海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

海上行動/航路でガット船による資材搬入に、海上ヤードで石材投下に抗議

2024-05-09 23:23:59 | 米軍・自衛隊・基地問題

 9日(木)はカヌー8艇と抗議船2隻(平和丸、翔也丸)で海上行動を行った。

 午前8時1分にカヌーで松田ぬ浜を出発した。

 この日は朝、ガット船4隻(かいおう丸、marumasa10号、ぽせいどん、第65天神丸)が大浦湾に入った。

 長島の間を抜けて大浦湾に出たカヌーにとっては逆風となる北風に抗い、航路上を漕ぎ進んで埋め立て用土砂や海上ヤードの石材を運ぶガット船に抗議した。

 海保に拘束されてGB(ゴムボート)で松田ぬ浜の前まで運ばれ、解放されたあと辺野古崎に行きK7護岸の工事状況を見た。

 海保のゴムボートに乗せられ、航路から松田ぬ浜に移動している最中、K7護岸では捨て石の投下が行われているのが見えた。

 午前10時6分頃、辺野古崎に行きK7護岸の工事状況を見ると、捨て石の投下はすでに終わっていた。

 先端部の向かって左側に伸びる形で捨て石が投下されているのが確認された。

 K7護岸は予定されていた長さに達し、途中まで建設されたK6護岸につなげる形で捨て石が投下されていくようだ。

 その前に被覆ブロックの設置が行われるかもしれないが、将来、装弾場となる場所の護岸工事が捨て石の投下作業では大詰めを迎えようとしている。

 クレーンのワイヤーロープからもっこがはずされていて、被覆ブロックを運ぶ動きも見られなかったので、海上ヤードの建設現場に平和丸で移動した。

 午前10時35分頃、大浦湾の汀間沖では第65天神丸からランプウェイ台船に石材の積み替えが行われていたが、舞い上がる粉塵がひどかった。

 積み替えが終わるのを見計らって、カヌー8艇でフロート内に入った。

 カヌーがフロート内にいることで、ガット船は台船から離れて移動するのが難しくなる。

 そう考えての行動だったが、実際、ガット船はカヌーがいる12時頃まで台船を離れることができなかった。

 本来なら石材や土砂を積み替えたガット船はすぐに台船を離れる。

 ガット船が離れられないので、台船からの石材投下もできないまま午前中を終えた。

 大潮で真ナヌー岩周辺をはじめ、干瀬(リーフ)や砂地の浅瀬が露出して、船の航行も難しいくらいだった。

 五月晴れで海の色は鮮やかだったが、北風が強く肌寒いなかでの海上行動だった。

 午後1時53分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。

 午前中から続き、ダンプトラックが土砂を運んできては下ろし、仮置き作業が行われていた。

 午後2時14分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。

 午前中はK8・N2護岸で土砂の陸揚げが行われていたが、午後はK9・N2護岸で陸揚げが行われていた。

 海上ヤードでは台船上のショベルカー2台が動き、捨て石の投下が行われていた。

 これから暑くなればウェットスーツもいらなくなり、海上行動も参加しやすくなる。

 実際に工事が行われている海上での抗議行動に、ぜひ多くの皆さんが参加してほしい。

 特にウチナンチューヌシンカヌチャー。ドゥーナーター島、守ランネーナランドーヤー。海ンカイ出ジミソーリ。

 


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