海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

海上からK6護岸建設とサンゴの移植に向けた作業に抗議

2024-03-27 21:06:40 | 米軍・自衛隊・基地問題

 27日(水)は午前中、カヌー7艇と抗議船1隻(平和丸)で海上行動を行った。

 午前7時56分頃、カヌーで松田ぬ浜から海に出た。

 波が穏やかで、K3護岸近くの浅瀬では海底の砂紋に光が揺らめいていた。

 一見、美しく見えるのだが、本来はアマモが茂り、貝やヒトデ、ナマコ、ウニなどがいたはずなのだ。

 辺野古側の埋め立てでアオウミガメがえさ場を奪われ、護岸周辺のアマモを食べ尽くしているのではないか。沖縄防衛局はその点についても調査すべきだ。

 途中から平和丸に乗って長島の間を抜けたが、この日はいつもより早い午前21分頃にガット船1隻(第八高砂丸)が大浦湾に入り、航路での抗議は間に合わなかった。

 K8をはじめ各護岸から土砂が陸揚げされ、辺野古側埋め立て工区への土砂の仮置きが続けられている。

 海上ヤード建設現場では、第八十八ひなた号から捨て石の投下が行われていた。

 K6護岸の建設が進められていて、この日は手前側に被覆ブロックの設置が行われていた。

 午前中は2回、カヌーで汚濁防止膜を越え、K6護岸建設に抗議した。

 外側の汚濁防止膜を越えて中に入り、さらに内側の汚濁防止膜を越えて護岸の傍まで行かなければ工事は止まらない。

 カヌー1艇に海保のGB1隻が張り付いている厳しい状況だが、拘束されたあとはプラカードを掲げ、声をあげて工事を止めるように訴えている。

 K8護岸の近くで和船数隻が集まり、ダイバーが潜ってサンゴの移植に向けての準備と思われる作業を行っていた。

 辺野古弾薬庫側から見ていて、2月下旬頃から同じ和船のグループが、海保の浮桟橋付近や米軍のレジャービーチ近くなどで潜水作業を行っていた。

 埋め立て工事に向けて海底の生物やサンゴの移植に向けた準備をしているのか、と考えてきたが、今日はK8護岸近くに集まっていたので、長島の近くからカヌーで接近し抗議した。

 所要があってカヌー2艇は午前中で行動を終えたが、残りの5艇と平和丸は午後も引き続き抗議行動を続けている。

 海水はまだ冷たいが、春の日差しを浴びながらカヌーを漕ぐのは気持ちがいい。

 ぜひ、カヌー練習に参加して多くの人に海に出てほしい。

 


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