荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

岡倉天心記念公園に秋来たる。

2017年09月29日 | 散文
谷中の路地に小さな公園があります。


周りを民家に囲まれた、谷中の異空間です。








ここは東京美術学校(現・東京藝術大学)の設立にかかわり、日本美術院を創設した岡倉天心の旧居跡ですが、余り知られていないのか、皆さん興味が無いのか余り人が来ません。


春になったら、私の観桜の穴場です。
ここに来ると、いつも空を見上げます。


空から舞い降りて来るものがあります。
地上に降りました。






公園の奥に六角堂があります。


中には金ぴかの天心像が鎮座しています。

このれと同じ像が東京藝大のキャンパスにもあります。
というか、これ以外の天心像を見た事が無いので、彼の唯一の像かも知れません。

公園に秋の木漏れ日が射します。


秋の到来です。









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阪神2軍監督掛布が更迭される?

2017年09月29日 | 散文
阪神タイガースの2軍監督掛布氏が退任すると聞いてその動向を注目していました。

彼の現役時代の安芸キャンプで、たまたま同じ宿舎に泊まる事ができました。
江川とのトレードで小林が巨人から移籍した年です。

夕食の後皆が寛いでいる中を、たった一人バットを持って宿舎の玄関を出ていく彼を見つけた私は後をついて行きました。
黙々と素振りする彼の数メートル離れた所で、彼の吐く息とスイングの音をじっと聞いていました。
彼も私の存在に気付いていましたが、お互いに何も言わないで、薄明りの中で二人の時間を過ごした貴重な思い出があります。

その年初めてホームランと打点の二冠を取ったのです。
私は仕事等でピンチになった時には、必ず彼の努力する姿を思い出して頑張ったものです。

引退する時にゴタゴタあって、随分時間が経って、久し振りに球団に復帰しました。
しかも現役時代の背番号31番で、ファームの監督としての復帰です。
これで球団とのわだかまりも解消したのだろうと思っていました。
大喜びで、安芸のキャンプを訪問しました。
若手の育成に熱心で、過去にない多くの選手を1軍に送り出していて、その手腕を高く買っていた次第です。
安芸キャンプでも彼の姿を追っていました。

そのキャンプで見た掛布の姿です。

スイッチヒッターの完成を図る大和選手は、2軍で左打ちに専念しています。

彼の守備は内外野ともピカイチなので、このキャンプでバッティングを向上させて、レギュラー奪回を賭けています。

私の見学の目的の一人です。


掛布監督の指導にも熱が入ります。






とうとう掛布監督がバットを振りはじめました。


タイガースが戦後唯一日本一になった時の4番打者です。




突然場内放送が流れました。
「観客の皆様にお知らせいたします。掛布監督がカードを配布致します。ご希望の方は、バックネット裏の観客席にお並び下さい」

当然、掛布監督のカードを貰いに並びます。
やっぱり人気者です。


手配りして、一人ひとり握手をしています。
周辺がざわめいています。


逆光でもあってか、31番が眩しいです。


で、貰ったもの。
カードと観光特使の名刺です。

カードには、ウエスタンリーグの日程が書かれています。

そして、カードの裏は!?
サイン入りの、彼が全盛期の姿です。

子供のようですが、嬉しいです。

こんな思い出があります。

ファンを大事にした人です。
選手にも人望があったようです。
熱心に指導して貰って、多くの選手を1軍に送り出して貰った監督を胴上げをしようとした2軍選手の要請を断っての退団らしいです。
これで2回目のギクシャクしての退団です。

・・・結局、阪神球団との相性が悪い運命なのかなあ・・・。
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