海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

民主党県連への申し入れ

2010-05-27 01:22:54 | 米軍・自衛隊・基地問題
 24日は引き続き午後3時から那覇市内の民主党県連事務所を訪ねた。





 民主党県連は代表の喜納昌吉参院議員をはじめ玉城デニー衆院議員、瑞慶覧長敏衆院議員、山内末子県議会議員の4氏が対応した。最初に辺野古有志の会・ティダの会が申し入れ書を読み上げた。





 前日に鳩山首相が来沖したこともあり、メディアの取材も多かった。民主党県連は那覇空港で鳩山首相と話し合いを持ったということで、鳩山首相は「県外移設」を完全に捨てたわけではない、という認識を示した。それに対しティダの会から、認識がまったく違う、名護では辺野古「移設」を表明した鳩山首相への怒りが高まっている、という反論がなされた。









 辺野古有志の会の皆さんがそれぞれ自らの思いを語り、民主党県連も4人の議員が一人ずつ発言したあと、議論が交わされた。
 議論の中でティダの会から、前原誠司沖縄担当大臣が、島袋吉和前市長などを東京に呼んで話し合いを持っていること、外交評論家の岡本行夫氏を使って名護の推進派に工作が行われていることなどを挙げて、稲嶺市長や名護市の有権者を侮辱するものであり、アメとムチの手法で再び名護市民を分断、対立させようとしている、という批判がなされ、民主党県連が政府、党中央に抗議し、こうのような動きを止めさせるように要請がなされた。



 喜納代表は、県連としても前原大臣による前市長との会談は問題だと思っているとし、抗議する意思を示した。
 申し入れは約1時間にわたって行われ、普天間基地をめぐる政府方針や自衛隊の問題、政府・民主党内部の状況、各議員の取り組みなど多岐にわたって話し合われた。
 鳩山政権が名護市辺野古への現行計画に回帰しようとしていることに民主党県連が反対し、それをくい止めるために努力していることを辺野古有志の会・ティダの会は評価した。そのうえで、辺野古への「移設」は絶対に許さない、という名護市民の思いを受け止めて、民主党県連も同じ立場で頑張ってほしい、と訴えた。


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