お湯の国 日本

美しい日本の温泉地中心の旅記録(おんせん鑑定士:監修) 【記事・映像は著作権、人権保護法等により無断使用を禁じます】

山歩きで楽しむ本物の温泉 (石川理夫著)

2023年01月28日 |  ♨温泉力情報発信

 名著再読山あるきで楽しむ 本物の温泉 』(石川理夫 著:アテネ書房)

 温泉評論家石川理夫氏の名著。石川氏はT大時代ワンダーフォーゲル部と聞いて
 いる。その氏が渾身をかけて著述したのが今から20年前の 2002年発売のこの本
 である。古き?良き時代の製本一部カラー、白黒で、
紙質も良いので綺麗な映像
 の本で、山好き、温泉好きには堪らない内容。今回、温友飯出氏「温泉百名山」
 の発売を機に再読した。記載された温泉は夢の様な風情で綴られている。名著だ。


 記録:2002年の発売なので、書店にあるかは疑問だが、アマゾンなどで1000円
    位で手に入る。(2002年12月1日発売:定価1800円 株式会社アテネ書房)

 参照#①温泉評論家 石川理夫飯出敏夫著「温泉百名山  ③筆者選定「100

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温泉百名山 ( 飯出敏夫 著 )

2023年01月18日 |  ♨温泉力情報発信

温泉と山を愛する者にとっては、温泉と山を同時に著述した本は垂涎の書物だろう。
日本百名山(深田久弥著)を全て登破した飯出敏夫氏は一念発起で自らの温泉観察
を元に百座の名峰を選定した『温泉百名山』を発刊。山と温泉を愛した一冊である。
  
「温泉百名山」を取り上げたFⅯ東京番組に出演のホラン千秋(左)と飯出敏夫氏(右)。
番組は「アポロ・ステーションⅮrive Ⅾiscovery PRESS」1月8日・15日全国放送。

飯出敏夫:温泉紀行ライター、温コレ主宰、温泉達人会代表、日本旅のペンクラブ理事
温泉百名山:飯出敏夫著、集英社、全223頁、定価2,420円、電子書籍1月27日販売開始
参照#① 温泉百名山」集英社紹介サイト   ② 筆者が辿った「日本百名山」の雄姿
   ③最近発売された人気温泉本「一生に一度はいきたい温泉100選(石川理夫著)」

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らぢうむ猫(二股らぢうむ温泉)

2023年01月10日 |  ♨温泉力情報発信

画像リニュアル再掲:二股らぢうむ温泉で遭遇天然記念物猫の置物

(過去の記録:2006.10.11)
二股らぢうむ温泉の玄関に何気に置かれた置物。ふつうの招き猫?
いや、これは世にも珍しい湯の華で創られた置物。この大きさまで
成長する湯の華はザラにはない。珍しい一方天然記念物級が加工さ
れる事に悲しみを覚える。ズシリと重いこの置物は心の重さも現す。
北海道の天然記念物はこの様に加工・展示されてはいけないのでは

参照北海道、ドーム状温泉析出物で有名な二股らぢうむ温泉

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一生に一度は行きたい温泉100選 (石川理夫 著)

2022年09月28日 |  ♨温泉力情報発信

 本日発売一生に一度は行きたい温泉100』(石川理夫著:宝島社ムック)
        ※画像は校正前のもので「甲子温泉郷」は「甲子温泉」が正しい
        ※表紙映像は新潟県妙高の雲海を見下ろ赤倉観光ホテル露天風呂

 温泉評論家石川理夫氏待望の一冊が発売予定。『本物の名湯ベスト100』(講談社
 現代新書)、
に次ぐ温泉『ベスト100』物の刊行。日本で唯一の温泉評論家石川
 理夫氏の愛蔵版
とも言える作品。表題が全てを物語るので内容の詳細は割愛する。

 所感:私たちは、住む場所も、嗜好も異なる、百人百色だ。そんな、私たちに
    抜群の知識、卓越した観察力、豊富な湯体験の石川理夫が惜し気も無く
    自身の温泉宝箱を披露する。私たちはこの本を片手に更なる深みに至る。

 発売:2022年9月28日  販売全国書店、コンビニ、アマゾン他  定価900

 参照#①温泉評論家 石川理夫 芸術&温泉文学 探訪紀行  ③筆者認定「100

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御宿温泉閣 おもてなし御膳

2022年08月21日 |  ♨温泉力情報発信

   御宿 温泉閣 おもてなし御膳      大分県(別府)温泉 探査紀行 2022.06.05】
                     
   別府(鉄輪)温泉最後の夜は、御宿温泉閣ご亭主が作ったおもてなし御膳であった。
   ご亭主にいちいち料理を聴けない、朝から電動自転車で市場を巡り、今日の具材を集
   めたそうだ。暫くしてもう一膳運ばれて、ご亭主も輪になり、温泉談義で盛りあがる。

   料理:刺身、天婦羅(映像外)、地獄蒸し、煮物そしてビール・酎ハイ缶の差し入れ。

   
      鉄輪名物:地獄蒸         ⇧ #温泉閣特性プリン「かなえちゃん」
 
  参照
#①日本列島港町 海の幸探訪 紀行  ②大分県(別府)温泉探査 紀行

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臼杵 魚御膳 ( 俵屋旅館:鷺來ヶ迫温泉)

2022年08月13日 |  ♨温泉力情報発信

   臼杵魚御膳(俵屋旅館)  【大分県(別府)温泉 探査紀行 2022.06.04

   温泉に入った後は親しい友との夕餉の語らい。旅はそんな楽しみもある。
   鷺來ヶ迫温泉を探し、手配してくれた泉友に感謝しながら、酒とお茶(一
   人は酒が余り進まない)そして、今日もこの臼杵ならではの地元魚料理

   味覚:魚膳の内訳は以下の通り、どれが刺身、焼魚、煮付けか・・・酩酊
      アカアシエビ、鯵、イトヨリ、カマス、カツオ、鯛、ワタリガニ
    
   参照#①大分県(別府)温泉探査 紀行 ②日本列島港町 海の幸 探訪紀行

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鷺ヶ来迫温泉源泉「さぎ湯」

2022年08月10日 |  ♨温泉力情報発信

    鷺ヶ来迫温泉 俵屋(大分県臼杵市)   【大分県(別府)温泉 探査紀行 2022.06.04】
                                 
 大分県の秘湯宿の源泉湯壺。薬湯・霊湯として地域に浸透して来た温泉宿。別府温泉
 の強烈さは無いが、飲泉と冷浴で心身の健康を保つという温泉の持つ自然治癒力を利
 用してきた鷺ヶ来迫温泉。霊泉に臼杵藩主も浸かったかも知れないと思うと暫し沐浴。
 【Data】 含食塩-重炭酸土類泉   22℃ ph6.0   源泉鷺ヶ來迫温泉(白鷺湯)
      ※この湯壺は、向かいにある加温湯船と併用すると,身体が治まる。

 薬湯 # 筆者がこれまで体験した、主な冷鉱泉の薬湯・霊泉
    ①鹿塩温泉 山塩館(長野県)  ②奥蓼科温泉 渋御殿湯(長野県)
    ③志太温泉 潮生館(静岡県)  ④寒の地獄温泉 寒の地獄旅館(大分県)
    ⑤来迫温泉俵屋(大分県)

 参照大分県(別府)温泉探査 紀行

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川根温泉メタンガス発電施設(島田市)

2019年10月03日 |  ♨温泉力情報発信

                       【静岡県温泉探査・静岡中央 2019.5.25】
温泉施設での再生可能エネルギーの代表的なものが温泉熱を利用した発電である。川根温泉
は温泉こそ高温でないが、多くの温泉施設で嫌われているメタンガスが多量に含まれており、
それを逆手にとりメタンガスを燃焼させることで大気拡散防止及び発電という相乗効果を図
り、見事に両立させた。発電されたエネルギーは隣接「川根温泉ホテル」の使用電力をカバー

参照#①自前の温泉資源を利用した別府温泉杉乃井ホテル地熱発電所
   ②八丁原山中に温泉熱源を利用した大分県の八丁原地熱発電所
   ③高温泉(105℃) を利用した長崎県小浜温泉バイナリー発電所
   ④カルデラ温泉郷にある北海道渡島半島の濁川温泉地熱発電所

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島田田代温泉源泉井戸・貯湯槽 (島田市)

2019年09月23日 |  ♨温泉力情報発信

             【静岡県温泉探査・島田市島田田代温泉 2019.5.25
静岡県島田市は静岡県の中部、大井川河岸の宿場町として発展した街。従って温泉
施設はそんなにない。そんな中、第二東名高速道の工事で出た残渣・保証金などで
地域還元の為に温泉を掘り、管理するのがこの施設である。現場責任者が案内した。

参考:島田と言えば「文金高島田」「島田髷」、江戸時代は「島田宿」で有名である。
   
  ( 版画で観る島田宿    歌川広重作:東海道五十三次 島田宿 )

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志太温泉源泉井戸 (藤枝市)

2019年09月17日 |  ♨温泉力情報発信

                       【静岡県温泉探査・藤枝市 2019.5.25】
志太温泉の源泉井戸は旅館敷地内にあった。旅館名は「潮生館」といういわれ通り、源泉は
メタンガスを大量に伴う強塩泉である。映像の通り開口的な井戸はメタンガスの滞留を防
ぐためのもの。当然周辺は火気厳禁。その昔このメタンガスを集めて炊事に使用したとか。

【DATA】食塩泉(冷鉱泉・強塩泉) 19.1℃   pH7.4  源泉:志太元湯(志太1号)自然湧出

参照志太温泉と同様に冷鉱泉強塩泉の源泉を保有している長野県の鹿塩温泉 山塩館

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仰空楼(筥湯:修善寺温泉)

2019年08月17日 |  ♨温泉力情報発信

                 (静岡県温泉探査・修善寺温泉編 2019.5.24)
修善寺温泉の共同浴場に併設する「仰空楼(ぎょうくうろう)。高さ12mの望楼である。
修善寺の街並みを一望できる。 共同浴場、修善寺のシンボルとしての存在感がある。
最初に望楼を観た時、共同浴場を大切にしている温泉地の心根を感じたものである。

参照#①修善寺温泉筥湯」の湯殿景観 ②同様の浴場景観  草津温泉「白幡の湯」

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下風呂温泉源泉井戸 (大湯)

2019年06月25日 |  ♨温泉力情報発信

源泉井戸を直に覗き込むことはなかなか難しい。殆どの源泉がポンプで揚力されている。
下風呂温泉郷の大湯共同浴場のそばに大湯源泉一号の井戸がある。勿論自然湧出。旅館
組合・財産区が大事に管理している。覆いを外すとご覧の様に観察できる。地球の贈物。

計画:源泉の側に共同浴場があり温泉を村民に提供している現在の仕組みが根本的に変
   わるかも知れない。来年、風間浦村ではこの源泉を活用して温泉センター(仮称)
   を建築予定である。しかももう一つの源泉&共同浴場を一カ所に集約すると決定。

疑問:村には「桑畑ゆんゆん」という、もう一カ所公設共同浴場がある。1,782人
   人口予算規模の自治体が公設浴場を二カ所も抱える愚政を何故容認するのだろう。
   10年後には人口が半減する。しかも、両設備維持費は益々増えると推測。そして
   何よりも大事な源泉隣接の二つの共同浴場(大湯・新湯)が失われる。深い嘆きだ。

考察:新聞報道によると旧下風呂小学校跡地で地熱発電の掘削調査が開始されたという。
   下風呂温泉大湯、新湯、浜湯3つの自然湧出源泉を地元旅館が分け合って細々
   営業してきた。つまり、湯量が少ないのである。それを熱源にするという発想が
   もはや温泉郷として成り立つ自分たち温泉集落の価値・存在を否定していること。

問題風間浦村二つの過ちを犯そうとしている。一つは、原発資金頼みの新温泉館建
   設で湯治場として成り立ってきた下風呂温泉の歴史・景観を破壊し、将来、財政
   難を招
こうとしている。もう一つはこれもエネルギー関連資金補助金で行われる
   地熱発電を誘致温泉資源(熱源)そのものの存在を危うくする。補助金頼み行政。

参照#①大湯共同浴場  ②新湯共同浴場  ③桑畑ゆんゆん  ④共同浴場中心の温泉街景観

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地場野菜販売(辰頭温泉)

2018年08月11日 |  ♨温泉力情報発信

植木温泉周辺のふだん着の温泉を早朝訪ねて気が付いた事がある。それはそれぞれ
地場野菜が販売されていることだ。過疎化、コンビニもなし、民家も疎ら・・・そんな
里では公衆浴場健康と癒しと交流の場で、貴重な新鮮野菜・果物入手の場なのだ。

参照温泉街の湯治客用の地場産直だと「名物朝市」(肘折温泉)になる 

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「温コレカフェ」開催ご案内 (神田神保町)

2018年07月13日 |  ♨温泉力情報発信

速報:温泉関連情報(温泉イベント} 石川理夫著「温泉の日本史」出版記念≫

映像:筆者の温泉仲間 温泉達人:飯出敏夫氏(左)温泉評論家:石川理夫氏(右)

温泉評論家:石川理夫氏が先月「温泉の日本史」を出版したことを記念して
温泉達人:飯出敏夫氏が主宰する『温泉達人・飯出敏夫が、温泉にまつわる
ディープな魅力をお伝えするイベント温コレカフェ」!』で出版記念トー
クセミナーが開催される。温泉巨匠二人のコラボレーションがカルチャーの
の街神田神保町で開催されることは、筆者にとっても嬉しいイベントである。

概要:【第3回 温コレカフェ】「『温泉の日本史』出版記念トークセミナー」

    ◎日時:2018年9月1日 土曜日 (受付開始13:10~)
     ・トークセミナー13:30~15:00 
     ・懇親会       15:15~16:45 

    ◎場所:EDITORY神保町(エディトリージンボウチョウ)
       (神保町駅 A4出口より徒歩1分/東京都千代田区神田神保町2-12-3
      安富ビル2階 イベントラウンジ)
結果開催日当日は定員を上回る60名の温泉関係者が参集し大盛況裡に終了

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温泉の日本史(石川理夫著: 中公新書)

2018年06月21日 |  ♨温泉力情報発信

≪ 本日発売:温泉関連情報  温泉の日本史(石川理夫著:中公新書)≫ 
                    記紀の古湯、武将の隠し湯、温泉番付

温泉評論家石川理夫氏待望の一冊が発売された。『温泉の平和と戦争』(彩流社)
『本物の名湯ベスト100』(講談社現代新書)、に次ぐ温泉本三部作目。著者の目指す
桃源郷である温泉の彼方のアジール漸く全貌を現わしたといっていいだろう。

内容:神の湯と神聖視された古代から、天下泰平で花開いた江戸期の入浴文化、
   そして近現代の発展まで。エピソード豊かに綴る通史。・・温泉の歴史を
   紐解いてくれる著者の、一貫した温泉に対する想いを読解く事が出来る。

販売:アマゾンは勿論、中央公論社(中公新書)版なので、全国の書店で勿論
   入手可能。店頭にない場合は、店員にお取り寄せ注文するなどされたい。

記録:新刊発行日 2018年6月21日、新書判、272頁、定価880円(税込950円)
    
ISBNコードISBN978ー4-12ー102494-7
参照本物の名湯ベスト100』(講談社現代新書)紹介blog

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