写真紀行

日々の風景と将来に残したい風景を求めて

中央ヨーロッパを歩く (2)ブダペスト市内観光

2013-06-15 20:55:36 | 写真紀行

ブダペスト市内観光

「ドナウの真珠」と呼ばれるハンガリーの首都ブダペストはローマ時代の遺跡が残るオーブダ(旧ブダ)と13世紀に王宮が建てられたブダ地区と、商業を中心に栄えたペスト地区がドナウ川によって分かれていましたが、1849年に10年をかけて完成した「セーチェニ公くさり橋」によって結ばれて名実共に統一されたブダペストとなりました、
第二次世界大戦の際にはブダ地区を占領したドイツ(ナチス)軍がドナウ川に架かる全ての橋を破壊して、ペスト地区に侵攻したソ連軍と対峙した歴史があります、橋はその後再建されました。
1987年に王宮地区とドナウ川沿いの建物、アンドラシーシ通りがユネスコの世界遺産に指定されました。

ツアーの集合時間は午前9時ですが昨夜の夕食がFRA-BUD間の機内食であった為か、午前6時にオープンしたホテルの朝食会場(ビュッフェスタイル)には多くの参加者の顔がありました、朝食のメニューも多く、特にデザートが充実していました。
今日と明日はこのホテルに2連泊。

                    
                皆さん好きな食べ物、飲み物をテーブルに運び、ゆったりと朝食、味は素朴でしたが新鮮です


午前9時にバスで市内観光に出発、今日は英雄広場、聖シュットヴァーン大聖堂、王宮地区、中央市場、国会議事堂を巡ります。

 
           
    ツアー参加者20名がホテルロビーに集合、特に女性が元気(?)、午前9時にバスに乗車です、ツアコンの高橋君、ガイドのエメスさんがお出迎え

英雄広場

    
            
           建国1000年を記念して造られたブダペスト最大の「英雄広場」、柱頭の上に大天使ガブリエルの像


            
           世界遺産アンドラシーシ通の突き当りに「英雄広場」があります、記念碑を囲むマーシャル族の6人の首長像を前に記念写真

聖イシュットバーン大聖堂
半世紀をかけて1905年に完成したネオルネサンス様式の教会、ブダペスト最大の規模だそうです。

           
               教会内部は写真撮影がOKでした
  
           
                                  重厚で荘厳な造りの教会の内部

                    
             正面中央に初代ハンガリー国王イシュトヴァーンが彫られていました、広角レンズだと足が長く撮れる(?) 


           
         ブダとチフス地区を最初に結んだ「セーチェニ公のくさり橋」                  橋のたもとにライオン像が鎮座していました

王宮の丘
世界遺産となっているブダ地区の丘には「ブダ王宮」、マーチャーシュ教会、漁夫の砦が集まっていて、そこから見たドナウ川の景観は素晴らしく、まさに「ドナウの真珠」と言われるのもうなずけました。


              
                       ブダ地区からペスト地区を望みます
     


           
            ペスト地区から見た「王宮の丘」                                   国会議事堂と対岸の王宮

               
           
                
                  ブダ王宮は14世紀に完成ハンガリー国王の居城となっていたが、戦災で破壊され、戦後再建されています
                  
     
     

            
         王宮の丘から見た国会議事堂                                    堂々としたセーチェニ公くさり橋が見えます                         
 

           

        
マーチャーシュ教会
1255~69年に建立された教会であったが、1541年にオスマン朝に占領されると教会はモスクに改修され、1686年にオスマン朝が撤退後にカトリック教会に戻るという歴史があります、また1867年にはこの教会で「シシー」の愛称で呼ばれるエリザベート王妃がオーストリア=ハンガリー二重帝国のハンガリー王妃として戴冠式をあげています。


            
              カラフルなモザイク模様の屋根が特色
 

             
                    教会内部、多くのステンドグラスがはめ込まれていました 

漁夫の砦
中世の城壁の上に築かれた7つの尖塔を持つネオロマネスク調の城壁、かってこの辺りに魚の市がたっていた事や、この地区を漁師組合が管理していたことからこの名がついたと言われている、ここからの眺めが素晴らしい。

           

 
           
        中央にみえるのが「マーチャーシュ教会」、その手前が「「漁師の砦」

中央市場
「王宮の丘」地区からドナウ川を渡り、再びペスト地区に戻りブダペスト最大の市場「中央市場」に向かいました、一階は食料品、二階が織物や陶器などのお土産品の店が並んでいます。


              
         土曜日と言うこともあり多くの人が買い物に来ていました                      トイレは有料150Ft(60円)
      

            
           ここでパプリカを買いました                                   さすが農業国、野菜・果物が豊富

              
                                                                添乗員のT君、ガイドのエメスさん達と  

昼食タイム(Marvanymenyasszony Etterem)

                   
                                                                     屋外のテーブルです

             
                     グヤーシュ(ハンガリー料理を代表するパプリカと野菜、牛肉の煮込みスープ)、サラダ

            
       デザートはチョコとホイップクリーム             飲み物は赤ワイン

国会議事堂
1902年に7年をかけて完成した金箔が多く使われたネオゴシック調の壮麗な建築物でした、前もって予約をしておけば見学は可能ですが、セキュリティーチェックは厳しく行われます。
私はまだ日本の国会議事堂に入った事がありません。



             
                                     議事堂内でガイドから説明を受けました

           
      現在、外壁と建物周辺が工事中でした                                  

           
      議事堂の表側です、裏側はドナウ川に面しています、内部には691室の部屋があるそうです      正面玄関に並ぶライオン像
                                                                

            
      見学は順番待ち、手前の兵隊さんの指示を待ちます                           正面玄関

       
       見学者専用の通用口から入ります、入るとセキュリティチェックがあります                    赤じゅうたん敷いた内部


        
                        議会内部、金箔が随所に張られおり絢爛豪華
 

国会議事堂見学の後、まだ時間に余裕があり再度ブダ地区に渡って町の全景が見渡せるゲッレールトの丘にバスで登りました。

               
                   ドナウ川と両岸の町が夕方近くの柔らかな陽の光の中にありました



           
      高級住宅地を抜けると丘です                                     セーチェニ公くさり橋と国会議事堂のドームが見えます

           
              一際大きさが目立つ王宮                                       おまけ


ゲッレールトの丘からの眺望を堪能してからホテルに戻りましたが時間はまだ午後4時、夕食時間に早かった為、ホテルから歩いて数分の西駅を見に出かけました。
ブダペストには東、西、南駅がありますが、国際列車の発着が多いのが東と西駅。
日本と違い駅には改札が無く、乗客は切符を買って自由に列車に乗り降りが出来るシステム、車内での検札で切符を確認するそうです、無賃乗車やキセルが可能な様に見えますが、見つかった場合は高額なペナルティが課されるとか。


         

    
    

   

夕食の後でツアー参加者の自己紹介が行われました、皆さん海外旅行の豊富な経験者、関東からの参加者が多かったのですが札幌、山形から参加した人もいます。

             
    夕食の一部(他のメニューは写真撮り忘れ)           添乗員高橋君の司会で皆さんが自己紹介


今日はこれからドナウ川の夜景クルージングです、午後9時にホテルロビーに集合してバスで船着き場へ、この後クルージング船に乗船してマルギット橋をまでナウ川を往復しました、約1時間の船旅でした。


     
  
ホテルロビーに集合                                        クルージング船乗り場

        
        
 王宮                                                        セーチェニ公くさり橋と王宮
 

             
                             
 国会議事堂前を航行

        


        
          
セーチェニ公のくさり橋                                        エルジェーベート橋
       


        
               
マルギット橋

        

    夜景クルージングを堪能した後、バスでホテルに戻りました。

  

  

 




                                   

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3 コメント

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気温は (奈)
2013-06-16 16:06:53
皆さんの服装から判断して日本の連休頃の温度ですか。ツアーの初日は天気は良いようですね。
カメラは数台を持って行かれたのですか。
私はドイツ以北は行っていないのですが綺麗な街ですね。
中欧の旅 (attaboy)
2013-06-16 21:02:52
(奈)さん コメントありがとうございます。
我々が行く前の週までは好天で気温が20℃以上あったそうでしたが、ハンガリーに着いた時の気温は15℃でした、その後も天候が安定せずオーストリア、スロバキア、チェコ、ドイツでも20℃までは上がらなかった様です。
懐かしい (リチャード)
2013-06-18 23:06:34
私が行ったのは2000年8月の中欧3カ国8日間のツアーでした。 懐かしいです。 私の時は関空発のマレブ航空のチャーター便でしたがトラブルで1日遅れの出発で旅行期間も短くなってしまいました。
ヨーロッパの建物は絵になります。
私も 時間があれば駅に行くのが好きでした。
私の時より日程も内容も豊富そうでいいですね。
自己紹介はいいですね。早く打ち解けられて。私は過去に経験ないですが、いいですね

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