海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

高江の状況

2011-02-04 00:04:06 | 米軍・自衛隊・基地問題
 2月3日は旧正月だった。沖縄もほとんど新正月を祝っているが、今でも旧正月を大切にしている人は少なくない。私の母もとぅしぬゆるーからソーキ汁を作り、旧正月にはチムー(豚の肝)と塩を仏壇に供えて、みーどぅし(新年)ぬうがん(御願)をうさぎている。そういう様子を見ると、まだ沖縄が「日本復帰」する前、幼かった頃の旧正月の風景を思い出さずにいられない。
 旧正月にもかかわらずというか、支援者が少なくなるだろうと、あえて沖縄防衛局のくさりむんぬちゃー(性根の腐った奴ら)は工事を行ったのだろう。午前10時過ぎに車を10数台連ねて高江にやってきた、とブログで知って、遅くなったが午後から高江に行った。
 作業員はN4の中に入ったとのことで、防衛局職員の乗った車が行き来して様子をうかがっていた。











 写真は午後5時30分に作業を終了し、沖縄防衛局職員が盾になるなかN4から出て立ち去る作業員の様子。チエンソーなどを担いでいて、今日は15名ほどで樹木の伐採や磁気探査などを行ったという。
 一人でも多くの人が現場に駆けつけることが、工事を止める大きな力になります。時間の都合がつく方は、ぜひ高江に来てください。ヤンバルの自然とそこに住む人々の生活をみんなの手で守りましょう。殺戮と破壊しか生み出さない軍事基地は、これ以上沖縄に必要ありません。


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1 コメント

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Unknown (りゅう)
2011-02-04 15:34:31
 いつも住民と同じ沖縄の公務員(政府のお使い)を闘わせるという構図がある。お上は手を汚さない。
 首里にでる沖縄道の出入り口で歩道の木がコンクリートで固められている。次々とこの作業が続けられている。考え方。遠くの未来への展望を考えない目の前の利だけで動いていると思う。高江へのやり方も同じではないのか。大きな利で暮らしを踏みにじっていると思う。
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