海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落から8年

2012-08-14 17:48:47 | 米軍・自衛隊・基地問題

 普天間基地所属のCH53D大型輸送ヘリが沖縄国際大学に墜落してから、13日で8年を迎えた。昨日は沖国大での集会や風船を上げての意思表示など、普天間基地の早期閉鎖と返還、MV22オスプレイ配備に反対する行動が1日中取り組まれた。

 午後6時から県平和運動センターなどが主催する集会とデモがあったので、宜野湾市まで行き参加してきた。
 宜野湾市役所前に労組員や学生、市民が350人余(主催者発表)集まった。普天間基地の固定化をはかり、MV22オスプレイの配備を進めようとしている日本政府と米軍に、労組や市民団体の代表、国会議員から批判が続いた。実際に基地機能をマヒさせるような取り組みが必要だ、という発言もあった。こういう発言がおおっぴらに行われるようになった。

 夕陽を浴びながら石平(いしんだ)の海兵隊司令部に向けてデモ行進を行った。途中、野嵩ゲート前では立ち止まってシュプレヒコールをくり返した。

 普天間三叉路を右折し、石平の海兵隊司令部前まで来て、道路をはさんで基地に向かいシュプレヒコールを行った。

 9月9日には県民大会が開かれるが、その先にどのように運動を展開していくかが問われている。大会決議文を持った要請団を送り、従来の運動パターンをくり返しているだけでは、オスプレイ配備強行を止められない。日本政府や国会があてにならないのは分かりきったことだ。沖縄人が自らの行動で沖縄基地の現実を変えるしかない。
 9月9日は県民大会を開いて終わりではなく、市民が自発的、自主的に普天間基地の大山ゲート前に集まり、オスプレイ配備反対の意思を表す行動が必要ではないか。県民大会で何万人が集まった、と満足して帰ってしまっては、日本政府や米軍は真剣に考えようとはしない。日本政府や米軍が対処せざるを得ないだけの行動を起こす時が来ている。

 


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