ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

24、ヴァケーション

2007年06月10日 | Weblog
6月にはいるとアメリカでは「今年は何処に行くの?」が挨拶代わりになります。
夏、ヴァケーションに行くのは恒例のことで、大統領から一般の人まで多くの人が楽しみリフレッシュします。
休暇を取れない人もいますが、それなりに夏をエンジョイします。
夏のヴァケーションと冬のクリスマス休暇はアメリカ人にとって2大イベントで、日本の盆と正月のようなものです。

ヴァケーションと言えば、コニー・フランシスの”VACATION”という歌がありました。
V! A! C! A! T! I! O! N! と歌いだす陽気で軽快なテンポの歌で、日本では弘田三枝子が歌ってヒットしました。(他にも何人か歌った)
中尾ミエがカヴァーした“可愛いベイビーも有名です。
コニー・フランシスの歌を聴くと“アメリカ!”という感じがします。
「ヴァケーション」や「カラーに口紅」などのリズムに乗ったポップな曲は彼女の魅力です。
「ボーイハント」や「フーズソリーナウ」などのしっとりした曲も郷愁があります。
映画にも何本か出演しています。
また、日本語で歌ったヴァージョンも多数あります。

コニー・フランシスの歌を聞いていると古きよき時代のアメリカを感じます。
アメリカに憧れ、アメリカに行きたいと思うようになったきっかけにもなりました。
受験勉強をすると言いながらあまり勉強もせず、部屋でラジオから流れる音楽に夢中になっていました。
アメリカの音楽や映画を見て、いつか絶対に行ってやろうと思うようになりました。

コニー・フランシスは1938年12月12日、ニュー・ジャージー州のニューアークで生まれました。
本名をコンチェッタ・ローザ・マリア・フランコネロ(Concetta Rosa Maria Franconero)といいます。
その名が示すようにイタリア系アメリカ人です。
ニューワークはハドソン川の対岸にあり、いろんな人種の人が住んでいます。
国際空港ニューアーク・エアーポートがあり、マンハッタンから近いのでよく利用しました。

全米チャートにランクされた曲は56曲で、女性シンガーではブレンダ・リーをしのいで1位です。(14曲がベストテン入り、3曲が1位)
コニー・フランシスのステージネームはコンチェッタがコニー、フランコネロがフランシスになったようです。

写真はコニー・フランシスが初来日(1970年頃だったと思います)したときの「来日記念盤」のレコードジャケットです。
LP2枚組みで28曲収録されています。
コニーのヒット曲をはじめクラッシクの「アヴェ・マリア」なども歌っていて、彼女の多才ぶりが伺われます。
これを書くため何十年ぶりに押入れから引っ張り出してきたのですが、レコードプレーヤーが無くて聴けないのが残念です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿