向島百花園
江戸時代の文化・文政期(1804~1830)に隅田川左岸の寺島村に、骨董商で財をなした佐原鞠塢が交友のあった江戸の文人・墨客の協力を得て2800坪の「花屋敷」を造園、当初は梅の木だけで「梅屋敷」と言われていましたが、その後、和漢の古典に詠まれる植物を集めて「春の七草」、「秋の七草」や「万葉集」に詠まれる草木を植え、四季を通して花が見ることが出来ることから「百花園」と呼ばれる様になりました。
現在は東京都の管理する庭園となっており、春夏秋冬に季節感を感じさせる樹木・花々が訪れる人を和ませます、また園内には芭蕉をはじめ29個の句碑、石柱があります。
私も自宅から近いこともあって年に数回訪れており、向島百花園ー白髭神社ー長命寺ー弘福禅寺ー牛嶋神社―浅草と隅田川左岸を歩くのが私のウォーキングコースです。
なお、この時期には「萩まつり」、「月見の会」、「虫ききの会」と江戸時代から続く伝統行事が開催されています。
この時期になると風情を凝らした門構えになる庭園入口
「秋」の風情
江戸時代の漢詩人大窪詩仏が書いた「東西南北客争来」と「春夏秋冬花不断」の木版
入口に飾られていました
園内は一周を回遊する様になっており通路には番号がふられています
園内に入るとススキが出迎え
桔梗 伊勢神宮に奉納されるという種籾 園内の所々にに句碑があります
園の開祖佐原氏の子孫が営む売店だそうです
福禄寿尊堂 ススキと萩
へびうり
瓢箪の棚
園内にある東屋で休憩中
柘榴の実が秋を感じさせる
紫色三彩
東京スカイツリーを背景にした萩のトンネル(胡枝花洞)
月見の準備