海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

あまはいくまはい

2011-02-05 01:23:28 | 米軍・自衛隊・基地問題

 4日は朝の8時過ぎに高江のN1に着き、車の中で本を読んだり仮眠をとって待機していた。11時過ぎに沖縄防衛局がやって来るとの報が入り、住民や支援者が作業現場入り口の前で待っていると、砂利を入れた袋を積んだトラックとともにやってきた。防衛局職員、作業員が車から降り、いっせいに砂利袋の搬入作業を始めた。住民、支援者との間でもみ合いとなったが、わずかばかりの袋を作業現場に入れただけで、作業はストップとなった。ただ、N4の方では作業員が演習場内に入って作業を行ったようだ。

http://takae.ti-da.net/

 作業員が昼休みを取るため小康状態となり、支援者もかなり集まっていたので、高江から嘉手納に向かった。午後2時から新基地問題を考える辺野古有志の会とティダの会で、名護防衛事務所設置反対、辺野古の浜の固定フェンス設置中止を求める申し入れを行うのでそれに参加した。

http://www.qab.co.jp/news/2011020425612.html

 そのあと那覇に移動し、県庁を訪ねて仲井真弘多知事に同様の申し入れを行い(當銘基地防災統括監が対応)、さらに高嶺善伸県議会議長にも同じ申し入れを行った。関連して高江の状況についても話し、沖縄防衛局の辺野古、高江における工事の強行を止めるように申し入れを行った。
 終了後、せっかく那覇に来たのだからと桜坂劇場に寄り、河瀬直美監督『玄牝』とレイモンド・ドゥパルバン監督『モダン・ライフ』の2本のドキュメンタリー作品を見て、夜の高速道路を名護に帰る途中、車のタイヤがパンクし、雨の中タイヤ交換をやるというおまけまで付いて、なかなかハードな1日だった。

 沖縄防衛局や米軍によって高江、辺野古でいま行われている工事は、地域の人たちの生活を支えてきた自然を破壊し、日々の生活を脅かすものです。それはまた、アジア諸地域や中東で米軍が行う殺戮の訓練の場を造るものです。一人でも多くの人が現場に駆けつけることが、工事を止める大きな力となります。同時に、沖縄防衛局や仲井真知事、沖縄県議会に、高江、辺野古での工事を止めるよう、それぞれのやれる形ではたらきかけましょう。

 


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