギブソンの不振が原因？
「3645、復帰戦」を参照