海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

福島党首と名護市民の対話集会 1

2010-05-28 04:00:40 | 米軍・自衛隊・基地問題
 5月26日に名護市労働福祉センターで開かれた福島瑞穂社民党党首と名護市民との対話集会の様子を以下に載せる。司会の発言は省略してある。録音が聞き取り不可能だった箇所は(一部不明)とした。発言者への会場からの呼応や拍手は( )に表記した。



 福島瑞穂党首:どうも皆さん、こんにちは。お忙しい中をお集まりいただきまして、ほんとうに有り難うございます。どうしても一刻も早く沖縄に来たいと思いました。ここに来ましたら、私が辺野古の海に行った時に、ほんとにあの、話をさせていただいたり、福島さん頑張れや、と言ってくださった皆さんのお顔を見てですね、ほんとにあの、嬉しくなりました。お忙しい中、足を運んでくださった皆さん、ぜひ皆さんの思いや気持ちをですね、ぜひ教えてください。
 今日あたしが沖縄に来ようと思ったのは、社民党は辺野古に基地を造ることに断固として反対(大きな拍手、歓声)、辺野古に基地を造らせてはならない、そのことで頑張っておりますし、これはどんなことがあっても変わりません。辺野古に海上基地を社民党は造らせません。その決意を皆さん方にきちっとお伝えをして、そしてまた、ここ名護の皆さんたちと一緒に力を合わせて、頑張るぞ!ということをですね、申し上げるためにやってきました。一緒に力を合わせて、どんなことがあっても辺野古の海に基地を造らせないために、一緒に頑張っていきましょう(大きな拍手)。
 28日に日米合意、あるいは日米共同宣言が発表されると言われています。しかしこれは、地元の同意も連立政権の同意も得られていません。名護市の民意は、実は明快です。もうすでに示されています。いま、名護市長にお会いしてきましたけれど、これは、この名護に基地を造らせないということを訴えて選挙に勝ち、市長になられたわけです。私たち社民党も民主党も、他の党もみんなで応援をして、民意に基づいた、皆さんの付託を受けた市長が誕生をしました。名護市民の皆さん、沖縄県民の皆さんの民意は、すでに示されています。県内移設NO!そして、とりわけ辺野古に新たな基地はいらない!これが民意です。
 ですからこの民意を踏みにじってですね、日米共同宣言をやるようなやりかたは、明確に間違っています(拍手)。連立政権の合意もないと。共同宣言の中身はまだ分かりません。私が実は沖縄に来たのは、共同宣言の中身をなんとしてもやっぱり変えてもらいたいという、そういう思いもあってまいりました。この共同宣言の中に、辺野古っていう言葉、辺野古例えば県外、国外となったとしても、辺野古に造るということは、私は断じて認めることはできません(拍手)。
 辺野古から始まって辺野古に終わるってことは、よもやないだろうと思っておりました。総理はこう仰ったんですね。辺野古の海を埋め立てるのは自然への冒涜だ、と仰いました。その通りだと思っております(欺瞞だよ、嘘つきだ、の声)。その気持ちで皆さんと一緒に頑張って参ります。頑張ります(拍手)。



仲里:3点ほど申し述べたいんですけども、私どもは昨年8月に衆議院選挙がありまして、鳩山さんと岡田さんの二人が、最低でも県外と言ったんですよね。それがきっかけになって、もしかしたら辺野古移設を阻止できるかもしれないと、頑張ろうということで、辺野古容認の候補を全部落選させました。辺野古に反対する候補者が全員当選したわけです。
 それで民意が示されたんだと、思ったんですけれども、また、それでもですね、次の名護市長選挙でもですね、辺野古反対ということで、稲嶺市長が当選しました。そして、県議会で決議しました。さらに、県民大会では全市町村の代表が参加して、9万人余り結集して行いました。普天間基地の包囲もやりました。それでも辺野古に造るというのであれば、もはや日本は民主主義国家とは言えないと思います(拍手)。それを(一部不明)にしているアメリカも民主主義の国家とは言えないと思います。私たちはいまからそれをアピールしていかなければいけないと思っています。
 2点目ですけども、8000人の海兵隊が移転すると言われてますけども、いま1万2000人ぐらいいると言ってるんですけども、8000人減ったらいくら残るかという議論がまったくされていない。ほとんど残らない筈なんですね。それで彼らは新しい基地を建設する必要もなくなると思うんですけど、それがなぜないのかと強く思います。
 3点目ですけど、抑止力というのが改めて出てきましたけれども、海兵隊が抑止力というふうに言われてますけども、海兵隊はいままで何をやってきたのか。ベトナムに行って、イラクに行って、アフガニスタンに行って、それからソマリアに行って、ユーゴに行くと。何の関係もないんですよ。北朝鮮でいま問題が起こってるけども、海兵隊は動く気配もないし、八重山に中国の船が来ても動く気配がない。まったく関係がないんですよね。抑止力とは何だろうと。そういう事情でですね、訳が分からない抑止力だ、ということで、しかも、地理的に沖縄だと言うんですけども、北朝鮮で何かあっても沖縄の海兵隊は遠いですよ。これも意味が分からない。
 そういうことでですね、改めて、ぜひ社民党の方には頑張っていただきたいと。いま福島党首からありましたけども、辺野古に造らさないということで、私たちも頑張っていきます。一緒に頑張ってください(拍手)。

与那嶺:教職員組合の与那嶺と申します。先ほどの辺野古に絶対造らせないという力強い決意を聞いてですね、非常に喜んでいます。それで5月の4日に鳩山さんがこっち来ました。23日にも来ました。それで5月4日に鳩山さんが言ったこと。これは日米同盟を維持していく中で、抑止力の観点から沖縄の皆さんに引き続き負担をしてもらう、と言ったんですね。これは絶対許せないですよ(そうだ、と言う声)。実際、鳩山さんが来てもですね、帰れというシュプレヒコールというかですね、ほんとに全体がそういう形でやってきました。
 そして、抑止力と言われたらなにか反論ができないかのような状況があるんですけれども、私はテレビのニュースでですね、福島さんが、憲法9条が抑止力なんだ、というふうに仰っていたのを聞いて、非常にいいことだな、と思ったんですね。それで米軍が沖縄にいるのは、アメリカの国益を守るためなんですよね(そうだよ、と言う声、拍手)。
 鳩山さんは非常におかしいんですよね。辺野古の基地を自衛隊と共用したらね、沖縄の人が受け入れるんじゃないかって、まったく感覚が狂ってるんですね、これは。絶対に許されないですよ。沖縄の人ってのはね、日本軍によって沖縄戦の時にどういう仕打ちを受けたか、虐殺されてるんですよ(そうだ、の声)。だから、軍隊が住民を守らないというのを歴史の中で身体に染みこんでるんですね(そうだ、の声)。自衛隊が来ようが何しようが、絶対これ許せない。そういうことが言いたいんですね。
 そういうことで、鳩山政権、鳩山さんが、民主党がですね、今後何か良い方向に結論を出すというふうには、もうまったく考えられない。これを押し通すというふうにしか思わないです。そういう意味で、社民党の果たす役割というのがですね、非常に大きくなっていると思います。ただですね、いま閣内に留まるかどうするかという論議が出ていますけれども、率直に言わせてもらえればですね、閣外に出るべきだというふうに私は思います。やっぱり県民、労働組合とともにですね、辺野古の新基地建設を止めるために一緒にたたかってほしい。このことが、なんて言うんですかね、社民党にとっても絶対私はプラスだと思います。
 私は30年以上、社会党の時代からですね、ずっと社民党を支えて運動してきてるんです。そして、村山さんが首相になった時にですね、ほんとにガックリきました。安保も認めて自衛隊も認めるというふうになってですね、沖縄にとってはそういうこともう許されないんですね。いつもそういうせめぎ合いの中にいる。 
 負担の軽減って鳩山首相が言ってます。これはですね、私たちは30年前から負担の軽減ってずっと言われ続けてるんですね。何も軽減されてない、悪くなってる。この現実を見た時に私は、負担の軽減、分散移転、こんなことで何かが変わるとは、絶対あり得ないこと。これは30年間やって私は実感してるんですね。
 だからそういう意味でですね、私たち県民の立場、労働者の立場に立ってですね、ともに辺野古の新基地建設を止める運動をですね、一緒にやっていってほしい。そうしたら労働者はついてきますよ。県民もついてくる。このままだとほんとに社民党、消滅しますよ。鳩山政権の中にいてはですね。そういうことを私は強く訴えたい、と思います(拍手)。

浦島:私はぜひとも瑞穂さんから鳩山さんに伝えていただきたいんですけど、96年に日米合意が行われて14年間造れなかったんですよね。それをどう思っていらっしゃるのか。いま日米合意をしたといっても、これまでの14年間よりも状況は厳しくなってます、鳩山さんにとってのですね。名護市長もきっぱりと反対してますし、県民の意思もいままでにないほどはっきり出ています。この中で果たして日米合意したとしても、実現できるかというと、私は不可能だと思ってます。
 私たちもこれまでと同じようにと言うか、ほんとに疲れてはいますけど、ここで負けられないし、また同じことをやるしかないなと、ほんとにあのー、考えるだけで大変だなと思うんですけど、でもここで諦めるわけにはいかないので、これは造れません。そのことを彼はほんとにどう思ってらっしゃるのか。できないと伝えてほしいです。
 彼がやるのは、私はまたいらっしゃるって話も聞きました。もう来てほしくないですよ。何を言いに来るか分かってるし、県民をまたズタズタにされるだけなので、沖縄には来ないで日本全国に向かって、日米安保が本当に必要なのか、必要だったら全国民で負担してくださいということをお願いしてほしいです(拍手)。

渡久地:福島さん、この状況の中、沖縄に飛んできてくださって、本当に有り難うございます。私は辺野古のきれいな海を対岸に臨む集落に住んでいる、二見以北10区の会の渡久地といいます。私たちは14年前から一貫して、何もぶれることなくずっと基地はいらないと言い続けてきました。その中でも首相が代わり、いろんなことがあってなかなか聞いていただけなかったんですけど、去年の9月に変わったことで、とても期待しました、鳩山さんなら変えてくれると思って。ほんとに票も入れましたし、期待しました。
 でも私たち沖縄県民は、沖縄にある全国の75%以上集まってる基地を全部撤去してほしいと言ってるわけではないですよね。ただ一つ、普天間基地をまず移してください、このかすかな願い、望みもかなえられないんですか、沖縄の人の望みというのは。全部を撤去しろとは言っていません。徐々に撤去してとは言ってますけども、普天間基地、まずとりあえずは普天間基地をどこかに持っていってくださいって、このささやかな願いも、沖縄県民の願いというのは聞いてもらえないんでしょうか。もうほんとこれは人種差別そのものだと思います(そうだ、差別だよ、の声)。
 ほんとに私たちいろんな所でみんな訴えています。なのに全然届かない。だから鳩山さん、ほんとに全国に向かって沖縄県民はこういう思いだということを伝えてほしいし、福島さんたちもこれから大変だと思うんですけれども、沖縄県民のみんなの声を、この率直な声を全国民に届けていただいて、ほんとにみんなで期待していますので、福島さん、よろしくお願いします(大きな拍手)。



福島党首:4人の方からそれぞれご意見いただいて、ほんとに有り難うございます。仰っていただいたこと、ほんとにあのー、ほんとにと言うか、重い言葉で、当たり前の言葉で、それをしっかり受け止めて頑張っていきたいと思っています。
 ここに来られている方は初対面の方もいらっしゃいますし、何度もお会いした方もいらっしゃるんですが、14年間、結局基地はできなかったんですね。ですから私は、いまの内閣がいくら辺野古って決めたところで、共同宣言やったところで、ほんとは反対なんですが、実現不可能な案なんです。実現不可能な(一部不明)いていくということ自身が、実は私もまったく分かりません。結局そういう、なんて言うか、人々の気持ちとずれたところで、政治をやるべきではないって思っています。
 私たちも、社民党としてもちろん頑張りますし、地元、そして沖縄県と連帯、連携をして頑張りますし、また、この問題はさっきもどなたか仰ってたように、日本全国に、やっぱりこんなのおかしいんじゃないかって、みんなで民主主義なんだから考えようよっていう、そういう働きかけもやっていきたいと思っています。有り難うございます(大きな拍手)。
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