海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

米軍機の爆音の下、K2護岸工事への抗議が続く。

2018-02-21 23:51:04 | 米軍・自衛隊・基地問題

 21日(水)は朝、カヌー5艇で松田ぬ浜を出発した。遅れて2艇が加わり、午前中はカヌー7艇と抗議船2隻で、K2護岸工事に抗議した。

 K2護岸では今日も捨て石の投下が行なわれた。ダンプカーからモッコに石材を下ろすたびに粉塵が舞い上がる。洗浄したといってもこういう状態であり、

 潜水士が海底の石を調整する作業もしていて、そろそろ被覆ブロックの設置が始まりそうだ。先端は全体の3分の2くらいまで達している。

 お昼前にぶるーの船でK4護岸や辺野古岬の様子を見に行った。K4護岸でも捨て石の投下作業が行われていた。

 仮設道路は根固め用袋材の設置が行われていた。N5護岸とは目測で残り30メートル位だろうか。今月中にはつなげる予定なのだろう。

 辺野古岬では名護市教育委員会が、遺跡調査を行っていた。黄色のパワーショベルが見え、発掘調査に入っているようだ。

 この日は午前・午後とK2護岸工事に抗議を行った。米軍のヘリが頭上を旋回し、戦闘機の爆音も響いた。青森県の三沢基地のF16戦闘機による燃料タンク投棄事故が発生している。最近の米軍機の事故の多さは以上だ。頭上のヘリを見上げて、部品が落ちるぞ、という声が飛んだが、冗談と笑ってすませられない。

 米軍機の爆音の下、カヌーチームは少ないメンバーながら、工事現場を目ざし、多い人は7回もオイルフェンスを越えた。海保のゴムボートが弾圧態勢を敷く中で、厳しい行動が続いているが、参加しているメンバーは明るいものだ。

 現場で行動しているからこそ前向きな気持ちになれる。厳しい状況を打破しようと頑張っている人の姿を見ると、こちらも励まされる。目の前で海が破壊されていくのを見るのはつらいが、それでも海はやはり気持ちがいい。ぜひ積極的に海上行動に参加してほしい。


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