海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

小説集『水滴』のイタリアでの翻訳・出版

2022-03-12 21:02:35 | 小説

 昨年の夏、イタリアで小説集『水滴』が翻訳・出版された。表題作のほかに「魂込め」「風音」が収録されている。

 以前、『魂込め』『風音』がフランスで翻訳・出版されたこと受けて、イタリアの出版社からも話があり、本来は一昨年に出版の予定だった。

 ところが新型コロナウイルスの感染拡大があり、イタリアも大きな被害を受け、出版が1年延長された。

 ここに至るまで大変な苦労があったと思う。翻訳、出版、販売の労をとっていただいたイタリアの皆さんに深く感謝したい。

 翻訳ソフトを使ってみると「魂込め」(まぶいぐみ)はイタリア語で、「失われた魂を求めて」という意味で訳されている。沖縄語の「まぶいぐみ」の訳として面白く、感心した。

 


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