海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

2012年5・15平和行進3日目

2012-05-14 14:02:35 | 米軍・自衛隊・基地問題

 2012年の5・15平和行進3日目は、宜野湾市役所駐車場に東・西・南の3コースが合流し、午前9時過ぎから出発式を行った。この日は北ウイングと南ウイングに分かれ、普天間基地を包囲する形で行進を行った。与那国島からも参加があり、自衛隊誘致断固反対!を訴えた。平和行進は1日目が1300人、2日目が1900人、3日目は2800人の参加(主催者発表)があり、参加者で埋まった駐車場はノボリや旗、ゼッケンで色鮮やかだった。

 午前9時35分に沖音響・日音響の歌に送られ、距離の長い南ウイングが先に出発。長田交差点から沖縄国際大学、普天間基地第2ゲート、真栄原交番、上大謝名、森川公園、真志喜(北)を通って県民大会が催される宜野湾海浜公園に向かった。

 北ウイングは午前10時に出発。宜野湾市役所から野嵩、普天間交差点、伊佐交差点、大山交差点、真志喜を通って宜野湾海浜公園に向かった。途中、普天間基地野嵩ゲート前では抗議のシュプレヒコールを行った。

 北ウイングの行進団は普天間三差路を左折して、キャンプ・フォスターを右手に見ながら進んだ。基地の金網の向こうでは工事が行われ、米軍の宿舎が新たに建設されていた。緑の芝生が広がる平屋の住宅の庭でバーベキューをしている米兵家族の姿が見られた地域だが、老朽化した住宅が壊されて新築工事が進んでいる。「思いやり予算」で快適な住居を建て、これから何十年も居座るということである。日本の財政危機が言われ、野田内閣によって消費税率引き上げが策されている一方で、米軍には手厚いサービスが施される。居心地がいい場所から米軍が離れるわけがないのだ。

 国道58号線に出ると右翼団体の妨害があったが、挑発に乗らずに整然と行進が行われた。途中、大山の普天間基地第1ゲート前の広場で休憩を取った。子どもをベビーカーに乗せて家族で参加している人もいて、午後12時40分頃、宜野湾海浜公園に到着した。

 

 


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