海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

鳩山首相来沖への抗議行動 3

2010-05-05 18:10:18 | 米軍・自衛隊・基地問題
 鳩山首相は仲井真知事との会談の後、高嶺善伸県議会議長と会談。県議会棟玄関から出てくるとのことで、再び場所を移動した。


 
 警備車両や首相の車も移動し、県議会棟の正門周辺は警備体制が敷かれた。



 辺野古有志の会・ティダの会はどうしても移動に時間がかかるので、早めに移動を始めて県議会棟正門横に横断幕を張った。 





 県議会棟前での抗議行動の様子。
 集まっている人たちに、鳩山首相が仲井真知事に「県内移設」の意思を示した、という連絡があった。驚きや失望、怒りの声があがり、ざわめきが広がった。
 鳩山首相は高嶺議長との会談の後、1階ロビーで報道陣の取材を受けており、途中から降り出した雨に濡れながら、参加者は県議会棟を見つめ、シュプレヒコールを続けた。



 SPたちがあわただしく動いた。直後に出てきた鳩山首相が車に乗り込むと、雨の中を車は県議会棟の裏手に回って出ていった。



 県庁前広場に集まって、鳩山首相の仲井真知事や高嶺議長との会談の様子が報告された。
 新里米吉県議会議員(社民党)の発言をテープおこししたものを以下に載せる(冒頭部分が一部欠落している)。

 …その上で、非情に重大な発言が今日ありました。それは何かと申しますと、県民に負担をかけることになる。そのお詫びをしたいということがありました(激しいヤジ)。それ自体が非情に重大な発言であります。確かに、まだ、どこに移設するか地域指定は政府として決めていないと言いながら、このような発言としては、いまマスコミで取り沙汰されていることが、かなり信憑性を持っているのではないかと思います。
 そして、もう一つは、埋め立ては好ましくない、という発言もしております。従ってかなり、政府の考え方が絞られ始めているなと、そして、沖縄にもというのがあるなと、いうことを私たちは強く感じました。
 それだけにこの闘いは、私は先ほど、ここでの朝の集会でも話しましたが、お互いは…(マイク調整で一時中断)…先ほど、朝も発言しましたように、総理の先ほどの、県民にお詫びをしなければならないという、この発言からして、私たちの闘いはこれからも続く。このことをみんなで確認しなければならない(あちこちから鳩山首相への怒りの声があがる)。これからも闘いは継続しなければならない。闘いはこれからも、という意思統一の場にしなければならないと思っています。頑張りましょう(拍手、指笛)。
 
 県庁前での行動を終えて、辺野古有志の会・ティダの会の皆さんは、キャンプ・シュワブ基地前での抗議行動に参加するために名護に戻った。
 鳩山首相は、基地所在地の市町村長と昼食を取りながら懇談した後、普天間第二小学校の屋上から普天間基地を視察し、同小学校体育館で住民との対話集会を開く予定になっていたので、宜野湾市に向かった。


 

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